逃げたくなるほど辛い一級サスペンスドラマ!クレア・デインズの演技力とスリリングな展開、濃い目の人間ドラマがレベル高すぎ
この記事は当ブログの[【Huluのオススメ海外ドラマ】病むけど沼るハード系ドラマ6選]でもご紹介した、過激すぎてお疲れ度マックスになるドラマ「HOMELAND/ホームランド」シーズン1、ネタバレ無しの感想です。
双極性障害を患うキャリー役のクレア・デインズの熱演が話題にもなったサスペンスシリーズだよ。
「HOMELAND/ホームランド」シーズン1概要
タイトル | HOMELAND/ホームランド シーズン1 |
---|---|
製作年 | 2011年 |
製作国 | アメリカ |
ジャンル | サスペンス,クライム,ドラマ |
スタッフ | 【製作総指揮】ハワード・ゴードン/アレックス・ガンサ |
キャスト | クレア・デインズ /ダミアン・ルイス /マンディ・パティンキン /モリーナ・バッカリン |
あらすじ | 彼女だけが追う真実――。彼は“脅威(テロリスト)”か“英雄(ヒーロー)”か? 「24 -TWENTY FOUR-」の製作陣が再び仕掛けるタブーに切り込むセンセーショナルな超大型サスペンス! ここまで描いてよいのか!? イラク赴任中に行方不明となっていたアメリカ海兵隊の軍曹ニコラス・ブロディが、8年ぶりに英雄として帰還を果たす。だが1人のCIAエージェント、キャリー・マティソンだけがある情報から彼がアルカイダに捕虜として捕らわれている間、洗脳されてテロリストに寝返った人物だと確信する。不可思議な言動を繰り返すブロディと、彼の正体を暴くことに異常な執念を燃やすキャリー。果たして、ブロディは世間の目を欺く国家の脅威なのか・・・!?【20世紀スタジオ公式サイトより引用】 |
↓予告編
感想・内容振り返り
全てが真剣だと伝わって来る作品
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ぶっちゃけ、この「HOMELAND/ホームランド」は、私の中では相当な覚悟を持って観ないといけないシリーズでした。大袈裟かもしれんけど。
他にもリタイアするほど、めちゃくちゃグロイとかエゲツナイ内容の作品ってあると思うんですよ。
でもこの「HOMELAND/ホームランド」は、架空の世界でもなくリアルな世界のリアルな情勢が盛り沢山な内容で、全然エンタメとして受け取れない。
置かれてる立場も国も違うけど、妙に身近に感じられる瞬間があってメンタル削るような感じに。
この内容でよく製作続けられたな~。
日本でも爆発的ヒットをしたドラマ「24 -TWENTY FOUR-」の製作陣が集結したそうで、それも納得の怒涛の展開でした。
まだ言うても「24 -TWENTY FOUR-」のジャック・バウアーは国のヒーロー感があったじゃないですか?
不死身というかある意味安心して観ていられる感じ。
だけどこっちはそうじゃない。
ホントもう嫌になるくらい、救いようがないというか人間クサイのなんの。
こっちの方がリアルでハード。
オバマ 元大統領も「HOMELAND/ホームランド」のファンだったとか?
国を引っ張るリーダーがどんな気持ち、視点でこのドラマを観てたんでしょうね。
規模も内容も「本気」を感じるクオリティで、海外ドラマは凄いなって改めて感じましたよ。
予測不可能で不安定なキャリーから目が離せない
主人公はCIAのキャリー(クレア・デインズ )。
自ら得た情報を元に帰還兵ブロディ(ダミアン・ルイス)をテロリストとして独自に監視してたんですが、彼女の熱演が見事!
「ターミネーター3」のヒロインで出てた時は、なんだかなぁ~ってあまり好きになれなかったんですが、そういう好みがどうとか言う作品ではなかったので、素直に彼女の仕事っぷりをハラハラと見守っていく感じでした。
双極性障害を患う彼女は素人から見ても気分の波が激しくって、熱心に仕事に取り組めば取り組むほど、興奮して暴走して壊れてしまうんじゃないかとヒヤヒヤしましたね。
双極性障害は、躁状態とうつ状態をくりかえす病気です。躁状態とうつ状態は両極端な状態です。その極端な状態をいったりきたりするのが双極性障害。【こころの情報サイトより引用】
というかすでに壊れてたけど、まだあと少し耐えられるよってギリギリのところだったよね。
自分でシッカリ調べて信念を持ってテロを防ごうと奮起してるんですが、上司からはあまり相手にされずどちらかと言えば煙たがられてしまってました。
でも決して諦めず少ない味方に助けてもらって頑張ってたんです。
トントンと進むようで最後の一段がうまく登れない感じに「キィー!」っとなりながら、良い意味でイライラして観れましたよ(笑)
キャリーを支える人たちも魅力的
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もちろんキャリー以外にも、魅力的なキャラクターが多いのもこのドラマの良さ。
シーズンごとに目立つ人物は登場するものの、シリーズ通してキャリーの支えになる人は複数人存在しています。
その中でもキャリーの指導者であり理解者でもあるソール・ベレンソンの存在は大きかったですね。
ソールの温厚な人柄に何度ホッコリしたことでしょう。
冗談を言う面白いオヤジではないけど、キャリーがどれだけ取り乱しても感情で抑え込もうとせず関わってくれるし、見捨てることはなかったんです。
衝突もあったけど、嫌いになれないキャラクターのひとりでした。
ちなみに、ソールを演じたマンディ・パティンキンと言えばドラマ「クリミナル・マインド/FBI vs. 異常犯罪」のジェイソン・ギデオン役をシーズン3で降板した話しが有名。
この降板理由が「クリミナル・マインドの事件があまりにも猟奇的すぎて耐えられなかった!」的なことだと言われてますが、ある意味「HOMELAND/ホームランド」もそれに匹敵するくらい濃かったのでは?と思います。
他にもキャリーにバシバシこき使われていたマックス(モーリー・スターリング)や、シーズン2以降活躍の工作員のピーター・クイン(ルパート・フレンド )とかお気に入り。
英雄なのかテロリストなのか
8年間行方不明になっていた海兵隊軍曹のブロディは、米軍によって救出され英雄扱いされマスコミからも注目を浴びる存在に。
その一言は嘘なのか真実なのか!?
どちらともとれる絶妙なセリフ(言い訳、説明)が所々あるんですよね。
キャリーは自ら得た情報から英雄扱いされているブロディを、アルカイダに転向した捕虜と目をつけ上司にも無許可で、彼の自宅に監視カメラを設置し24時間監視してたんですよね。
もちろん全てが丸見え状態なもんだから、見たらいけないところまで見ちゃうんです。
8年も不在だった彼の家には妻、娘、息子が暮らしているんですが、ブロディは死んだものと思い生きていた家族にしたら受け入れるのは大変。
しかも妻・ジェシカ(「デッドプール 」のヒロイン役で活躍のモリーナ・バッカリン)にはすでに恋人(ブロディの友人でマット・デイモン似)もいたんです。まるで昼ドラ!
彼女、頻繁にヌイーデ・バッカリン(脱いでばっかり)でしたが、突然生きて帰宅した旦那を受け入れようと頑張っていましたよ。
なんと!モリーナ・バッカリンが2024年東京コミコンに登場!あとクレア・デインズの旦那様ヒュー・ダンシー (「ハンニバル」ウィル役)も!
そしてブロディだけじゃなく、彼を8年間監禁していたテロリスト、アブ・ナジールの行方やテロ計画等分からない事だらけ。
誰がどのように繋がっていてどのような意味があるのか。
複雑ながらも丁寧に、ひとつひとつ道筋があって綺麗にまとめてる印象はありました。
個人の大切なものは離れていく現実
これから起こるかもしれないテロを防ごうと、自らブロディに接触して探ろうとするキャリーの心の動きには正直驚きましたね。
その展開はあまり頭になかったので、彼女の複雑な心の揺れや息苦しさ等が、病気に大きく影響しているのも痛々しかった。
あぁ彼女も一人の女性だったんだなと。
こういう仕事って見てる分にはカッコイイですが、ホントに犠牲にするものが多すぎて大きすぎて耐え難いですよね。
家庭持ちだったりすると更に厳しいですし、子どもの成長にもパートナーの変化にも気づけず段々と心が離れていくのが目に見えて分かってセツナイ。
仕事への誇りはあっても、収入が良かったとしても、目の前の家族(自分達)との時間を優先してくれない(できない)という現実にやりきれない気持ちになりますよ。
特に最後の2話はキャリーとブロディの動向から目が離せなくなりました。
テロリストも善良な市民も人を愛し家族を持ち仲間も大切にしと、誰もが同じ人間なんだけどうまくいかないものですね。
だけど人の心を良くも悪くも動かすのも、人への愛情だったり存在だったり。
もはや顔芸の域
シーズン1だけでも、キャリーのパニックになって力む表情(顔芸の域)を何度見せられたことでしょう。
1回のインパクトが強すぎて回数よりも脳に刷り込まれてます。
主治医はキャリーの姉ってこともあり、余計に感情がモロ出しになるのか!?
切り取ってキャリーの表情だけ見たら笑ってしまうんですが、本編だったら全く笑えないんですよね。
真剣すぎて。
キャリーの仕事への熱意(執着)もだけど、それを体現するクレア・デインズの演技がスゲー!!って思ったのが、このシーズン1の第11話のラスト。
↓流れを知って観てたら一緒に息苦しくなるくらい
尋常じゃない気持ちの高ぶりとか、今にも壊れてバラバラになってしまいそうな、キャリーのギリギリの感じがバシバシ伝わって来るんですよね。
や、本当にね、作品のジャケットとかサムネとか、この表情でもいいんじゃないかってくらいでした(笑)オイ
普段海外ドラマを観ない人は、描写も内容もハードに感じやすいと思います。
子ども向けじゃないし家族で観るような内容でもないし。
だけどこんな攻めた作品も海外では展開できるんだなぁ~と、そこに本気も感じるんですよね。
海外情勢に疎い私ですが、人間ドラマとしてキャリーの動きを追ってみたくなるんです。
彼女の病はスパッと治るものではないけど、都度変わる任務をこなすうちに変化や成長もあって。
実際はかなりツライエピソードもあるんですが、シーズン2以降も面白いのでオススメですよ!
「HOMELAND/ホームランド」はどこで観れる?
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※Huluでの配信は【12月21日まで】の表記あり(2024年11月24日時点)
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