TV映画「スーツケース・マーダー」登場人物・キャスト・元ネタ、実際の事件は何？
今回ご紹介するのは2022年のテレビ映画「スーツケース・マーダー」（原題：Suitcase Killer: The Melanie McGuire Story）。
夫をバラバラに切断して遺棄したとして、2007年7月に終身刑を言い渡された実在の女性の裁判が描かれてるよ！
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予告動画
登場人物・キャスト
マグワイア夫妻
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妻メラニー：キャンディス・キング 
（左）
夫ビル：マイケル・ローク （右）
ミラー博士
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演：ジャクソン・ハースト
役どころ：メラニーが働く不妊治療クリニックに雇われたドクター。既婚者同士でメラニーと交際し、警察からはビル殺害の共犯と疑われた。
メラニーを演じたキャンディス・キング
#NewProfilePic pic.twitter.com/MGvKPdfSQR
— Candice King (@CandiceAccola) January 22, 2019
メラニーを演じたキャンディス・キング（1987年5月13日生まれ）は、心臓外科医師の父と元環境エンジニアの母の間に生まれた、アメリカの女優兼シンガーソングライターで、代表作は「ヴァンパイア・ダイアリーズ」（2009年～2016年）のキャロライン役。
2014年にロックバンド「ザ・フレイ」のジョー・キングと結婚し、2人の娘に恵まれましたが2022年にキャンディスが離婚を申請。（旧姓：アッコラ）
本作「スーツケース・マーダー」ではブルネットでしたが、基本はブロンドなんですね。
派手な顔立ちではないですが、色白なのでブロンドだと透明感が増して更にキレイ。
「ヴァンパイア・ダイアリーズ」はどこで観れる？
ところでキャンディス・キングの代表作でもある人気ドラマ「ヴァンパイア・ダイアリーズ」は、Hulu・U-NEXT
で全171話（字幕・吹替）配信中！
キャンディス・キングにピンと来なくても、「ヴァンパイア・ダイアリーズ」ってドラマは聞いたことある人も多いのでは？
女性作家L.J.スミスによるベストセラー小説 
を基にし、全米でヴァンパイア・ブームを引き起こしたシリーズなんですよね。
2008年にはロバートパティンソン＆クリステン・スチュワートの映画「トワイライト～初恋～ 
」も大ヒットしたし、この頃ヴァンパイアものが熱かったんでしょうね。
多くの女性たちがハマったこのシリーズ、今からでも全話観れるのは嬉しいですね。
【ネタバレ】感想・内容振り返り
ジャクソン・ハーストが久々だった
ジャクソン・ハースト（メラニーの不倫相手、ミラー博士）をひっさびさに見たな！という興奮がまず最初。
と思い出させられました。
最終話マジでなさすぎません（笑）？
どこか冴えない印象が強い彼ですが、本作では不倫相手が突然殺人容疑で捕まるわ、共犯だと疑われるわ、自分たちの関係がメディアに取り上げられるわと散々な役でした。
海外の報道ってズバッと掘り下げてくれて気持ちいい時もありますが、渦中の人たちを追い込むような熱量に毎度ビビってしまいます。
この事件に関しても注目された分、相当掘り起こされたんじゃないでしょうか。
モヤモヤのまま結末を迎える
実話ベースなんで、あったままを映画にしてますが、まだ多くの人が関心を寄せるだけあって、実際のところどうだったの？と曖昧なところで着地しました。
判決は出ていて終身刑だと決まったとて、本人はまだ無実だと主張し続けてるんですから。
なんだかスッキリしないよねと。
あと検察が非常に意地悪で強引なように描かれてたんですが、これももちろん実話（笑）？
映画内では描かれていなかったのですが、メラニー犯人説に異論を唱える人たちが存在していたり、まだまだ謎の部分が多い事件なのかもしれません。
詳細に興味がある方は、下の【実際の事件は何？】の動画やリンク先を参考にしてください。
翻訳で意味不明になる箇所はありますが、なんとなく事件や捜査の内容は掴めるかと思います。
実際の事件は何？
この作品の元ネタとなったのは、「スーツケース・キラー」と世間に騒がれ2007年に終身刑を言い渡された不妊治療クリニックの看護師、メラニー・マグワイアの事件です。
検察側はメラニーが夫・ビルを鎮静剤で眠らせた後に彼を撃ち、バラバラにして遺棄したとしています。
数々の状況証拠も見つかっており、確かにこれだけ聞いていたら犯人はメラニーなんだろうなぁと思えてしまいます。
ただ個人的にはモヤモヤと残るものがあるのも事実。
ビルもたいがい問題があっただろうし、だからと言ってこの映画を観た限りだと、バラバラに解体するような事件に発展する流れが想像しにくいんですよね。
それにビルの肉片が家？車？から発見されたらしいけど、殺害後の掃除が完璧に行われていたのか、どれだけひっくり返して調べても血液反応などの証拠（痕跡）が出なかったらしいんです。
これって凄いことじゃないでしょうか。
まるでデクスター・モーガンじゃないか！
自宅で殺害して解体して掃除して遺棄して……という一連の大仕事を、メラニー1人で子ども不在の2日間（だっけ？）を使ってやり遂げられるのかな。
しかも遺棄した場所は、自宅から7時間とかかなり離れた場所でしたよね。うーん。
だからと言ってビルが借金してた闇金の人間に殺されたんじゃ？ってのも、なーんかなぁ。
メラニーはなんと100歳になるまで仮釈放の可能性はゼロなんだそう。
絶望的な年数！彼女が主張するように、マジで無実だったらと考えたら恐ろしいですね。
ローラ・ダーン主演の「疑惑の炎」の死刑囚のように、冤罪で死刑執行されてしまうパターンは取り返しのつかないものですが、命あれど刑務所内で死ぬしかないというパターンも想像を絶するものですね。
「Lifetime」の作品が続々huluで配信
実際の事件や出来事をベースにした作品って多いですが、低予算で淡々と描かれているLifetimeの作品が結構お気に入りです。
マイナーなんだけど気になるものが多くて、ついつい観てしまうんですよね。
理由は実話ならではの独特な後味でしょうか。
キャストも有名じゃないし低予算感も出ていたりするんですが、実話ベースだと考えさせられるものがあって、大作映画や娯楽作を観た時の余韻とは違った後味があるんですよね。
まだまだ観ていない作品が並んでるので、徐々に消化していきたいです。
【その他の実話ベースの感想】
- 「疑惑の炎」
ローラ・ダーン＆ジャック・オコンネル共演、冤罪の死刑囚の実話 - 「アフター・ザ・レイプｰ判決の行方ｰ」
リンジー・フォンセカ主演、暴行を受け出産した女性の法廷での戦い - 「ポルノスター～私の選んだ道～」
優等生の大学生が学費を稼ぐためにポルノ女優デビューした実話 - 「ビッチ・ホリデイ」
脚本家ヨハネス・オルグレンの実体験のサスペンス - 「マッド・ストーカーｰ監禁地獄ｰ」
元教師が元教え子に拉致された1980年の事件 - 「エスケーピング・マッドハウス」
クリスティーナ・リッチ主演 精神科病院に潜入した記者の実話 - 「リグレッション」
エマ・ワトソン主演の悪魔崇拝者や儀式や社会問題がテーマ - 「キッドナップ・マーダー」
2013年ハンナ・アンダーソン誘拐事件
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