こんにちは!パー子です。
Disney+のドラマ「グッド・アメリカン・ファミリー」、毎週ドキドキしながら観ていました。
特に、あの「ナタリア・グレース事件」の裏側にいたクリスティン・バーネットという女性に、私、すごく興味が湧いたんです。「一体この人って、どんな人なんだろう?」って、思いませんでした?
私も同じように色々と調べてみたのですが、そこで見えてきたのは、まるで「二人のクリスティン」がいるかのような、本当に衝撃的な事実でした。
彼女自身が書いた本の中で描かれている理想の姿と、「ナタリア・グレース事件」で明らかになった現実の姿が、あまりにもかけ離れているんです。

今回は、このクリスティンの「二つの顔」に隠されたギャップと、彼女の本当の姿について、深掘っていきたいと思います!
まるで天使!本で描かれた「理想のママ」クリスティン
まずは、クリスティン・バーネットが自身の著書『ぼくは数式で宇宙の美しさを伝えたい 』の中で描いている彼女自身の姿から見ていきましょう。
この本を読むと、「こんなお母さんがいるなんて!」って感動してしまうほど、本当に素晴らしい女性として描かれているんです。
本の中心は、自閉症の息子ジェイコブを育てる物語。

ジェイコブについては、[天才息子ジェイコブ・バーネット視点で「ナタリア・グレース事件」を探る!]で深掘りしているので、ぜひそちらも読んでみてくださいね。
これまでも触れて来ましたが、ジェイコブが2歳で自閉症と診断された時、専門家からは「16歳で靴紐を結べたら幸運」とまで言われたそうなんです。
しかし、クリスティンは決して息子の可能性を諦めませんでした。
- 感動:親子の深い愛情や、才能が開花していく様子、そして困難を乗り越える姿に心が震えたという声がたくさん
- 勇気: 子育てや教育に対する考え方が変わって、新しい一歩を踏み出す勇気をもらったという声も
- 共感: 自閉症のお子さんを持つ親御さんだけでなく、すべての子育て中の親に響いたようです
- 希望: 人間の可能性って無限大なんだ!と改めて感じさせられたそう
- 学び: 自閉症への理解が深まり、教育について深く考えるきっかけになった人もいたとか
項目 | 内容 |
---|---|
出版社 | KADOKAWA |
発売日 | 2018/9/22 |
言語 | 日本語 |
文庫 | 416ページ |
ISBN-10 | 4041071887 |
ISBN-13 | 978-4041071885 |
寸法 | 10.6 x 1.6 x 15 cm |
著者 | ●クリスティン・バーネット:アメリカ・インディアナ州在住。1996年に地元向けの保育所「エイコーン・ヒル・アカデミー」を立ち上げた。現在は自閉症及び特別な支援が必要な子どもとその家族のためのコミュニティ・センター「ジェイコブズ・プレイス」を夫マイケルとともに運営している。 |
翻訳者 | ●永峯 涼:上智大学外国語学部卒。訳書に、『ザ・クオンツ』『アルゴリズムが世界を支配する』『ぼくは数式で宇宙の美しさを伝えたい』(以上、角川書店)、『セクシーに生きる』(プレジデント社)、『ロバート・パーカーが選ぶ[最新版]世界の極上ワイン』(共訳・河出書房新社)などがある。 |
↓ ↓ ↓
ジェイコブの才能を信じ抜く「とことん献身的な母親」
クリスティンは、まさに愛情深く、力強い味方。
学校の教育がジェイコブに合わないと感じると、彼女は迷わず退学させ、家で独自の教育を始めました。ジェイコブが物理学や数学、天文学に夢中なのを見ると、その才能をどんどん伸ばしていったんです。
その結果、なんとジェイコブは9歳で大学に入学し、後にノーベル賞候補になり得る理論に取り組むまでになったというから、本当に驚きですよね。

彼女は、子どもたち一人ひとりの「好き」を大切にする子育てを実践していたようです。同じ親として、好きを伸ばしてあげるって素晴らしいなと思います。
どんな困難も乗り越える「負けない心」の持ち主
クリスティンの人生は、決して楽な道のりではありませんでした。
ジェイコブの自閉症だけでなく、彼女自身も難病(ループス/全身性エリテマトーデス)と診断されたり、もう一人の息子ウェスリーも重い病気(反射性交感神経性ジストロフィー(RSD))を抱えたり。
さらに、夫のマイケルが失業して経済的にも大変な時期も経験したそうです。
でも、彼女はどんな逆境にもユーモアとアイデアで立ち向かい、家族みんなで助け合って乗り越えていきます。

涙を流しながらも、子どもたちのために「戦い続ける」という強い決意を見せていて、読者は彼女の揺るぎない強さに心を打たれるはず。
みんなを支える「頼れる地域活動家」
自分の家族だけでなく、クリスティンは地域社会全体にも目を向けました。自閉症の子どもたちのためのプログラム「リトル・ライト」を立ち上げ、それを無料で運営したんです。
彼女は「困っている人がいたら助けるのが当たり前」と考えていたそうで、他人への奉仕を喜ぶ温かい気持ちが伝わってきます。
「子どもたちが『できないこと』じゃなくて、『できること』に目を向けられる場所を作りたい」という彼女の目標は、多くの親たちに希望を与えたことと思います。
いつも前向きな「信念の人」
クリスティンは、どんな時もポジティブな気持ちを忘れません。「一つのドアが閉まっても、他のドアは大きく開く」という信念を持ち、子どもの可能性を信じることの計り知れない力を強調しています。
ジェイコブのことを「素晴らしい知らせ」「天才が普通の見た目のパッケージに包まれている」と表現するなど、彼女の言葉からは深い愛情と希望に満ちた世界観が伝わってきます。

著書を読む限りでは、クリスティン・バーネットは、読者の心に温かい感動と希望を与えてくれる、まるで「完璧な母親」のような存在だと感じられたようです。
まさかの展開!ナタリア事件で露わになったクリスティンの「もう一つの顔」
ところが、ナタリア・グレース事件で明らかになったクリスティン・バーネットの姿は、著書で描かれた「理想の母親」像とはあまりにもかけ離れていました。
むしろ、非常に厳しく、私たちを戸惑わせるような側面が浮き彫りになったんです。
ドラマがどこまで忠実だったか不明ですが、ゴーストライターとの場面(第4話)では、ナタリアの存在を隠す必死な様子が描かれていました。
このシーンが本当だとすると、尚更彼女の作り上げた「素晴らしい母」像は崩壊!

ジェイコブとの向き合い方が本気であっても、彼女の言葉を気持ち良く受け取れませんよね。
驚きの「虐待」と「見捨てた」疑惑
クリスティンはナタリアを「精神的な問題を抱える里子」「精神的に不安定」と見ていたようです。
ナタリアを段差の多いアパートに住まわせて隔離し、他の人に「虐待されている」と話さないようにしていたという疑惑も浮上しました。
さらに衝撃的だったのは、ナタリアを「誰も気にかけないような場所に住まわせようとした」という話です。
彼女は、「ナタリアは本当は大人で、精神的な病気を抱えていて、家族に危害を加えようとした」と主張しました。そして、ナタリアの生年月日を法的に成人とした後、ナタリアをアパートに一人残してカナダに移住したのです。
しかし、その後のDNA鑑定や当時の医師の証言(ナタリアが9~11歳であったこと、乳歯が12本残っていたことなど)は、ナタリアが当時「間違いなく子供であったこと」を明確に示しています。この行動は、どう考えても児童虐待や育児放棄としか言いようがありません。
自分を守るための「ずる賢い態度」
自宅でのニュースインタビュー中、ナタリアが月経について話す場面では、クリスティンが彼女に無理やり言わせているように見える瞬間があったと指摘されています。
クリスティンなナタリアについて「とても愛され、大切にされていた家族の一員だった」と主張し、虐待の疑惑に対しては「誰もナタリアを虐待しておらず、しつけはごく軽微で通常の育児の範囲内だった」と否定。
またナタリアを、「社会病質者(ソシオパス)であり、同情を利用して人々を操る」と表現し、自身の行動を正当化しようとしました。
この主張は多くの人から「嘘とデタラメ」「ナルシスト」「サイコパス」だと厳しく批判されました。
自分の主張を通すためなら、他人を利用することもいとわない、自分勝手な一面が浮き彫りになったんです。
責任は全部「あなたたちのせい」?
夫のマイケルがドキュメンタリーで自分を「怪物」と主張(マイケルもクリスティンから虐待されたと告発)したことに対し、クリスティンは「マイケルとナタリアには同じ怪物がいるかもしれないけど、その怪物は私じゃない」と反論しました。
これは、ナタリアとマイケル双方に問題があるとしながら、自分自身の責任は一切認めないという姿勢です。
こういった彼女の言い分は「全くのデタラメ」「完全に意味不明」とまで言われています。
完璧なママ像を守るための「裏工作」疑惑
クリスティンは不満があると、常にナタリアの顔にカメラを向けており、これは支配的な態度と、後に彼女の主張を裏付けるための記録を意図していた可能性を示唆しています。
また、ナタリアの年齢を偽って親権を放棄したり、彼女の状況をメディアで公開したりしたことが、実は自分のため、つまり完璧な母親というイメージを守るためだったのではないかという疑念もかけられています。
さらに驚くのは、クリスティンが主張していたナタリアの危険な行動(漂白剤、ナイフ、電気柵)が、ホラー映画『エスター』のストーリーと酷似しているため、「映画からの着想では?」という指摘まであるんです。

本当に、まさかそんなことまで…と耳を疑いますよね。
天と地ほどのギャップ!二つのクリスティンが見せる「本当の姿」
クリスティン・バーネットの著書における自己描写と、ナタリア・グレース事件における彼女の描写との間には、本当に信じられないほどの大きなギャップが存在します。このギャップこそが、彼女の本当の姿を知るための鍵となります。
ここでは二つの顔の対比をまとめていきます。
「愛ある母親」 vs. 「虐待者」という衝撃の対比
著書では、障害を持つ息子ジェイコブのために献身的に支える「愛ある母親」として描かれています。
しかし、ナタリア・グレース事件では、障害を持つ養女ナタリアを虐待し、見捨てた「冷酷な養母」「怪物」として非難されています。

この対比は、クリスティンという人物が持つ二つの顔を最もはっきりと示しています。
多くの人が、彼女の著書での献身的な描写は、自分が「天才児のママ」という立場を守り、世間から褒められたいという気持ちから来ていると見ています。
ナタリアの養子縁組も、最初は「困った子を助けるヒーローになりたい」という気持ちだったけれど、ナタリアが期待通りの「完璧な子」ではなかったから見捨てた、という見方もされているそうです。
「みんなのため」 vs. 「自分だけ」という矛盾
著書では、地域のために無料の活動をするなど、他人を助けることを自分の喜びとし、お金を求めなかったとされています。
しかし、ナタリア事件では、ナタリアの年齢を偽って親権を放棄したり、彼女の状況をメディアで公開したりしたことが、実は自分の利益のためだったのではないかという疑念が示唆されています。
彼女が自分のためなら、他人を利用することもためらわないという、自分勝手で人を操るような側面が浮き彫りになっています。
「強い信念」 vs. 「嘘と自己中心的」という落差
著書では、どんなに大変なことがあっても家族の愛と希望を力に乗り越える強い心が描かれています。
一方で、ナタリア事件での彼女の言い分は、弁護士や一般の人々から「嘘だらけ」「でたらめ」「話がめちゃくちゃ」と酷評され、彼女の主張は自分を正当化するためであり、彼女がナルシストやサイコパスだという印象を強めてしまいました。
どんなに証拠が示されても、自分の言い分を曲げず、それを信じ込ませようとする姿は、自己愛性パーソナリティ障害の可能性も示唆しています。
「天才を育てる人」 vs. 「子どもを利用する人」という悲しい現実
ジェイコブの並外れた才能を見つけ、それを伸ばすことに喜びを見出す姿が著書では描かれています。
これに対し、ナタリアの障害を嫌い、利用しようとしたという疑惑は、彼女が「障害を持つ子どもたちを支える活動家」という自分の肩書きと根本的に矛盾しています。
まるで子どもを道具のように扱うかのような態度は、「天才を育てる人」というイメージとはかけ離れた「子どもを利用する人」という冷たい印象を与えます。
自己愛性パーソナリティ障害の可能性
明確な心理学的な診断があるわけではありませんが、クリスティン・バーネットの行動や発言のパターンは、心理学的な観点からいくつかの特徴と一致していると推測できます。特に、上記の[「強い信念」 vs. 「嘘と自己中心的」という落差]でも触れたように、自己愛性パーソナリティ障害(NPD)の可能性が指摘されています。
自分を過大評価し、優越感を抱く
彼女は自身を「愛情深い母親」「擁護者」と強くアピールし、著書で息子ジェイコブの天才性を大いに褒め称えることで、自身の親としての能力が特別だと印象づけています。
これは、自分自身の重要性を実際以上に高く評価する、自己愛性パーソナリティの傾向と似ています。
褒められたい気持ちとイメージを守りたい
地域での無料の活動や本の出版は、周りからの称賛や良いイメージを強く求める彼女の願望を満たすものだと考えられます。
ナタリアを置いて去った後、彼女の本当の年齢に関する間違った情報を広めたのは、自分の「完璧な母親」というイメージが、傷つくことを恐れたためではないかと推測されています。
人の気持ちが分からず、他人を利用する
ナタリアが子どもであったにもかかわらず虐待し、見捨てた行動、そしてその事実を認めない姿勢は、他人の感情や苦痛に共感できない、自己愛性パーソナリティの重要な特徴に当てはまります。
責任転嫁と被害者意識
元夫のマイケルやナタリアに責任を押し付け、「あの怪物は私じゃない」と主張する姿勢は、自分の間違いを認めず、常に他人に責任を押し付ける自己愛性パーソナリティによく見られる行動パターンです。
彼女が新しい回顧録のタイトルを『Witch Hunt: The Kristine Barnett Story』(魔女狩り:クリスティン・バーネットの物語)としたことからも、自分自身が「魔女狩り」の被害者であるという強い意識を持っていることが伺えます。
「虐待の連鎖」の可能性(間接的な示唆)
一部の情報では、過去に虐待された経験を持つ親が、後に虐待を行うことがある「世代間の連鎖」が示唆されています。
クリスティン自身の生い立ちに関する詳しい虐待の記録は明確にありませんが、著書で「愛情と受け入れの家庭で育った」と強調している点は、もしかしたらその裏に別の現実があったのかもしれない、と考えることもできます。
あるいは、自分が過去に得られなかったものを、他人(特に障害を持つ子ども)に与えることで、自分の心の中の満たされない部分を埋めようとする心理、という側面も考えられます。
裁判の結果と、止まらない議論
バーネット夫妻はネグレクトの罪で起訴されましたが、マイケルは2022年に無罪、クリスティンに対する告訴は2023年に証拠不十分で取り下げられています。
しかし、この動画のコメント欄は非常に感情的なものが多く目立っています。
主な意見は「虐待と遺棄の非難」「裁判結果への不満」「クリスティン・バーネットへの強い嫌悪感」「ナタリア・グレースへの同情と支援」「養子縁組制度への批判」などでした。
クリスティン・バーネットの現在
海外サイトの記事を見ると、現在クリスティンは表立ってメディアには出ておらず、フロリダ州ブレーデントンに在住しているようです。
「ナタリア・グレース事件」から10年経過しているものの、ドキュメンタリー番組やドラマの影響で再び注目を集める中、クリスティンは、現在も自身の無実を主張しています。
クリスティンは、ナタリアや元夫・マイケルの告発(クリスティンからの虐待)を否定し、無実を主張し続けており、Facebookでの発信で度々物議を醸しています。
その発言は、多くの人々から倫理的に問題があるのでは?と批判を浴びてきました。
特にナタリアについての、激しい言葉での非難には、大きな反発を招いたようです。
2024年5月には、「ナタリアを気にかけているふりをする流行は下火になった」「ただ母親をいじめたかっただけ」といった発信があったり、マイケルの主張を覆す発信も行っています。

クリスティンは現在もメディアやSNSの注目を集めていて、特にナタリアを巡る事件に対する主張や、過去の行動について、激しい批判や議論が続いています。
ドラマでも登場したように、ゴーストライターが書いたものだったとしても、著書から受けるイメージと、Facebookでの強めの発言との差を激しく感じるんじゃないでしょうか。
「グッド・アメリカン・ファミリー」を観ていても、クリスティンの動向に違和感があって、何か腑に落ちない。
ドラマで描かれたナタリア視点のリスティンの姿が真の姿だとすると、著書の説得力が激減…というよりゼロに等しいほどです。
まとめ
今回の深掘りを通して、クリスティン・バーネットという人が、私たちが想像する以上に複雑で、多面的な人物であることが分かりました。
彼女の著書『ぼくは数式で宇宙の美しさを伝えたい 』は、障害を持つ息子ジェイクへの深い愛情と、困難を乗り越える強い意志を描き、多くの人に感動と希望を与えてくれました。まるで「理想の母親」のように見えましたよね。
しかし、「ナタリア・グレース事件」で明らかになった彼女の行動は、私たちに大きな衝撃と疑問を投げかけました。そこから見えてきたのは、著書とはかけ離れた、まるで別の人のような姿でした。
この記事を通じて、クリスティン・バーネットの二つの顔から、こんなことが見えてきたのではないでしょうか。
- 「理想の母親」と「冷酷な養母」という、信じられないほどのギャップ
- 自分を守るためなら、他人を利用することもいとわない一面
- 責任を認めず、常に自分を正当化しようとする強い傾向
- 完璧な自己イメージを守るための行動の数々

「人は見かけによらない」という言葉がありますが、まさにそれを体現しているのがクリスティン・バーネットなのかもしれませんね。
今回の記事を読んで、クリスティン・バーネットという人について、どんなことを感じましたか?
ぜひ、コメントで意見を聞かせてくださいね!
そして、もしこの記事を読んでさらにナタリア・グレース事件の深部に触れたくなった方は、ぜひDisney+でドラマ「グッド・アメリカン・ファミリー」を視聴してみてください。

きっと、新たな発見があるはずです。
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