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【原作者は不満!?】映画「札束と寝る女神たち」原作や元ネタは何!?

 

「ドバイ案件」「出稼ぎ」「ヤギ」

――今年春頃からSNSを騒がせたこれらのキーワード。

日本のインフルエンサーと海外富裕層を巡る衝撃的な噂は、多くの人々の耳目を集めました。

そんな中、奇妙な繋がりで注目を集めているのが、2021年のポーランド映画「札束と寝る女神たち」。

本国で大ヒットを記録したこのエロティックドラマは、なぜ今、日本のネット上で話題沸騰しているのでしょうか?

その裏には、驚くべき実話と、原作者の複雑な思いがありました。

 

この記事では海外サイトの情報なども参考にまとめているため、誤った解釈や最新の情報ではない可能性もあります。

映画「札束と寝る女神たち」概要

邦題
札束と寝る女神たち
ポーランド語原題
Dziewczyny z Dubaju (直訳:ドバイの女たち)
英題
Girls to Buy
監督
マリア・サドフスカ (Maria Sadowska)
公開年 (ポーランド) 2021年
ジャンル
エロティック・アクションドラマ
原作
ピオトル・クリシアク (Piotr Krysiak) の同名小説 (2018年)
元ネタ(着想)
実際の「ドバイ・スキャンダル」と呼ばれるポーランドの高級売春事件
プロデューサー
ドダ (Doda) – 歌手から転身
主なキャスト
パウリナ・ガウォシュカ、オルガ・カリツカ、カタルジナ・サウチュク、ジュリオ・ベルッティ 他
主な撮影地
ポーランド、フランス、アラブ首長国連邦 (UAE)

➡関連記事:【ネタバレ感想】映画「札束と寝る女神たち」実際の事件を基にしたポーランドの官能ドラマ

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日本では”ドバイ案件”で注目された

今年春頃から、やたらSNSやネットニュースで目にした「ドバイ案件」「出稼ぎ」「ヤギ」といったワード。

 

パー子
パー子

YouTube界隈でも、まだ賑わっているような…

 

日本の女性インフルエンサーなどが、ドバイの富裕層から高額報酬と引き換えに性的・屈辱的な行為を含むサービスを求められている、という衝撃的かつ真偽不明の噂が核となっているんですが、あまりにもショッキングな内容に驚かれた方も多かったのではないでしょうか。

色々な媒体や人物が、この件について触れていますが、あくまでも「真偽不明」なので鵜呑みにすることは危険です。

 

 

しかし、社会的な関心を集めている状況なのは間違いありません。

個人的に注目度の高さを感じたのが、「ドバイ案件」からの繋がりで、映画「札束と寝る女神たち」を視聴したり、興味を持つ人が増えたこと。

そのせいか、当ブログの感想記事へのアクセス数も激増!

 

パー子
パー子

これには本当にビックリしました。

 

実際映画を視聴した人なら分かると思うんですが、女性が屈辱的だと感じるような行為の要求をされる場面はありましたが、ヤギと○行為などは出て来ません

がっ!

映画「札束と寝る女神たち」が実話だということがテロップで伝えられるため、原作や元ネタは何?と気になる人も多かったようです。

 

「札束と寝る女神たち」はポーランドで大ヒット!

 

まずは作品の内容や感想からは離れ、本国での偉業をご紹介します。

映画「札束と寝る女神たち」は、ポーランドで公開されるやいなや、パンデミック期間中にも関わらず大ヒットとなり、年間を通じて最も成功したポーランド映画のひとつになりました。

 

  • 映画は2021年11月26日にポーランドで公開されました。
  • 公開後最初の週末で27万8000人が鑑賞し、これは2021年に公開されたポーランド映画の中で最高のオープニング記録となりました。
  • 2022年1月4日までに累計観客動員数100万人を突破したことが報じられました。
  • 最終的に、2021年においてポーランド国内の映画館で最も多く観られたポーランド映画となりました。
  • グディニャで開催された第47回ポーランド映画祭で琥珀獅子賞を受賞しました。

 

原作はPiotr Krysiak(ピオトル・クリシアク)の小説

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「札束と寝る女神たち」の原作は、ピオトル・クリシアクが2018年に執筆した書籍「ドバイの少女たち(ポーランド語:Dziewczyny z Dubaju)」。

この著書は、2014年頃に明るみに出た「ドバイ・スキャンダル」と呼ばれる一連の疑惑に着想を得た小説です。

 

パー子
パー子

日本では発売されていないようです…残念

 

Piotr Krysiak(ピオトル・クリシアク)プロフィール

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氏名
ピオトル・クリシアク (Piotr  Krysiak)
生年月日 1976年9月6日
職業
調査ジャーナリスト、作家
所属/経歴
週刊紙「Wprost」調査ジャーナリスト、TVP所属ジャーナリスト、多くのテレビ番組でコメンテーターを務める
提携出版社
Deadline Publishing House
主な著書一覧
  • Edyta Górniak. Bez cenzury(2005年)
  • Agent Tomek: Spowiedź(2010年)
  • Dzieci świata (モニカ・ヴィトコフスカと共著)(2011年)
  • Wyspa ślepców(2017年)
  • Dziewczyny z Dubaju (ドバイガールズ)(2018年)
  • Diler gwiazd(2018年)
  • Chłopaki z Dubaju (ドバイから来た少年たち)(2021年)
  • Dziewczyny z Dubaju 2 (ドバイガールズ 2)(2023年)

 

「ドバイ・スキャンダル」とは?

 

「ドバイ・スキャンダル」は、特定の単一の事件というより、主に2014年頃からネット上で広く囁かれるようになった、ドバイの高級エスコートサービスや性的な搾取に関する疑惑全般を指す言葉として使われたようです。

この騒動が大きく注目されたきっかけの一つが、「TagTheSponsor」というブログ(現在は閉鎖)の存在です。

このブログは、裕福な男性の代理人などを装ってインスタグラムなどで活動する女性たちに接触し、そのやり取り(特に高額な報酬と引き換えに行われるとされる性的な要求の内容)をスクリーンショットと共に公開していました。

ここで言及されたとされる内容の中には、「ドバイ・ポルタ・ポッティ」という言葉と共に語られる、極めて猟奇的で屈辱的な行為に関する噂も含まれており、そのあまりに衝撃的な内容がインターネット上で急速に拡散され、騒動に拍車をかけました。正直ヤギどころじゃない内容もありました。

 

パー子
パー子

ただし、これらの極端な主張については、その多くが真偽不明であった点に注意が必要です。

 

映画に直結する「ポーランドのドバイゲート」

「ドバイ・スキャンダル」が比較的広範な疑惑を指すのに対し、映画「札束と寝る女神たち」の直接的な元ネタとなったのは、この広範なスキャンダルの中でもポーランド人女性たちの関与に焦点を当てた特定の事例です。

 

パー子
パー子

これは「ポーランドのドバイゲート」とも呼ばれることがあります。

 

ポーランド人女性たちが、ブローカーを通じてドバイなどの海外に渡航し、現地の富裕層に対して高額な報酬と引き換えに高級エスコートサービスを提供していたとされる出来事です。

モデルやインフルエンサー、ある程度の知名度を持つ女性が含まれていたとも報じられています。

映画「札束と寝る女神たち」は、まさにこの「ポーランドのドバイゲート」スキャンダルに着想を得て、ピオトル・クリシアク氏が執筆した小説を原作としています。

 

映画と現実の重なり、そして違い

映画は、このポーランドの高級売春スキャンダルを基に、一人の若いポーランド人女性がこの世界で成り上がっていく様子と、その裏にある光と闇をドラマチックに描いています。

映画で描かれる、野心、富、そして搾取といったテーマは、実際の「ドバイ・スキャンダル」「ポーランドのドバイゲート」で指摘された要素と重なります。

 

ブログ「TagTheSponsor」やその後の報道、そしてそれに基づいたピオトル・クリシアク氏の著書「Dziewczyny z Dubaju(ドバイの少女たち)」によると、以下のような点が指摘されています。

「ドバイ・スキャンダル」の主な要素
関与者 モデル、女優、歌手、ミスコン入賞者といったポーランド国内で知名度のある女性たちや、若い女性たち。
顧客 主にドバイやその他の中東諸国の富豪、ビジネスマン、王族など。
手口 女性たちはブローカーや斡旋業者を通じてスカウトされ、豪華な旅行としてドバイなどに渡航し、高額な金銭やプレゼントと引き換えに性的関係を持っていた。
影響 ポーランド社会に大きな衝撃を与え、芸能界やビジネス界の一部における偽善や腐敗を巡る議論を巻き起こした。

 

ピオトル・クリシアクは映画に「強い不満」!?

 

著者であるピオトル・クリシアク氏は、映画「札束と寝る女神たち」について、どう評価しているのか!?

気になる方は、海外サイト記事「ピオトル・クリシアクが『ドバイからの少女たち』をレビュー:商業主義が事実を殺した!」で読むことができます。

ちなみに、このピオトル・クリシアク氏の長文レビューを一言でまとめると、「商業的な成功のために事実を犠牲にしている」強い不満を感じているようです。

具体的には、自身の原作が持つ社会告発的な側面や、売春に関わらざるを得なかった女性たちの悲劇性、そしてスキャンダルの生々しい現実が、映画では商業的なエンターテイメントとして加工され、表面的な豪華さやドラマに偏ってしまったこと。

彼の懸念点として、事実が歪められたことにより、映画を観た若い女の子たちが、現代のエミのような人物を探し始めるのではないかということが挙げられていました。

確かに、心が壊れる女の子も描かれてはいましたが、リスクはありながらあまりにも現実離れした華やかさに、憧れを持つ子が出て来る可能性は高そうです。

 

パー子
パー子

映画での顧客像は、イケメン揃いできらびやかなイメージが強かったけど、現実は汗臭く太った実業家だったり、主人公エミはもっと冷酷な人物像だったようです。本当の”ドバイの少女たち”を知るには、本を読むべきと主張しています。

 

実話と知った上で観た、視聴者の反応は

 

映画「札束と寝る女神たち」を視聴する方法

映画「札束と寝る女神たち」の視聴は、下記の動画配信サービスで視聴することができます。
※2025年5月19日時点の情報です

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まとめ

「ドバイ案件」の衝撃的な噂は真偽不明な部分が多いですが、映画「札束と寝る女神たち」の元になった実話や映画が示す危険性は現実です。

映画は実際の事件よりきらびやかに演出されていたようですが、それでも十分に闇を感じる女性たちの結末でした。

華やかさの裏にある厳しい現実を知り、安易な誘いに潜む闇を見抜くことの重要性を感じさせられます。

 

パー子
パー子

キャストの美しさにばかり目を奪われ、エンタメとしても楽しめる内容でしたが、背景にある現実に目を向けるキッカケとなりました。

 

日本でもSNSを中心に話題になっている映画「札束と寝る女神たち」。

まだ視聴してないよって方は、ぜひご覧になってみてくださいね。

 

↓「札束と寝る女神たち」ネタバレ感想はこちらから

 

 

 

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