一気見必至!ドラマ『クラリス』全13話のネタバレ感想&結末解説|海外では賛否両論?
名作映画『羊たちの沈黙』。あの衝撃的な事件から1年後、FBI捜査官クラリス・スターリングがどうなったのか気になりませんか?
この記事はこんな人におすすめです!
- 映画『羊たちの沈黙』のその後の物語を知りたい
- ドラマ版『クラリス』を観ようか迷っている
- 全13話のあらすじや結末をサクッと把握したい
- 海外での評判や、正直な感想をチェックしたい
本作は、伝説のレクター博士こそ登場しませんが、一人の女性が過去のトラウマを乗り越え、巨大な陰謀に立ち向かう「魂の再生物語」として非常に見応えのあるサスペンスです。
私が全13話を一気見して感じた「正直な感想」とともに、各話のあらすじ、気になる結末、さらには賛否両論ある海外の反応まで【ネタバレあり】でご紹介します。
ドラマ「クラリス」作品概要・基本情報
映画『羊たちの沈黙』の衝撃的な事件から1年後を描いた、クラリス・スターリングが主人公の本格サスペンスドラマです。
| 作品名 | クラリス(原題:Clarice) |
|---|---|
| 製作国 | アメリカ |
| 放送局 | CBS |
| 製作年 | 2021年 |
| 話数 | 全13話(シーズン1にて完結) |
| あらすじ | ”バッファロー・ビル事件”から1年。トラウマを抱えながらも現場復帰したFBI捜査官クラリスが、新たな連続殺人事件に挑む。司法長官ルース・マーティンの命により特別捜査班”ViCAP”に加わるが、男性中心の職場で孤立しながらも、行動科学を武器に真実を追い求める。 |
| 見どころ | ・『羊たちの沈黙』の正統なる続編 ・レベッカ・ブリーズによる新生クラリスの繊細な演技 ・事件の裏に隠された巨大な陰謀とクラリスの過去の交差 |
主要キャスト・吹き替え・スタッフ一覧
実力派の吹き替えキャスト陣が、ドラマの緊迫感をより一層引き立てています。
| キャスト名(俳優 / 吹替) | 役名 | 役どころ |
|---|---|---|
| レベッカ・ブリーズ (吹替:瀧本美織) |
クラリス・スターリング | トラウマを抱えるFBI特別捜査官 |
| マイケル・カドリッツ (吹替:田中美央) |
ポール・クレンドラー | ViCAPのリーダー。クラリスと対立する上司 |
| ルカ・デ・オリヴェイラ (吹替:浅沼晋太郎) |
トーマス・エスキヴェル | 元陸軍狙撃手のViCAP捜査官 |
| デヴィン・A・タイラー (吹替:國立幸) |
アーデリア・マップ | クラリスの親友でFBIの同僚 |
| ニック・サンドウ (吹替:村治学) |
マレー・クラーク | ベテランのFBI捜査官 |
| カル・ペン (吹替:松川裕輝) |
シャーン・トリパティ | ViCAPの情報分析担当 |
その他の登場人物
- ルース・マーティン:ジェイン・アトキンソン

- キャサリン・マーティン:マーニー・カーペンター
- 若き日のクラリス:マヤ・マクネア
- バッファロー・ビル:サイモン・ノースウッド
主要スタッフ
- 企画・製作総指揮:アレックス・カーツマン、ジェニー・ルメット
- 監督:ウェンディ・スタンツラー、ダグラス・アーニオコスキー、デメイン・デイヴィス ほか
- 脚本:ウィリアム・ハーパー、エリザベス・クラヴィター ほか
予告動画
【全13話】あらすじと正直な感想
まず前提として…
当時ジョディ・フォスター
が演じたクラリス・スターリングを、今回はレベッカ・ブリーズに改め、あのバッファロー・ビル事件(女性の皮を剥ぐサイコパス)から1年後の様子が描かれています。
「羊たちの沈黙」を知っている人はもちろん、未見の人でもしっかりと入り込める作りになっています。
大人向けの重い内容ですが見応えのある13話で、私はグイグイ惹き込まれほぼイッキに鑑賞しましたよ。
マッツ・ミケルセン主演のドラマ「ハンニバル」がどえらいグロさだったんですが、「クラリス」はどちらかと言うとグロ描写はかなり控え目で観やすかったです。
第1話「沈黙の終わり」
一躍有名人となったFBI捜査官のクラリス・スターリングは、一年前のバッファロー・ビル事件でPTSDになり行動科学科でデスクワークをこなす日々を送っていた。現場復帰はできないと思われていた時、司法長官のルース・マーティンの指示で女性殺人事件の捜査を担当することに。
【感想】
クラリスがトラウマを抱えていることは明らかで、度々出て来る陰鬱な描写で観てるこっちも一緒にゲンナリ……(涙)
オマッツン(マッツ・ミケルセン)主演の「ハンニバル」でも感じましたが、時間を贅沢に使ってゆっくり展開する場面がこりゃまた美しい、アート的な感じ。
しかも繰り返し繰り返し時間を巻き戻したかのように脳内刷り込み設計です。
独特な描写で猟奇的だけど「美」も感じちゃう。
この絶妙なバランスが余計にヒリヒリします。
半ば強引に呼ばれて現場に戻ったものの男ばかりの捜査班チームが冷たいこと冷たいこと。
デスクにもイタズラされてたりと「バカバカしい奴らだっ!」とイラッとしました。
時代設定もあるのか、クラリスの活躍への嫉妬プラス何か差別的なものも感じて、こういう現場で生き残っていく大変さを感じました。
早い段階で狙撃手のエスキヴェルと良好な関係を築けてるっぽかったのがせめてもの救い?かな。
第2話「望郷」
特別捜査班のチームとの関係がうまくいかず孤立している時、テネシー州で武装集団が捜査官を射殺したと連絡が入る。現場は緊張感漂う膠着状態になっていた。
【感想】
PTSDに苦しみながらも自分の意志も曲げないクラリス。
大切なところでもあるけれどチームでの連携が取りにくい仲間達の気持ちも分かったり……
彼女はやっぱり優秀でその勘とやらも優秀だからこそだと思うし、聞きたい言葉を相手から引き出すための語り口調や誘導もお上手。
見た目は屈強じゃないし、可憐な印象も受けるレベッカ・ブリーズ演じるクラリス。
でもその小柄な体の中に、芯みたいなのを終始感じるから頼もしい気持ちにもなりました。
武装集団の本部に勝手に戻って侵入した際、彼女の相手の行動や心理を読む力が発揮されましたね。
どちらに転ぶか危機一髪って感じだったけど、彼女の存在価値をチームもチームのボスも少し分かったのではないでしょうか。
無駄に騒がず静かで暗いドラマではありますが、その分緊張感も高くて耳を澄ましてセリフを拾いたくなる感じ(笑)
第3話「殺人者との対峙」
クラリスは記者のレベッカに証言を頼むが命の危険を感じおびえる彼女は「黒幕が捕まったら証言する。」と言い残した。容疑者のウェリグが誰に雇われたのか突き止めようと尋問すると、取り引きを希望していた彼の発言が一転し犯行を否定し始めた。
【感想】
このエピソードは捕まったウェリグ(クリス・ホールデン=リード)メイン。
閉鎖的空間(取り調べ室や署内)の場面が多く息が詰まりましたね。
ウェリグは「殺し屋」ではあったけど、強いクールなイメージはなく、傷を抱え孤独を連想させるような人物でした。
まさか差し入れされたドリンク(しかも嫌いな飲み物)で死ぬなんて本人も思ってなかっただろうな。
ウェリグ死亡フラグ立ちまくりの状態で「そのジュース飲むなよ~!」って耳打ちしてあげたかったんですけどね。
話し出した途端毒殺。
この幕引きも「使い捨ての駒」みたいな扱いで痛々しかったです。
闇深いと言えばクレンドラー(マイケル・カドリッツ)とルース・マーティン(ジェイン・アトキンソン)長官の関係性。
上司の命令と現場の声に板挟みになって苦しむ男クレンドラーって意味で。
彼の決断次第で両極端な転び方になるから、ヒヤヒヤしました。
この時はちょっと迷子のクレンドラーだったご様子。
第4話「光と影」
ウェリグが取り調べ中に死亡してしまう。クレンドラーは責任を問われ、ライバルのハーマンが言葉巧みにチームから証言を引き出そうとし特別捜査班存続の危機に追いやられる。
【感想】
ハーマン(デヴィッド・ヒューレット)来たーーーっ!
このシリーズを観終えた今、一番陳腐だった男認定を是非したい!
上司の機嫌取りと自分の昇格と名声しか考えていないのが見え見え。
顎を煽り気味に上げてペラペラペラペラここぞとばかりに詰め寄る感じ……でもなんか撤退も逃げるように早い。
クレンドラーを始めクラリス達も、このハーマンを嫌ってて適当にやり過ごしてるけど、クラリスの親友であり同僚のアーデリア(デヴィン・A・タイラー)は振り回されてしまいましたね。
白人と黒人では明らかに扱いが違う。
アーデリアは凄く優しくって話し方も賢さが漂ってて大好き!
ハーマンにもいいように使われ認めてもらえず、冷静に大人な受け答えをしている彼女の悔しさと傷の深さを考えると胸が痛かったです。
第5話「恐怖の一夜」
クラリスはある療養センターで患者の一人を見て重要なことに気づく。そこで麻酔をかけられ拘束されたクラリスは女性から尋問をされるが、薬で朦朧としており幼少期の記憶と現実が混同してしまう。
【感想】
この辺りから事件もクラリスの記憶もややこしくなって来ました。
何か糸口が見つかり繋がった途端、また新たに何か出て来てなかなかゴールできない感じ。
事件との関連性が見られる医師のマリリン(ナタリー・ブラウン)に話しを聞きたいが、双子の姉妹ルアンヌによると行方不明なんだとかっ!
またここで行き詰ったかぁ~と思いきや、クラリスはこの療養センターでルアンヌに襲われるという事態に。
麻酔のせいで体も思うように動かないし意識も朦朧。
殉職したはずの父が突然現れたり現実と記憶がゴチャゴチャに。
でもこのエピソードから急激に面白さも増します。
殉職した父親との思い出はクラリスの中では美しく残ってるけど、徐々に何か違う要素も含んだ場面もフラッシュバック。
ン?何か嫌な予感がするよね。
第6話「記憶の欠片」
救出されたものの、この男が誰なのか思い出すためリー博士に出会い認知面接を受ける。「バッファロー・ビル事件」「幼少期」の断片的な記憶がフラッシュバックして来て、なかなか男に辿り着けない。
【感想】
ここで黒縁メガネのリー博士(グレース・リン・カン)が登場。
彼女の認知面接でクラリスの記憶を引き出そうとするけど、別の記憶のフラッシュバックに邪魔されて進みません。
頭も心もかき乱されイラ立ち始めてる彼女、果たして大丈夫なのであろうか。
後半、ルース・マーティン長官の娘キャサリン(マーニー・カーペンター)とのディナー。
同じ事件のトラウマを背負っているのに、何故クラリスとキャサリンとではこうも「今」が違うのか!と責め立てるような口ぶり。
今の自分も自分なんだ!という気持ちを分かってもらえずキャサリン自身も苦しんでおりました。
あぁ~絶対楽しくなりそうにないディナー。
この気まずい時間は予測していた通り親子喧嘩になってお開きに。
第7話「ねじれた真実」
空き家の壁から14歳の少年の遺体が発見される。12年前の事件と同じDNAであることをアーデリアが突き止めた。クレンドラーが持っていた雑誌に療養センターの男が載っていた!
【感想】
さてクレンドラーは私生活がピンチ!
親権獲得のため仕事を依頼した弁護士ジョー・ハドリン(ラウール・バネジャ)にハメられてしまいます。
親権の見返りに捜査から手を引けと。
ほら言わんこっちゃない!
電話越しに聞こえたスナックバリボリ音で視聴者は確信はしてたけどさ。
殴られたクラリスに「この男よ!」って言われても聞く耳持たなかったから~!
第8話「生きた証し」
ハドリンを隠れて調べ出すチーム。ハドリンの話しをしたいと言っていた医学留学生カロリーナが自殺し、次々に不審な点が見つかる。
【感想】
このエピソードでは留学を支援していた団体の代表者タイソン(ダグラス・スミス)が登場。
医療留学生を支援する優しそうで献身的で真面目そうな好青年。
この人重要人物になるのか!?
結局、チームを地下に召集しクレンドラーの口から脅されている件も正直に話し、コッソリ調べようという話しに。
ちょっとバラバラしていた人達が結束してく感じって、何だかシビレルじゃないですか!
ワクワクしちゃいました(笑)
第9話「沈黙の代償」
問題の薬の製造元アラストル製薬はタイソンの父親の会社だと分かった。クラリスは経理担当のジュリア・ローソンに接触し協力して欲しいと頼む。
【感想】
タイソンとは生い立ちが似ていることもあり、クラリスも同情しているような印象でしたね。
経理担当のジュリア、彼女凄く誠実で強い。
自身の中に溜め込んでいたクラリスへの怒りや憎しみといった「毒」を最初に出し切ることで、切り替えて被害者のために協力しようとしたんですもんね。
一方でルース長官の娘キャサリン。
一年振りに外出した彼女ですが、元カレは辛い時に側にいなかったことを謝罪。
前に進もう!と嬉しそうに話すキャサリンでしたが、彼の話したかった内容は「好きな子と正式に付き合うために承諾が欲しい」という。
はぁ?彼女の心はズタズタですよね。
やぁ~やっぱり別れて正解。
第10話「母親」
突如姿を消したキャサリン。クラリスは彼女が「バッファロー・ビルの母親」の元へ向かったと予測し、一人で自宅へと急ぐ。
【感想】
悪魔の母親とやらはどんな人物なのか。
もみ合いになったライラ(ビルの母)が頭を強打した時は大変大変!と思いましたが、手当てを始めるキャサリンを見て、話しができて心の整理がついたのかなと思いました。
去る時の表情が穏やかでしたしね。
やっぱり凶悪な犯罪を犯す人って幼少期の環境が大きく影響してますよね。
「クリミナル・マインド」とか観ててもゾッとしますが、子育ての責任の重さと怖さを感じてしまいます。
第11話「全能の神」
証拠隠滅の危機の中、クラリスはニルス・ハーゲンの部屋に呼び出された。
【感想】
ニルス・ハーゲン(ピーター・マクロビー)の部屋での会話は終始不快なものでした。
特に女性のことを「害虫」だと主張する彼が恐ろし過ぎて、全く頭に入って来ませんでしたよ。
彼ですよ。
黒幕は。
老いた弱々しいお爺さんを想像してたけど、全然!
スナックバリバリボリボリ食べてたハドリンが可愛く感じちゃった。
第12話「欲望のカンバス」
ハーゲンが逮捕されるもすぐに釈放。ハドリンが殺害され、イラ立ちを隠せないクラリスは現場で捜査官を殴ってしまう。
【感想】
ハーゲンの部屋の真っ赤な絵、あれハーゲンの「血」だったんですね。
胎児の組織とやらも見つかったとか、怖すぎ。
最初はあれだけ怖い対象だったハドリンも、最後は自殺に見せかけて殺されてしまう。
電話でクレンドラーに伝言を残すあたり、実は後悔しながら生きていたんだろうな。
第13話「それぞれの選択」
タイソンが「助けて欲しい。」とクラリスの自宅を訪ねて来た。慌てて逃げようとするが男たちが押し入り動物実験施設に監禁されてしまう。
【感想】
まず、クラリスの私服ってあまり見る機会がなかったから、このエピソードのごくごく普通の女の子!みたいな恰好が新鮮でした。
タイソン、実は彼もハーゲンに支配されていた気の毒な息子でしたね。
最後あの気持ち悪い瓶が並ぶ棚の前でタイソンに迫られた選択。
クラリスの言葉とハーゲンの言葉どちらを取るのか。
ハーゲンに協力していたのは許すべきではないけど、愛されたかったという子どもの気持ちを利用されていたようで腹立たしかったです。
海外の反応:『クラリス』は賛否両論?ユーザーレビューを分析
伝説的映画の続編ということもあり、海外のレビューサイトIMDbでは熱い議論が交わされています。
主な肯定・否定のポイントを分かりやすく整理しました。(2026年1月6日時点)
👍 肯定的な意見(ポジティブ)
- レベッカ・ブリーズの好演:ジョディ・フォスターのアクセントや仕草をリスペクトしつつ、新しいクラリスを確立している。
- 心理描写の深さ:バッファロー・ビル事件後のPTSDに苦しむ姿を丁寧に描いており、一人の女性の再生物語として優秀。
- 独立した作品としての面白さ:あえて「ハンニバル」を出さないことで、クラリス個人の能力や背景が際立っている。
- チームの絆:VICAPチームが次第に結束していく過程に胸が熱くなる。
👎 否定的な意見(ネガティブ)
- 『ハンニバル』との比較:マッツ・ミケルセン版のような芸術的な衝撃やカリスマ性に欠けると感じる層も。
- フラッシュバックの多さ:蛾や過去の記憶が頻繁に挿入される演出が、テンポを悪くしているという指摘。
- 原作設定の改変:小説や映画での家族背景との違いに違和感を覚えるコアなファンからの批判。
- サブプロットの過剰さ:人種差別や上司との対立など、捜査以外の要素が多すぎて集中できない。
多くのユーザーが共通して言っているのは、「1話で判断せず、4話〜6話まで見続けてほしい」ということ。
まとめ:ドラマ「クラリス」を観終えて
映画『羊たちの沈黙』から30年以上の時を経て製作された本作は、単なるスピンオフの枠を超えた、「クラリス・スターリングという一人の女性が、自身の過去と向き合い、再生していく物語」でした。
最初はバラバラだったViCAPのチームが、次第にクラリスを認め、一丸となって巨大な陰謀に立ち向かっていく姿には、サスペンスとしての興奮だけでなく、胸が熱くなる人間ドラマもありましたよ!
「クラリス」はこんな人におすすめ!
- 『羊たちの沈黙』の世界観をもっと深く知りたい
- グロすぎる描写は苦手だけど、重厚な心理戦を楽しみたい
- 逆境に立ち向かう強い女性主人公の物語が好き
- 1話完結ではなく、シーズン通して大きな謎を追うスタイルが好き
全13話というボリュームもちょうど良く、週末などのまとまった時間で「一気見」するのに最適です。
Huluでの「クラリス」の配信は2024年8月3日時点で終了しています。視聴を検討される際は、最新の配信状況を各プラットフォームにてご確認ください。

クラリスが最後に手に入れた「静寂」が何を意味するのか。ぜひ、あなたの目で見届けてみてください!
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