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クロエ・グレース・モレッツ無双！映画「シャドウ・イン・クラウド」のネタバレなし感想＆見どころ

クロエ・グレース・モレッツ主演！賛否両論の話題作「シャドウ・イン・クラウド」の魅力をご紹介

 

今回ご紹介するのは、第二次世界大戦下の爆撃機を舞台に、女性パイロットが謎の生物と戦うアクション映画「シャドウ・イン・クラウド」です。

クロエ・グレース・モレッツが主演を務め、賛否両論を呼んだ本作の【見どころ】【感想】をまとめています。

 

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「シャドウ・イン・クラウド」作品情報

タイトル
シャドウ・イン・クラウド
原題 Shadow in the Cloud
製作年 2021年
製作国
ニュージーランド・アメリカ合作
ジャンル
サスペンスアクション
監督
ロザンヌ・リャン
脚本
マックス・ランディス、ロザンヌ・リャン
製作
ブライアン・カバナー＝ジョーンズ、ケリー・マコーミック、トム・ハーン、フレッド・バーガー
製作総指揮
パリス・カシドコスタス＝ラトシス、テリー・ダガス、ジャン＝リュック・デ・ファンティ、サンドラ・イー・リン、アニー・マーター
撮影
キット・フレイザー
美術
ゲイリー・マッケイ
衣装
クリスティン・セス
編集
トム・イーグルス
音楽
マフイヤ・ブリッジマン＝クーパー
音楽監修
カリン・ラクトマン
キャスト
モード・ギャレット：クロエ・グレース・モレッツ、アントン・ウィリアムズ：ビューラ・コアレ、ウォルター・クエイド：テイラー・ジョン・スミス、カラン・マルベイ、スチュ・ベッケル：ニック・ロビンソン
あらすじ
第2次世界大戦中の1943年。最高機密を運ぶ密命を受けた女性大尉モード・ギャレットは、B-17爆撃機に乗り込む。男性乗組員からの心無い言葉を浴びせられながらも任務を遂行しようとするモードは、上空で謎の生物を目撃する。想像を絶する試練の中、荷物を守るため決死の戦いを繰り広げる。
受賞歴
2020年・第45回トロント国際映画祭ミッドナイト・マッドネス部門 観客賞
その他
第2次世界大戦に従軍した女性兵士たちへのリスペクトを込めて描かれた作品

 

 

「シャドウ・イン・クラウド」5つの見どころ

「シャドウ・イン・クラウド」の見どころを、5つピックアップしてご紹介します。

クロエ・グレース・モレッツの熱演

ほとんどクロエちゃんの一人芝居＆熱量高めの真剣演技で展開！「キック・アス 」ばりのクロエ・グレース・モレッツの圧倒的な存在感と無双感を楽しむべし！

 

斬新な設定と展開

第二次世界大戦下の爆撃機内という閉鎖空間でのアクションと、クリーチャーとの対決というごった煮が斬新。

 

B級映画としての魅力

ザ・低予算！ツッコミどころ満載なストーリー展開、良い意味でバカすぎてもはや愛おしい♡

 

女性のエンパワーメント

男性社会の中でも負けない！なんなら怪物（グレムリン）にも負けない！奮闘するモードの姿がたくましすぎて目が点！

 

80年代風の音楽

作品独特の雰囲気を盛り上げる音楽にもご注目！

 

 

【ネタバレなし】感想

ここでは「シャドウ・イン・クラウド」を視聴した率直な感想を、ネタバレなしでまとめています。

なんとなく作品の雰囲気を感じ取れてしまうかもしれませんが、核心部分や結末などには触れておりません。

 

「シャドウ・イン・クラウド」はひどいらしい！？

 

以前気になって観ようとした時、評価が低そうだと感じてスルーしてたんですが、Disney+（ディズニープラス）でドラマ「ティーチャー」でニック・ロビンソンが気になり、出演作品のひとつだった「シャドウ・イン・クラウド」を視聴することに。

 

うーーん。

これは間違いなくクロエ・グレース・モレッツだけを味わう映画だわ（笑）

ニック・ロビンソンが出てたことも忘れそうなくらいに。

 

 

ひどいと言われる点に関しても、同意するしかない。

そんな内容だったんです。

 

 

正直クロエちゃんのキャリアが心配にはなった

冒頭から何故だか嫌な予感。

なんとなくこれは駄作かもしれない臭がしてたんですが、しばし我慢。

何やらクロエちゃん演じるモード・ギャレットは、第2次世界大戦でB-17爆撃機フールズ・エランド号に乗り、極秘任務に挑む女性パイロットらしい。

低俗な男性乗務員から下品な言葉を浴びせられ、席がないからと最高機密の入ったバッグを男性乗務員に預け、狭い下部銃塔に追いやられるという息苦しさタップリのスタートでした。

機内の男性陣（ニック・ロビンソン含む）と顔を合わせる場面はほぼほぼなく、しばしクロエちゃんの一人芝居のような場面。

何してても可愛い（でもタフ）クロエちゃんを拝めるから、観ててもストレスないけど、いまひとつどんな心構えで観てたらいいのか分からずソワソワ。

 

とは言え退屈する暇はありません。

日本軍機が攻撃して来たり、妙な怪物（グレムリン）が機体に張り付いてたりと、一体何ジャンルの作品なんだと混乱（笑）

 

作品の没入感どうこうより、クロエちゃんはどうしてこの作品に出たのかなぁ…ほんのり心配に。

 

 

吹っ切れたらあとは楽しい（笑）

 

でも大丈夫！

途中から振り幅の広い展開（イベント）が連続するんで、「これはマジメに観てたらダメなやつか。」「愛すべきネタ映画だ！」と嫌でも感じちゃうんです。

多分「シャドウ・イン・クラウド」の評価の分かれ目がこのあたりでは！？

ここで「はぁ(; ･`д･´)？」となるか、「ほえ～(・∀・)ﾆﾔﾆﾔ」となるかですよ。

 

ニヤニヤに到達できたら、あとは半笑いで気楽に観ていきましょう。

ポップコーンとかお菓子とか一緒に、ホケェ～ッとして。

 

確かにひどい映画ですよ（笑）

ホントによくクロエちゃんが出たよねって今でも思います。

 

ただ、吹っ切れモードで観れたらコレがなかなかバカバカしくて面白い。

無理に笑いを取りに来るコメディより、観終わった後は妙なテンションになれるので好きです（笑）

前半と後半、マジで別ものだし、モードを見下してた男性陣たちのキャラぶれや扱いも潔いほど雑！

機体に張り付いてた怪物（グレムリン）に関しても、存在自体不思議すぎるのに、そこ誰も何もないのん？

戦い方がまさかの肉弾戦って何（笑）！？

 

気持ちいいほど「なんじゃこれ！」ってなれる「シャドウ・イン・クラウド」、終始クロエちゃんしか勝たん！状態の展開である意味安心して観れますよ（笑）

 

 

ひどいと言われる元凶？

アレコレ詰め込む内容になった原因かもしれない！と勝手に思ったのが、脚本を担当したマックス・ランディスのニュース。

マックス・ランディスは映画監督ジョン・ランディスの息子で、「クロニクル 」（2012年）の脚本で一躍人気者に。

そんな彼が複数人の女性から性的虐待と心理的操作の申し立てを受けた影響で、「シャドウ・イン・クラウド」の製作にも苦労があったようです。

少し垣間見れることが、2019年のインタビュー記事「Chloë Grace Moretz: ‘People said: You’re going to lose your career over this’」に掲載されていました。

  • 彼と完全に距離を置いている
  • 何度も書き直した
  • マックス・ランディスの名はプロジェクトからかなり遠いところにある

 

結果的にクレジットから名前を消すことは規定上無理だったようですが、海外の情報サイトでは彼の名前は掲載されてない….と書かれてたけど、現在はそんなことはなく普通にIMDbでも載ってました。

 

ただ、このリライトを重ねたことでごった煮が加速したのかな？とか、肉付けに必死だったのかな？と思ったり。

でも待てよ。

そもそもごった煮はマックス・ランディス始まりだったのかも？とか。

 

あと嫌だなって感じたのが、このニュースを見てしまうと、作中に出て来るお下劣な男性キャラクターが、マックス・ランディスそのものなんじゃ？と繋げてしまうこと。

セクハラセリフの数々は、マックス・ランディスから自然に出て来た言葉だったのかなと、申し訳ないけど連想してしまう。

 

私たち日本人は、マックス・ランディスの件を知らず視聴してるのが大半だろうけど、海外では当時このニュースが関係者たちには相当なダメージだったのかも？と感じました。

 

うむ。

 

 

【ネタバレ】お楽しみポイント

お楽しみポイント（突っ込みどころ）が満載な本作の、印象的だったところをご紹介します。

 

爆風で「ただいま！」

X（旧Twitter）でも触れてる人が多かった爆風で「ただいま！」の場面。

 

クロエちゃんがね、本当演技に熱量があって、危機的状況を体いっぱいで演じてるんですよ。

ほとんどが1人の場面だから、もうそりゃ真剣。

ただ彼女に起きることがあり得なさ過ぎて…あまりにもバカバカしいんですよ。

 

パー子
パー子

これは笑うしかない！

 

 

ホントにDVされてた？

実はモードは夫からDVを受けてたそうなんですが、機体でのタフ＆勇気ある身のこなし、陸でのグレムリンとの肉弾戦からか弱さは微塵も感じず。

DV受けてた設定はどこへやら（笑）

 

 

こんなに強いんなら、逃げる前からどうにでもなったんじゃ？

よく旦那は無事でいられたもんだ。

 

終盤なんて、モードに素手でボコボコにされるグレムリンが気の毒になりましたもん。

大事なものを命を懸けて守る！脅かすものは許さん！を体現したんだろうけど、どう見てもグレムリンには勝ち目無さそうで…逃がしてあげてって。

 

エピソード（設定）と視覚的情報のギャップに、ここでもまた笑うしかなかったのです（笑）

 

 

【海外】IMDb評価・口コミ

海外サイトIMDbで★5.0／10（33K）の「シャドウ・イン・クラウド」。

ユーザーレビューではどんな意見が投稿されているのか、肯定的・否定的意見にわけてまとめています。（2025年3月14日時点）

 

肯定的意見 否定的意見
クロエ・グレース・モレッツの演技が素晴らしい。 脚本がひどく、ストーリー展開が不自然。
B級映画としての面白さがあり、楽しめる。 設定や演出がばかげており、リアリティに欠ける。
独特の世界観と設定が魅力的。 CGIの質が低く、モンスターのデザインが安っぽい。
アクションシーンや特殊効果が優れている。 メッセージ性が強く、押し付けがましい。
80年代のシンセサイザー音楽が素晴らしい。 トーンがばらばらで、作品としてまとまりがない。

 

 

【国内】Xでの口コミ

X（旧Twitter）で「シャドウ・イン・クラウド」の感想を読むと、賛否両論はありますがB級映画として楽しまれた方が多いことも分かりました。

肯定的・否定的意見をまとめています。

 

肯定的意見

  • 第二次世界大戦下の爆撃機内という閉鎖空間でのアクションと、グレムリンというクリーチャーとの対決が斬新で面白い
  • クロエ・グレース・モレッツの演技力、特に一人芝居のシーン、彼女の存在感が映画の魅力を高めている
  • 「ツッコミどころを無視できる面白さいっぱい！」「BGMのかかりかたがB級ぽくて楽しい」

 

否定的意見

  • 予告編の印象と本編の内容にギャップを感じた
  • ツッコミどころが多い

 

まとめ

今回は個性の強い映画「シャドウ・イン・クラウド」をご紹介しました。

リアリティ重視でシリアスな映画を期待する方には不向きですが、下記のような方は高確率で「シャドウ・イン・クラウド」を楽しめそうです。

 

「シャドウ・イン・クラウド」こんな人にオススメ！
  • 突っ込みどころ満載な展開やB級映画好きの方
  • クロエ・グレース・モレッツのファン
  • 他の映画にはない斬新な設定の映画を観たい方
  • 女性が活躍する映画が観たい方
  • 何も考えずに楽しめる映画を求めてる方

 

間違いなくB級映画なんですが、気楽に観れる作品なので、興味のある方はぜひ視聴してみてくださいね。

 

 

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