「グッド・アメリカン・ファミリー」ナタリア役イモージェン・フェイス・リードの魅力に迫る!
衝撃的な実話を基にしたDisney+のドラマ「グッド・アメリカン・ファミリー」で、主演を務めるイモージェン・フェイス・リード。
女優デビュー作にして、難しい役どころを見事に演じ切り、高い評価を得ています。
この記事では、海外サイトを参考に、イモージェン・フェイス・リードのプロフィール、経歴、演技への情熱、そして役作りのための苦労について詳しく解説します。
↓「グッド・アメリカン・ファミリー」ってこんなドラマ
イモージェン・フェイス・リードのプロフィール
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氏名 |
イモージェン・フェイス・リード(Imogen Faith Reid)
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---|---|
生年月日 | 1997年5月 |
出身地 |
イギリス・ロンドン
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職業 | 女優 |
デビュー作 |
『グッド・アメリカン・ファミリー』(2024年)
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主な出演作品 |
『グッド・アメリカン・ファミリー』(ナタリア・グレース役)
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その他出演作品 | 映画やテレビドラマにエキストラやスタンドインとして出演 |
人物像 |
遊び心のある性格
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趣味 |
音楽鑑賞、友人との交流
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好きな音楽 |
アリアナ・グランデ、ペンタトニックス
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エレン・ポンピオ主演の「グレイズ・アナトミー」も配信中!
イモージェン・フェイス・リードの情熱がスゴイ!
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私自身「グッド・アメリカン・ファミリー」を視聴しながら感じたのは、イモージェン・フェイス・リードの役柄への情熱です。
新人とは思えないプロ意識を感じさせる、「役作り」エピソードをご紹介します。
「自分なりのナタリア」
イギリスで育ったリードは、この事件が彼女の国ではあまり知られていなかったため、当初はナタリア・グレースについて詳しくありませんでした。
しかし、リサーチを進めるうちにその重要性に強く惹かれ、「自分なりのナタリア」を創造することに徹しました。

単に既存の情報をなぞるのではなく、独自の視点を取り入れることで、役柄に深みを与えたんですね。
自身の経験とコーチとの連携
自身の小人症の経験を役に取り入れつつも、ナタリアとは異なるタイプの小人症であるため、動きのコーチと協力し、模倣ではなく自身の身体に合った「本物らしい」動きを再現することを目指しました。
コーチとは撮影中ずっと一緒で、様々なシナリオを提示されたことで、この場合はどうなるか?と、ナタリアのように動く方法を見つける助けになったそうです。

他にも、アメリカ訛りの発音にも苦労したようですよ。
役柄への責任感
イモージェン・フェイス・リードは、「グッド・アメリカン・ファミリー」の後半で、ナタリア視点に切り替わった際、彼女が経験した「痛み」と「本物らしさ」を深く表現できたことを特に誇りに感じたそうです。
何故なら、ナタリアに「正義を示し」「彼女の声が聞かれる」ようにしたいという、強い思いで演技に臨んでいたからです。
共演者との信頼関係と学びの姿勢
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ナタリアを演じることに献身していたイモージェン・フェイス・リードは、共演者とも強い絆を築き、たくさんの学びを得ていました。
先輩俳優からの学び
イモージェン・フェイス・リードは、エレン・ポンピオ(クリスティン・バーネット役)と、マーク・デュプラス(マイケル・バーネット役)を「真の指導者」と呼び、彼らとの絆は「素晴らしいものだった」と語っています。

特にエレン・ポンピオからは、自分の意見を言うことや自信を持つこと、型にはまらず演じること、時には現場で臨機応変に対応することの重要性を学んだそうです。
感情的なサポート
感情的に重いシーンを演じる際には、事前に話し合ってお互いの境界線や快適さを確認し、撮影後にはハグをして労い合ったと明かしています。
マーク・デュプラスとは、スクリーン外でも仲が良く、それが重いシーンをより感情的にしたとも語っています。
先輩俳優からの評価
マーク・デュプラスは、「演技と仕事への献身に感銘を受けた」、シンシア・マンス役のクリスティーナ・ヘンドリックスは、「プロ意識の高さと、献身的でありながら遊び心があり気さくだった」と語り、好意的な評価を受けていることが伺えます。

女優デビュー作で主役、そして実話を基にした実在の人物を演じるのは、キャリアを積んだ女優さんにとってもかなり難しいはず。心身への負担や苦労を厭わず、真摯に作品に向き合ったことが分かりますね。
制作陣の評価
「グッド・アメリカン・ファミリー」の制作陣の評価も高く、具体的には下記のような内容が語られています。
- オーディションテープを観た時、皆が驚いた!
- スクリーンでの経験は不足していたものの、感情移入しやすく弱さを露わにし、キャラクターの様々な側面やニュアンスを演じる能力に魅了された!
- ナタリアの様々な年齢を演じ分け、同じキャラクターの異なるバージョンを演じる必要があり、非常に難しかったが見事に演じていた!
謙虚さと社会へのメッセージ
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イモージェン・フェイス・リードの人柄は、彼女がとても控え目で、同時に「エンターテインメント業界が、もっと色々な人を受け入れる場所になってほしい!」と強く願っている点によく表れています。
価値ある経験に感謝
これまでボディダブルやスタンドインとしてセカンドチームで働くことが多かったため、主役を演じることは全く異なる挑戦だったと述べています。
しかし、それは非常に価値のある経験であり、多くの素晴らしい共演者から学んだことに感謝しています。
インクルーシブな社会への願い
業界における「インクルーシブなキャスティング」の重要性についても強く語っており、小人症の人々がもっとスクリーンに登場することを願っています。
自身の経験が他の人々に機会を与えるきっかけになることを望んでおり、「見た目や話し方で人をすぐに判断しないこと」「『違うこと』は弱さではなく『強さ』であること」を観客に感じ取ってほしいそうです。
ファンへの感謝
視聴者からの温かいメッセージに「とても嬉しい」と述べ、一人ひとりのメッセージを大切に受け取っていると語っています。

小人症の娘を持つ親から、リードの演技が励みになったというメッセージを受け取った際には、テレビでの表現の重要性を改めて感じたそうです。
個人的なエピソード
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ナタリア役をゲットした瞬間
国際的なオーディションを経てこの役を獲得し、契約書に「ナタリア」と書かれているのを見た瞬間は、「興奮と同時に圧倒された、忘れられない瞬間だった」と語っています。
オフの過ごし方
感情的に重いシーンの撮影後には、音楽を聴いたり、友人と連絡を取ったりして、リフレッシュすることを重視していました。
特に音楽については「人生の非常に大きな部分を占めている」と語っていて、どこへ行くにもヘッドホンを欠かせないそうです。
一日の始まりと終わりには、プレイリストを聴いてリフレッシュし、自分を取り戻しているとも述べています。

ナタリア視点になった第5話における身体的・精神的苦労
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「グッド・アメリカン・ファミリー」の第5話(バーネット夫妻に家から追い出されアパートで一人暮らしを始める回)から、視聴者もナタリアとバーネット夫妻に対する見え方が大きく変わったんじゃないでしょうか。
これまでとは違い、かなり胸が痛む展開が盛り込まれていました。
強制的に連れてこられたアパートには、生きていける環境は整えられているようには見えますが、ナタリアにとっては困難なことばかりでした。
まず、ナタリアがよじ登らなければ届かない戸棚に収納された食べ物。
明らかにすぐに取れないと分かっていて、ここに片付けているのはどうして?
彼女の年齢を抜きにしても、障害に対する配慮はできなかったのだろうか?
他にも、古くて硬い蛇口からは簡単に水も出ず、バスタブに入るのも一苦労だったり、連絡を取る術もない。
彼女が使っていた歩行器もなかったんですよね。
ここしか借りられる部屋がなかったのかもしれません。
だとしても、ここに容赦なく閉じ込めたバーネット夫妻の行動に、彼女に対する気持ち(愛情)が表れているような気がして、非常に残念でした。
クリスティンが、それまで多くの子どもたちを救って家族を支えて来たとて、自閉症のジェイコブを天才児として羽ばたかせたとて、それについての本がベストセラーになったとて、全てが霞んでしまいました。
ストーリー展開で新たな風を吹き込んだ第5話ですが、実際に演じたイモージェン・フェイス・リードも、身体的・精神的な苦労があったようです。
その内容を、海外インタビュー記事で見つけることができたのでまとめます。
日常生活動作の困難
- 小人症であるイモージェンは、アパート内の物を扱うシーンで、日常生活動作を行う上で身体的な負担を感じた
- 蛇口をひねる、缶切りを使うなど、通常の人であれば容易な動作も、彼女にとっては大きな困難を伴った
- 特に、シャワーの蛇口をひねって体を洗うシーンや、缶切りを使おうとして手を切ってしまうシーンでは、その苦労が顕著に表れた
- アパート内の物に手が届きにくい状態での生活シーン全般も、彼女にとって大きな負担となった
身体的負担の大きいシーン
- ナタリアがアパートで一人になり、混乱と怒りから癇癪を起こすシーンなど、身体的に激しい動きを伴うシーンの撮影は、彼女にとって大きな負担となった
孤独と不安の表現
- 8歳の少女ナタリアが、養父母に捨てられ、一人で生きていかなければならない状況を演じる上で、イモージェンは精神的な負担を感じた
- 孤独、不安、混乱、絶望など、複雑な感情を表現する必要があった
- 特に、アパートで一人で過ごすシーン、食料の調達に苦労するシーン、停電で不安になるシーン、隣人の孫とバスで迷子になるシーンなどでは、その精神的な負担が大きかった
虐待シーンの精神的負担
- 養母クリスティンから精神的、肉体的に虐待を受けるシーンを演じる上で、イモージェンは精神的に追い詰められた
- 精神的な虐待、身体的な暴力、言葉による攻撃など、精神的に追い詰められる演技が求められた

第5話は観ているのもつらくなりましたが、演じている側にもかなり苦労があったんですね。
【全話観た感想】イモージェン・フェイス・リードの演技が素晴らしかった
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「グッド・アメリカン・ファミリー」全8話を視聴しましたが、イモージェン・フェイス・リードの演じ分けには、新人とは思えない目を見張るものがありました。
特に印象的だったのは、バーネット夫妻と出会った頃と、一人暮らしを始めた頃の、まだ幼さを感じさせる雰囲気です。
それが、バーネット夫妻と法廷で争うようになってからは、一転して芯の強さを感じさせる、一人の若い女性に変化していました。
もちろん、演出の意図もあったんだと思います。
彼女の声の出し方、話し方、細やかな仕草や表情の変化からは、役への深い理解と意識的な演技が感じられました。
視聴中は物語の流れに引き込まれ、その違いを特に意識することはありませんでしたが、最終話のフラッシュバックシーンで、初期と後期のナタリアの印象が明確に異なっていて、改めて彼女の演技力の高さを感じました。
物語序盤は、私もクリスティンと同様に、ナタリアの言動や映画「エスター 」を思わせるような展開にビクビクしてたんです。
でも、ナタリアの視点から物語が語られるにつれて、彼女に対する印象は大きく変わりました。
当初感じたような凶暴性や悪意は薄れ、むしろ、複雑な状況の中で生きる一人の少女として捉えられるようになりました。
視点が変わった、見せ方の変化という要素も大きかったかもしれませんが、それ以上に、イモージェン・フェイス・リードの繊細な演技が、ナタリアというキャラクターの多面性を表現していたんじゃないでしょうか。
そういう意味でも、イモージェン・フェイス・リードの演技が良かったなと感じました。

一人暮らしを始めたあたりから、ナタリアがただただ気の毒に見えました。後半は感情移入してしまいました。
【今回参考にした海外サイト一覧】
✅ドラマ『グッド・アメリカン・ファミリー』のイモージェン・フェイス・リードはいかにしてナタリア・グレースに変身したか
✅独占インタビュー:イモージェン・フェイス・リード、『グッド・アメリカン・ファミリー』でナタリア・グレースの苦しみと力強さを描いた
✅イモージェン・フェイス・リード、『グッド・アメリカン・ファミリー』の共演者エレン・ポンピオを称賛
✅『グッド・アメリカン・ファミリー』:イモージェン・フェイス・リード、ナタリア・グレースの視点への衝撃的な転換について語る
✅『グッド・アメリカン・ファミリー』スターが、第5話でナタリア・グレースの真実を明らかにするという辛い義務を語る
✅『グッド・アメリカン・ファミリー』でナタリア・グレースを演じる27歳のイモージェン・フェイス・リードを紹介しよう。
まとめ
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「グッド・アメリカン・ファミリー」はストーリー展開も相まって、イモージェン・フェイス・リードの演技に激しく心を揺さぶられるものがありました。
視点が変わった途端、見え方が変わる演出には脱帽です。
Disney+でも配信中の人気ドラマ「グレイズ・アナトミー」のエレン・ポンピオ出演で、話題になったドラマですが、新人女優イモージェン・フェイス・リードの才能と努力からも目が離せませんよ!
↓「ナタリア・グレース事件」について深掘り!
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