【読書感想文】工藤勇一「麹町中校長が教える 子どもが生きる力をつけるために親ができること」子育てや親子関係の悩みが37のヒントで解決したり軽くなる!【小学生・中学生・高校生・受験生】

 

子育て関連の本って、基本的に何か悩んでいたりする時に手に取るかなと思うんですが、私の場合決めつけたり難しい専門用語ばかりを並べた本だと全然頭にも入らないし、心にも届かないんですよね。

「で、何が言いたかったの?」と読破した後に自分の中に何も残っていなくって、何とも言えない気持ちで無になった本もありました(笑)

シンドイ時に読んでるのに更に疲れちゃったらこりゃまた意味がないし。

 

今回は読みやすくって気持ちが楽になってお友達にもオススメした一冊。
工藤勇一先生の「麹町中校長が教える 子どもが生きる力をつけるために親ができること
をご紹介したいと思います。

 

 

【不快注意】ここからは「子育て」について素人の私が感じたことをツラツラ書いています。一個人の感想として受け取っていただけますと幸いです。

 

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37の目次にヒントがいっぱい!

 

帯の”心が軽くなる”という点は私的には嘘はなく、読み始めた時の息苦しさが和らいだ記憶があります。

まず読み始めて感じたのは目次からだけでも気づきや発見があったなというところ。

 

  1. 子どもはもともと主体的な生き物
  2. 手をかけないほど、子どもは自律する
  3. 不幸になるなら「理想の子育て論」はいらない
  4. 子どもは思うようには育たない
  5. どんな環境でも挑戦できる強い脳はつくれる
  6. 親はいい加減くらいでちょうどいい
  7. 親密な親子関係が幸せとは限らない
  8. 子どもの問題は大人が勝手につくっている
  9. あえて言葉にしないほうが、うなくいくこともある
  10. 親が社会を否定してはいけない
  11. 本当の厳しさとは「信用」
  12. ゆとりのない経験こそが、ゆとりの心を育てる
  13. 1等賞は称えない
  14. なんでもかんでも叱らない
  15. 叱る時は「子ども基準」で考える
  16. 言葉や態度にしなければ、想いは伝わらない
  17. 子どもを変える「タイムマシン・クエスチョン」
  18. 差別する心は消せなくても、差別しない行動はできる
  19. 嘘も大切なコミュニケーションスキル
  20. 偽善者でいいんだ
  21. ゲームに夢中なときだって、生きる道を見つけるチャンス
  22. 食べ物の好き嫌いがあったっていい
  23. 汚い言葉遣いから「言葉がどう伝わるか」を考えさせる
  24. 友達が多いか少ないかは、たいした問題じゃない
  25. 「習いたがる子」をつくらないことが、子育ての本質
  26. 家庭学習の習慣は、子どもの時間を奪うだけ
  27. 特性に縛られすぎてはいけない
  28. 読み書きが苦手でも、活躍する道は必ずある
  29. 学べる場所は、学校だけじゃない
  30. 「読解力」より「伝える力」を磨こう
  31. 受験に失敗したときこそ淡々と過ごす
  32. 学校からの呼び出しは、子どもを「叱る」ためじゃない
  33. 約9割の子どもがいじめ加担者
  34. いじめは客観的事実で解決に導く
  35. 本来、子どもは未熟なもの
  36. 遠慮なく学校、教育委員会と連絡を取ろう
  37. 全員が当事者になることで教育が変わる

工藤勇一「麹町中校長が教える 子どもが生きる力をつけるために親ができること」から引用

 

ざっと目を通してみてどうでしょうか。私の場合「えっ?そうなの?」と意外に感じたところもあって、もしかしたら「常識」や「当たり前」に捕らわれ過ぎていてシンドクなるのかもなぁと、その時思ったんです。

 

よく考えてみたら大人も子どもも全てが全く同じなんてあり得ないんですもん。それなのに枠にはめ込もうとするなんて無理がありますよね。個性とか多種多様だとか言ってるわりには、個性なんて邪魔かのように「こうだ!こうすべきだ!」と決めつけてしまってたんだと思います。

でもその「常識」とか「当たり前」って何故それをしないといけないの?と聞かれても、理由を答えられることって結構少ない気がします。「皆がしてるから。」とか「そうだと聞いたから。」が多いんじゃないでしょうか。

結果的にその枠にハメ込むことが「子育て」とか「教育」って思い込んでしまって、窮屈で息苦しい思いを子どもにさせてしまってるんでしょうね。そしてそのハメ込み作業がスムーズかどうかで大人は悩む……あら?実は無駄に悩んでた?ということだって沢山ありそう。

 

「子どもの問題は大人が勝手につくっている」

読んだ当時、私は凄く悩んでいました。

小学生になった途端、周りの子ども達の行動範囲や友達付き合いが広がったのが見えだしました。してはいけないけど、どうしてもと比べてしまって焦って不安になって考える時間が増えてしまったんです。

そして余計な心配事が雪ダルマ式になって大きくなるんですが、実はそれにアタフタしていたのは自分だけだった!というオチも経験しました(笑)

そんな時こちらの本の8つ目の項目「子どもの問題は大人が勝手につくっている」というところで、ハッとしたんです。

まとめとして工藤先生は

子どもが気にしていないことは、あえて指摘しない。

としていました。

 

確かに!

心配だからこそ出る親の言葉や、大人が周りの目を気にしたり比べたりして出る子どもに対する言葉って、実際は子どもにとってはマイナスな部分も大きいなと。

子どもに対して親が良かれと思って繰り返しかける一言によって、そこを意識させ刷り込ませて余計に落ちていくことになったり、そもそも問題視している部分が、大人の都合だったりすることも多いですしね。

 

子どもの何気ない話しの理由や原因を突き止めようとする

Alexas_FotosによるPixabayからの画像

 

例えばママ友とよく話題になるのが「子どもの友達関係」について。
子どもが何気なく話した友達とのやり取りや出来事から勝手に推測して深掘りしたり、ちょっとネガティブな話しが出て来たりすると心配のあまり質問攻めにしたり、きっと○○なんだわ!と理由をつけたり紐づけして決着つけたかのように安心したり。

自分的には理由が分かったんなら、そこは回避しようとか次から気をつけようとか、新たな策を練ろうとするんですが、実は解釈大間違いだったりして子どもに酷い思い込みをさせるはめに。

子どもにしたら学校で満足して帰宅してるのに、出迎えた母親にあらゆる角度から質問攻めにされ、自分の自覚のないところまでも問題視されて楽しかったという気分も台無しに。

子どもは日々親から繰り返し心配そうに言われることで、「これって僕がダメなの?おかしいの?できていないのかな?」と考えるようになり苦手意識に変わっていくんだろうなと。そして本当に問題化していくのかもしれないよねと話したことがありました。

 

自分の子どもの頃の体験から想像してみる

年上の親戚の男の子

子どもの頃からアレルギー体質だった私は大人になるまでとてもアトピー性皮膚炎が酷かったんです。人が見ても一瞬で分かるくらいの状態だったし、季節や自身のホルモンバランスなどで症状が悪化するのでとても辛かったこと今でも忘れません。

知らない年配の方からは「女の子だからかわいそうだね。」と声をかけられ、服の試着時に店員さんに嫌そうな顔をされたり、病気で自分が辛いのに周りにも憐みの言葉や不快そうな態度を取られるので肩身が狭かったです。

そして中学生くらいの頃に親戚に優しい年上の男の子がいたんです。
とても優しくって世話好きな男の子だったんですが、皆で出かけることがあり準備していると、私のところに慌ててやって来て

「うわ!ちょっと汚いな!気になるやろうから、コレ巻いて顔と首隠したら?」

と親のスカーフを持って来たんです。

悪気はなかったんだと思うんですが、地味~にショック受けました。笑顔でいらないと断りながらも、鏡で見ると本当に汚く感じたんです。いつも以上に。そして隠さないといけないものなのか……と自分が惨めになったんです。なりたくてなったんと違うのにと。

それがキッカケか分からないですが年頃ということもあり、夏でも長袖を着たりして露出のない服を選ぶようになりました。高校も制服のスカート丈を短くするのが当たり前だった地元の公立ではなく、ロングスカートやワンピースが制服の私立を選んで進学しました。

 

不調の原因を形にしたがる親

他のことだと母親の言葉でしょうか。
私って子どもの頃から何かイベントがあると、その前後に熱を出す人なんですが、その都度「○○するんが嫌やからやろ?」「○○さんとうまくいってないからじゃない?」と思ってもいないことを持ち出して不調の原因とされていたことです。

不調でシンドイのに次々私に関するネガティブ発言を投下してくるので、私もひとり考えて「あぁ~あの時こうだったから本当は嫌なんかなぁ~。」「○○さんと仲良くないように見えるの?」と疑問に感じ不安になってくるんです。

で、そのイベントを意識したり、その対象の子を意識したりして空回り。本当にドツボにハマって苦手になるんです。これ!めっちゃありました。見事に悪循環。

 

ドヤ顔で自分の体験を書いたものの(笑)工藤先生の伝えたかったことからは逸れてる可能性も大なんですが、こういう心配から良かれと思って日々かけている言葉が、子どもの考え方や生き方に影響するんだろうなという想像はすぐにできました。

 

子どもがサインを出して来たら一緒に考えたらいいや

そうそう。だからもう首を突っ込みすぎず、良くも悪くも色々な経験を子ども自身にしてもらいたいなと感じました。余計な言葉で子どもの心をかき乱すことは絶対プラスにはならないし、大人的には気になっていても子どもが助けを求めたり、困らない程度ならスルーし即座に反応せずに冷静に対応したり待つ練習をしないとな!と今も頑張り中です。

ちょっとしたことをいつまでもネチネチ考え込んだり大騒ぎしたりすると、子どもだってビクビクして殻に閉じこもりますよね。ひとつひとつ親が大騒ぎリアクションしたら面倒だし、やる気も削ぎ落します。それに失敗を恐れてチャレンジもしなくなりそう。

ってか、私がまんまそれだった!

 

 

自分時間や自分だけの空間をお互い大切にしよう

イキイキした大人の姿は子どもに良いエネルギーを与えるはず!

皆が皆、当てはまるとは言えないけど、私の場合はもっといい加減(適当)になろうと感じました(笑)

本からは脱線してるかもですが、息子も小学校高学年に近づき全て手取り足取りつきっきりの年齢は過ぎました。だから自分時間を親子共に大切にしたいなと。

母親というのは、子どもがいるから「できない」「しない」「諦める」「我慢する」が多いと思うんです。自分を後回しにせざるを得ない、別のことを考えてる余裕もない場合もあります。それに一生懸命子どもと向き合うことが生き甲斐!と感じてる方も多いと思うんですが、実際はプチストレスとして蓄積されている気がします。

思う存分好きなことに没頭することって、子どもだけの特権じゃないし、大人であっても時間を忘れるくらい夢中になって一喜一憂できるような物事に取り組んで生きていきたいなと。例えばスキルアップのために学んだり苦戦したりしながら大人であっても成長し続けるとか。

そのせいで多忙になったとしても、イライラ文句や愚痴などのネガティブ発言ばかりでカリカリしている親よりも、毎日楽しくイキイキと充実している姿を記憶に残してあげたいと考えるようになりました。そんな大きなことをしなくても、人にとってみれば小さなことでも、イキイキしていることが重要だと本当に思います。

子どもに「頑張りなさい!挑戦しなさい!やり遂げなさい!」と言うだけじゃなく、自分の背中でその四苦八苦しているところを見せる方が説得力抜群。子どもが前向きに物事に取り組む活力にもお手本にもなりますよね。

それに他のことに目と意識が向くことで、子どもへの関わり方にも逆にメリハリができて、良いのでは?と。

 

私の母親は俗にいう毒親だったんですが、イキイキしている瞬間を見たことなかったんです。だから毎日イライラしていて不満も多く、ネガティブな発言と考えに支配され洗脳されていました。当然何かに挑戦なんてしないし自信もありません。いまだに妬み専門です。残念ながらそのネガティブ思考は私にシッカリ植え付けられているので、何かしようとする度に捻じ伏せて支配下に引き戻されておりました。

新しいことにチャレンジしよう!と思い立って動けるようになったのは、結婚・出産してからなんです。本当凄く時間がかかりました。もったいないことしたなぁ~と。

やっぱ自分の心が豊かじゃないと人に対して寛容になれないので、受け身で与えられるのを待つんじゃなく自分でそこは求めて、自分の機嫌を自分で取っていかないといけないんだと思います。

 

見守りじゃなくて監視にならないために

四六時中子どものことを考えて、子どもだけを見ていたら良い面よりも悪い面とか気になるところばかりに目がいきがち。そのせいか子どもへの言葉もチクチク。ひとりっ子だと尚更子どもを常に監視しているみたいになっちゃう。自信なさそうに私の顔をチラッと見るのがずっと気になっていました。

特にコロナで学校が長期休みになったあの時。家での仕事ははかどらないわ、子どももモンモンとするわで親子喧嘩も多かったです(涙)だから余計に「自分だけの時間(空間)を持つ」という意識が強くなりました。

仕事をするスペースを変えられるよう簡易デスクを増やしたり、互いに時間の使い方を決めてメリハリをつけたり……

何気ない小さなことかもしれないけど、敢えて目を離す時間を持つことで気持ちにもゆとりが持てるようになりました。留守番なども積極的にお願いしています。それに親の目が無い時間が増えてからタイムスケジュール決めて動くクセがつき、自分でこうしよう!という意欲や意識が高まった気がします。

ひとつひとつ「お母さん○○していい?○○するにはどうしたらいいかな?」と許可を取りに来るタイプの子なので、自分で順序立てて考えて「お母さんに言われたからしてる。」ではなく「○○の方がいいと思うからこれを選んだよ。」と自分で選択する経験を増やしたいなと。その判断が結果的に失敗でも間違えでも、とりあえずそれを経験させることが大切だなと考えています。。いつまでも指示待ちだったり何をすべきか自分で考えたり判断できないままだと、大人になってホント苦労しますから……

って、これもまんま私かい(笑)!

 

↓高橋リエ先生の「気づけない毒親」の読書感想文はこちらからお読みいただけます。

 

読んで正すのではなく視野が広がった!

 

この「麹町中校長が教える 子どもが生きる力をつけるために親ができること」を読んだ後に、丁度子どもとの関わりに悩んでいたお友達がいて本をすすめてみたんです。

普段本を読まないママ友なんですが工藤先生の経験談がベースになっているので、想像しながら読みやすかった!と話してくれました。先生自身の育児のことや、校長という立場、学校での生徒との関わりからなる言葉や考えはとっても私の心にも届きやすかったです。

堅苦しくもないし説教くさくもないし、どんどん読み進められると思うので、私のオススメの一冊としてまだ心に残っています。

そう。ピシッと正されるようなものではないんですよね。こういう考え方や捉え方もあるんだなぁと視野を広げてもらえました。人の数だけ個性があるんだから狭い視野で物事を見ていたら入りきらないのは当然。そうか!こういうパターンもあるんだ!そうか!と気分が楽になりました。悲観的に捉えなくても大丈夫やん!こういう心構えで過ごしたいな!とか前向きな気持ちになれましたよ。

特に小、中、高校生くらいのお子様のおられる方にはオススメです。
子どもは自分の分身ではなく子ども自身の人生がある。親の思っていることが子どものためになるとは限らない。子どものありのままを受け入れてあげようとどの事例からも感じられました。

 

 

 

↓高橋リエ先生の「気づけない毒親」の読書感想文はこちらからお読みいただけます。

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