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【ネタバレ感想】Disney+「その患者、シリアルキラー」(全10話)身勝手な母親にイラっ!

 

今回ご紹介するのは、Disney+(ディズニープラス)で配信中のドラマ「その患者、シリアルキラー」(原題:The Patient)。

 

パー子
パー子

連続殺人犯がセラピストを監禁し、治療を要求するという斬新な設定の人間ドラマ。

 

 

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本作の配信はディズニープラスのみなんですが、私はHulu単体から今話題のHulu | Disney+ セットプランに加入して視聴しました。

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それぞれ強みが違うから、配信作品に被り無し。

家族での映画鑑賞の機会も各段にUPしましたよ。

できるだけお得に幅広い作品を楽しみたい!という方にはドンピシャのセットプランです。

 

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あらすじ

セラピストのアランは、連続殺人犯であることを明かした患者に捕らわれる。サムはアランに殺人衝動を抑えるという、異例の治療の要求をする。アランはサムの心を解きほぐし、次の殺人を止めねばならないが、サムは重要な点には触れようとしない。監禁されている間に、アランはサムの強迫観念の深さだけでなく、自分の家族に生じた亀裂を元に戻すにはどれだけの労力が必要かを知る。
【Disney+(https://www.disneyplus.com/ja-jp/series/the-patient/4lTrRbumnjNn)より引用】

 

予告動画

 

登場人物・キャスト

アラン・ストラウス

✅演:スティーヴ・カレル
✅役どころ:臨床心理士で患者サムに監禁される

 

 

サム

✅演:ドーナル・グリーソン
✅役どころ:殺人の衝動を無くすべくアランに治療を強要する

 

ある意味こっちのドーナル・グリーソンも猟奇的(笑)

 

キャンディス

✅演:リンダ・エモンド
✅役どころ:サムの母で息子の犯行を黙認している

 

ベス

✅演:ローラ・ニエミ
✅役どころ:アランの妻で癌のため死去

 

エズラ

✅演:アンドリュー・リーズ
✅役どころ:アランの息子で親子関係に亀裂が生じている

 

ショシャナ

✅演:レナータ・フリードマン
✅役どころ:アランの娘で同じく心理士

 

エリアス

✅演:アレックス・リッチ
✅役どころ:次にサムが殺害しようとしている相手

 

チャーリー

✅演:デヴィッド・アラン・グリア
✅役どころ:アランと親交のあった亡くなった心理士

 

メアリー

✅演:エミリー・デイヴィス
✅役どころ:サムの元妻

 

 

見どころ

私が思う「その患者、シリアルキラー」の見どころはコレ!

会話劇で魅せる演技達者2人の心理合戦

なんか紹介の仕方にセンスも捻りもないけど、シンプル~にコレが1番でしょう。
臨床心理士アランと、殺人衝動に悩むシリアルキラーのサムの心理合戦。
基本、監禁部屋での2人の会話劇。
それ以外はアランの家族の回想場面か、サムの職場での様子が出て来て、時々ギョッとする事が起きて青ざめることも。

 

パー子
パー子

突発的に起きる出来事に、2人がどう動くのかハラハラさせられるのよ。

 

とってもシンプルだけどその分演技に重点が置かれていたので、ちょっとした表情の変化に緊張感もあり全然目が離せませんでした。

 

パー子
パー子

字幕追うのにまばたき忘れてメチャ目疲れたもん!

 

患者に監禁された心理士が、自身の身を案じながら冷静に言葉を選び、状況を好転させようとアレコレと提案を繰り返す疲労感もスティーヴ・カレルから滲み出まくり。
サムの治療を通して、自分が抱えている息子との問題についても気づきがあり、ハラハラドキドキの脱出サスペンスと言うよりは、ガッツリ人間ドラマ

 

パー子
パー子

心理士とシリアルキラーは単なる一面で、結局は親と子、家族の物語りだったね。

 

心がギュッと苦しくなるような辛さ、「何故」という腹立たしさ、ハッと気づいた時の後悔、報われない悔しさなど、長く生きてる人ほど共感できる様々な感情を存分に味わうことができる大人向け作品です。

 

 

視聴のキッカケ

シリアルキラー役のドーナル・グリーソン

以前《【Disney+(ディズニープラス)】イッキ見できる海外ドラマは何?【Hulu | Disney+ セットプラン】》をまとめている時に知った本シリーズ。

タイトルからしてネタバレ?でも妙に気になるタイトルやな?とキャストを見ると、スティーヴ・カレルとドーナル・グリーソンじゃないですか。

2人共コメディでも独特の存在感を放つ演技派。

特に我が家の鬼リピ映画「ピーターラビット」シリーズ で、可愛いうさぎ達相手に命がけで戦ってたドーナル・グリーソンが、シリアルキラー役ってところに惹かれました。

 

1話の時間は短め

次に視聴の背中を押されたのが、1話の時間が短めというところ。

長尺やエピソード数が多いのは、どうしても躊躇して見送りがちなので非常に助かります。

  1. 「インテイク」22分
  2. 「アラン・ラーンズ・トゥ・メディテイト」24分
  3. 「イシューズ」25分
  4. 「カンパニー」26分
  5. 「パスティツィオ」32分
  6. 「チャーリー」30分
  7. 「ガディッシュ」30分
  8. 「エズラ」39分
  9. 「アウシュヴィッツ」36分
  10. 「ザ・カンターズ・ハズバンド」48分

 

さぁ、もうこりゃ観るっきゃないよねと視聴したわけです。

 

 

感想

正直言うと、ハッピーエンドを期待してたから、後味は良くなかったです。後味は。

ただああでもない、こうでもないと振り返って考えられる作品なので余韻はタップリ

人間の嫌な部分、親のあるある等、共感できるポイントが多かったし、「自分だったらこうしたのかな」「信じられへん!なんでや」等、登場人物の言動に一喜一憂しちゃう没入感がありました。

もちろんツッコミどころもあるし、ちょっと難解で分からないところもありましたよ。

でもそんなことよりも、スティーヴ・カレルとドーナル・グリーソンの演技で満腹感を味わえる、とてもクオリティーの高いドラマでした。

 

 

みんなの評価やクチコミは?

 

 

↓ ここからネタバレあり ↓

 

 

 

【ネタバレ】いやいや、ただの毒親だよ!

ちょっと文句(ある意味悪口?)になるんですが、いいでしょうか(笑)

 

このドラマ、心理士と患者って表向きの肩書きはありますが、シンプルに「毒親」ネタじゃないです?

 

特にサムに関しては、母キャンディスの行動ひとつで、殺人衝動に惑わされない大人になれたかもしれませんよね。や、なれたはず。

 

パー子
パー子

キャンディスがもっと早く手を打っておけば……

 

もちろん暴力的な父親が圧倒的に悪だけど、母親であるキャンディスが、逃げたり助けを求めたり何かしらのアクションを起こさず、暴力を受ける生活を幼い息子に我慢させてきたのも相当な悪

大人になったサムが衝動をおさえきれず、行き当たりばったりの殺人を繰り返しても通報せずに黙認

「どんどんやりなさい」って意味じゃなく、もちろん止めてあげたいけど、常に人任せで自分はちょっと離れた所から見守ってる感じ。

このアラン誘拐だって、キャンディス発案らしいし。

 

息子の更生・改心を信じてあげたい。
通報したくない(されたくない)!

 

そんな親心は当然理解できるけど、過去の自分を猛省せず悪びれる様子もなく堂々と黙認するキャンディスに、超絶イライラしました。

サムがそれに気づけてないところが重症だけど、まさにキャンディスは毒親ですよ。

 

パー子
パー子

怒りや恨みを、いまだに母親に向けてないのが不思議すぎや!

 

辛い過去を共に耐え抜いて来た同志みたいな顔してるけど、年齢も立場も違うんだから、全然同志じゃない。

キャンディスも被害者だけど、サムに対しては加害者でもあったわけです。

自分勝手な彼女にただただ腹立つし、サムの苦しむ姿を見ていると、気の毒で仕方なかったです。

 

 

そしてもう1人の毒親は、アランの亡くなった妻ベス。

これに関しては日本人には馴染みの薄い「宗教」「信仰」などが絡んでて、難しいものがあるんだろうけど、傲慢というか大人げないというか、支配や圧みたいな違和感が常にありました。

確かに良かれと思ってかけた言葉が相手を不快にさせ、それが積み重なって深い溝になることも理解できます。

だけど、息子のエズラにばかり怒りを持ってるアランに、壁を作ってるのはあなた達夫婦の方だったんじゃないの?と。

絶対許せないことがあるとそこに固執して、相手の謝罪や変化を求めてしまうけど、そこに至った経緯に目を向けると自分もたいがいだったなぁと気づくことってありません?

互いを思ってるのに、どうにも歩み寄れない頑固さに泣けます。

 

 

とにかくアランとサムの家族を見てると、「毒親」の本を読んでいた頃を思い出しましたよ。

ついつい自分の過去を重ねて、怒りが込み上げてきましたしね。

 

 

「毒親」にもタイプがある!分かりやすかった本はコレ

 

パー子
パー子

この本を読んだ私の感想はコチラ。無駄に長文です。

 

ということで、自分の過去を重ねフツフツと煮えたぎる要素のあった「その患者、シリアルキラー」。
ネチネチと言うと感じが悪いですが、しばらく考えるのが好きな方には味わえるドラマな気がします。
ぜひ~!

 

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