「ナニコレ珍百景」で紹介!鈴木浩さんが自転車で旅して集めた絵/50年前の小学生が描いた絵を見たい!本は何?どこで買える?サイトはどれ?
9月4日(日曜日)、ヒムト(息子)と2人で久しぶりに観たテレビ朝日「ナニコレ珍百景」で思わぬ感動をしてしまいました。
それは埼玉県の鈴木浩さんという年配男性のエピソードだったんですが、彼の人並外れた情熱と行動力に元気をもらいました。
人に理解されなくても自分の熱意と責任を持って貫き通した結果生まれるものって、やはり何かエネルギーを持っていますよね。
随分と長い時間を経て多くの人達に感動と喜びを与えることとなった鈴木さんのエピソードに親子揃って食い入って観てしまいました。
長い時を経て形になった鈴木浩さんの夢
「作者に絵をお返しできれば」50年前の児童画、本に 川越の映像ディレクター・鈴木浩さん 半世紀ぶりの対面願う /埼玉 | 毎日新聞 https://t.co/NSkKKpdOEz pic.twitter.com/XXptaqBQ29
— 河村書店 (@consaba) February 3, 2022
自転車で全国の小学校へ
埼玉県川越市の鈴木浩さんは子ども達の絵の魅力にハマリ、展示会を開こうと思い立ちます。
当時まだ若かった鈴木さんはお金がなく、大学卒業後アルバイトで70万旅費を貯め自転車で出発しました。宿を取るでもなく駅のベンチなどで寝ていたようです。
就職ではなく旅をすることを選んだ鈴木さんは、各地の小学校に行きひたすら頭を下げて「子どもの絵を集めて展示したい!」とお願いしました。もちろん何度も断られたそうですが、諦めずに通ったそうです。
また反対にすんなりと提供してくれる学校もあったんだとか。
全国をまわり120もの小学校を訪問し、協力してくれた学校を含めると168校、合計で500枚の絵が集まりました。
でも展示するところがなく困っていた時に、都内の地下通路ギャラリーに無料で展示できることが決まり目的を達成されました。
ただ場所が通路だったため、目的は絵ではなく通行で皆足早に通り過ぎてしまう様子に「もっとちゃんと見て!」と思われたそうです。
一旦展示するという目標を達成した鈴木さんは、集めた絵を大切に自宅で保管。当時の恋人と結婚し娘さんも生まれ長い時が経過しました。
50年の時を経て出版の話しになる
どうやら埼玉県で映像制作のお仕事をされている鈴木さんは、自宅に保管していた作品を出版しないかと話しを持ちかけられます。
そして1枚1枚デジタル化しネットでも公開。(下記に詳細あり)
また番組内では偶然自分の名前をネットで調べてみたという方が、自分が小学生時代に描いたと思われる絵がネットに載っていて恥ずかしかった!なんてエピソードも紹介されていました。
大切に丁重に扱って来られたことが伺える、保存状態の良さにも驚いたのですが、番組でチラリと映った当時の小学生が描いた絵の味があること!
今の子ども達が知らない昭和の風景や暮らしが、それぞれの絵1枚1枚に詰まっているんですよね。上手とか下手とかそんな言葉を忘れるくらい、イキイキとしたエネルギー溢れた当時の絵に感動しました。
この絵もっと見たいね!
ちょっと探してみようよ!
興奮気味な私は早速出版された【小学生が描いた昭和の日本児童画五〇〇点 自転車こいで全国から】を検索してみました。
Amazonや楽天市場で売ってるの?
タイミングによっては取り寄せになっている場合もありますが、Amazonや楽天市場で販売されています。
下記バナーから販売状況を確認いただけますので、詳細を知りたい方はどうぞ!
小学生が描いた昭和の日本 児童画五〇〇点 自転車こいで全国から [ 鈴木 浩 ] 価格:2,750円 |
【送料無料】小学生が描いた昭和の日本 児童画五〇〇点自転車こいで全国から/鈴木浩 価格:2,750円 |
田川市美術館で購入した一冊。
このような魅力的な本が世に出てくれた嬉しさよ…!『小学生が描いた昭和の日本』
鈴木浩著者が北海道から沖縄まで自転車を漕いで収集した児童画コレクション500点が紹介されている。
色彩感覚、構図、昭和の時代を生きた子供達の絵の数々。素晴らしいに尽きます! pic.twitter.com/A0m8HRe6kp
— pugyurata (@fuguhugu) August 31, 2022
【新着本から】『小学生が描いた昭和の日本』鈴木浩編著,石風社,2022年1月刊:全国から集められた児童画を掲載。著者は1969年から1970年にかけて47都道府県の小学校を自転車で巡り、約500点の絵を集めました。北海道からは18校の作品が収録されています。(資料整備課) pic.twitter.com/sNINXHnP3p
— 北海道立図書館 (@do_pref_lib) April 14, 2022
ウェブサイト児童画展「ありがとうの絵」にようこそ!
本だけではなくデジタル化された絵がサイトでも公開されています。
サイト名は【ウェブサイト児童画展「ありがとうの絵」にようこそ!】で、学校名・名前・学年入りで公開されています。
本当50年も前とは思えないくらい色褪せていない子ども達の絵に感動してしまいます。当時小学生だった子ども達も今は年配の方なんですが(笑)まさかこうやってネットで公開されるなんて思いもしなかったですよね。
時代が変わったからこそ、ネットが存在するからこその形。なんだか感慨深いです。
サイトの「ご協力いただいた学校」では全国の小学校で絵を提供した小学校を見ることができます。小学校名をクリックすると、その学校から提供された絵も見ることができますので、是非ご覧ください。
私は早速自分の住んでいる件を検索してしまいました。知ってる小学校があったら、それはそれで感激しますよね!
「足跡を辿る」では年月日入りでどの県に回られたか等一覧になっていますよ。鈴木さんの旅の写真なんかも味わい深い素敵なものが並んでいます。
もちろんこのサイト「ご挨拶」にも鈴木さんのアツイ思いが綴られていますので、興味のある方は是非サイトへ飛んでみてください。
↓「世界まる見え!テレビ特捜部」で紹介された伝説の下手くそすぎ映画はこちら
↓たまに読書感想文なんかも感じたままに書いたりしてます。しかも重め。
コメント