【ネタバレ】アレックス・マードーが痛すぎる!ディズニープラス独占配信『華麗なるマードー家』第3話までの正直レビュー
番組名は正直覚えていないんですが、以前このアレックス・マードーの事件を取り扱った日本の番組を観たんですよね。『世界まる見え!』とか、そういう系の番組かと。
だから、この事件のドラマが配信されるって知って楽しみにしていたんです。
この記事では、Disney+(ディズニープラス)で独占配信中の『華麗なるマードー家
』の第3話までのネタバレ感想を、たっぷりお届けします。
特に、ジェイソン・クラーク の化けっぷりと、思わずドン引きした「痛すぎるおじさん」アレックスの行動、そして制作側の意図的な時系列の変更について深掘りします。
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【ネタバレ】感想
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実は、配信される前に事件について気になっていたんで、『華麗なるマードー家』をもっと楽しむ!深く、ねじれた連続事件の「全貌」でまとめたんですよね。
そしたら出るわ出るわ、いろんな疑惑や事件。
予習のうえでドラマを視聴したんですが、分かっていても気分の悪い展開すぎて、第3話まででお腹いっぱいになりました。
人が亡くなっている実話ベースなんで、面白い!なんて言うのは違うと思うんですが、逆に「実話なの!?」ってくらい映画のような信じられない内容にビックリですよ。
ジェイソン・クラークの化けっぷりに鳥肌
第1話「家族の伝統」冒頭ですでに妻マギー(パトリシア・アークエット)と息子ポール(ジョニー・ベルヒトルト)が殺害されており、そこから過去の出来事や事件を遡るという流れでした。
まずマギーとポールを発見したアレックス(ジェイソン・クラーク )が、泣きじゃくりながら通報する場面で鳥肌立ちました。
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本家アレックスのしゃべり方(訛り)との比較なんかはできませんが、少なくとも私が知ってるジェイソン・クラークじゃなかったです。
ジェイソン・クラークの代表作と言えば、『ターミネーター:新起動/ジェニシス 』(2015年)や『猿の惑星: 新世紀(ライジング)
』(2014年)になるんでしょうか。
個人的には盲目の妻(ブレイク・ライブリー)を支える夫を演じた『かごの中の瞳 』(2016年)のジェイソン・クラークが印象的でした。
>>関連記事:映画『かごの中の瞳』見えていなかったのは夫の方だという皮肉
見た目や立ち振る舞い、オーラとかジェイソンのジェの字もなかったです。
えっ!本当にスゴイ。
体重も増量したんでしょうか。
顔には特殊メイクが施されてるのかな!?と思いますが、自然で違和感もないし、超嫌な男アレックスになりきっていました。
女性の目を惹きつける魅力的な人物とはかけ離れているけど、どんな風に演じていくんだろうっていう興味でアレックスに、いやジェイソン・クラークに釘付けでしたね。
事故の時系列が違うのは何故だろう
ちょっと気になったのが、第2話「一人足りない」で起きたマロリー・ビーチ死亡事故と、第3話「ココモ」で起きた家政婦グロリア転倒事故の時系列が入れ替わっていた点でしょうか。
グロリア転倒事故は2018年なので、2019年のマロリー・ビーチ死亡事故の時点ではグロリア(キャスリーン・ウィルホイト )は生きていないはずなんですよね。
制作上の都合や意味、理由があるとは思いますが、この一家を支える重要人物だった分、ここもリアルに展開した方が忠実で良かったのに?と感じました。
強大な雇い主で逆らえないとは言え、グロリアのいい人感が強かったので、存在しないイベントにいるとなると、急に作り物感が増す気がして…ね。
時系列入れ替えの意図
───事件の時系列を何故入れ替えたのか?
気になったので調べると、すぐ出てきました!
やはりこれには意図があったようです。
物語にいくつかの創作上の自由が与えられていて、特に顕著なのがこの時系列入れ替えの点だそうです。
共同クリエイター兼ショーランナーのマイケル・D・フラーは、「感情的に、彼女がこの家族にとって何を意味し、特にポールに対してどのような役割を果たしたのかを見るのに役立った」と説明しています。
制作側は、マードー家の悪事が芋づる式に暴かれていくという物語の流れを強調し、グロリアとポールの間の個人的なつながりを強調するために、実際の時系列をあえて入れ替えるという判断を下したそうです。
そーか、なるほど。
ボートの事故で追い詰められ、友達も失ったポールが、旅先から深夜に電話をかけた相手がグロリアだったんですよね。
実際この時グロリアはいませんが、信仰心のある優しい人柄で、ポールを幼い頃から気にかけ小言にも耳を傾けていたのかななんて思ったりしました。
アレックスが痛すぎて見てられなかった
どこが創作上の自由で、付け加えたり省かれたりしたのかは分かりませんが、第3話まで観て感じたのは、マードー家の誰も幸せそうじゃないなということ。
それに品のある人がいないなってこと。
まず主人公アレックスに関しては、めちゃくちゃ痛いおじさんでしたね。
若気の至りを武勇伝のように毎度語るのが痛々しいし、恩着せがましく圧をかけてくるし、友人と称される人たちが、一族を恐れて笑って合わせてくれてることにも気づいていない。
特に憐れだなと思ったのは、第3話の気晴らし家族旅行先でのナンパですよ。
荒れるポールを放置し、マギーとも過ごさず、バスター(ウィル・ハリソン)を恋人ブルックリン(ミナ・サンドウォール)のいる部屋に早く帰し、自分の好みの女性に近づこうとニヤニヤと下心丸出しでクラブに行った場面。
多分地元だったらマードー家という肩書きで強いんでしょうけど、ここはそれが通じない。
音楽に合わせて踊りながら近づき、ボトルをおごると言っても断られ、話しを続けると「おじさん、場違いよ」とバッサリ。
半笑いで立ち去られてしまったんです。
で、部屋に戻って寝ているマギーに乱暴に迫るんですが、もうこの流れも様子も全てにおいてドン引きしちゃいました。
勘違いおじさんすぎて、痛々しくて見てられなかったです。
これもアレックス・マードーの本当の姿なんでしょうか。
家庭環境最悪だと息子二人は自覚していた
そんな痛さもチラ見せしてくれたアレックスは、一見成功者ですが、一番認めてもらいたい父親にはいまだ認めてもらえず長年苦しんでるんです。
それなのに、自分の息子バスターとポールも同じ構図になってるところが、子育ての難しさあるあるだなと。
優秀で一族の期待を背負ってるバスターと、素行の悪いポール。
ポールの評判の悪さは自業自得だとは言え、荒んでいくのも理解できます。
実際、泥酔して周りの制止を振り切り暴走しボート事故を起こしたのだって、日々の鬱憤が根底にあったせいですからね。
でも興味深かったのは、この兄弟、一族の権力の恩恵を受けてる場面は多々あれど、家庭環境としては最悪だと感じているところには、「おっ!」となりました。
実際もそうだったんでしょうかねぇ。
バスターは「おまえにも、家族にもうんざり」、ポールは「この2人(両親)と過ごす苦痛が兄さんに分かるか?」と。
彼らの育ってきた環境が、精神衛生上不健全だったことが、この第3話まででひしひしと伝わってきました。
ドラマの演出にまんまと引っ掛かってるかもしれませんが、個人的にはマードー家の息子二人に対する見方が変わりました。
何にも疑問を持たず俺様街道一直線だと思っていたので…
アレックスの自己満足旅行
家族旅行でもアレックスはバスターとポールを連れて、船で釣り行こうとしたり、全く望んでいないどんちゃん騒ぎをサプライズしたり、事故後で心身が疲弊している息子のためになるはずのないプランばかり。
船を見てフラッシュバックして、それどころじゃないという気持ちにすら気づけない。
バーで意気投合した二人組を煽って、わざと自分を殴らせて己を戒めてるとか、相当精神的にダメージを受けてますよね。
ポールはボートの事故で、マロリー(マデリン・ポポビッチ)を殺してしまった罪悪感に苛まれてるけど、一族はそこからも目を背け向き合わせてくれない。
そんなポールの気持ちや状況にそぐわない旅行を、ただただアレックスが自己満足で押し付けてるようにしか見えなくて、めちゃくちゃ不快でした。
「この旅行にいくらかかってると思ってるんだ!ただくつろいで楽しめばいいだけなのに、おまえはそれすらもできない。あ、忘れてたよ。お前がどれだけダメな奴かをね。」散々ですよね。
高い旅行だと豪語してたアレックスですが、支払いに使ったのって依頼人の和解金じゃなかったです?
恐ろしすぎます。
妻マギーの言動からも目が離せない
ついついジェイソン・クラーク演じるアレックスや、ポールに注目しがちですが、パトリシア・アークエエット演じる妻マギー・マードーも要チェックです。
マギーは、キャンキャン噛みつくような高飛車なキャラクターではなく、落ち着いていて口数は多くありません。
しかし、その静かな表情の裏には、多くの不満と不安が渦巻いているように感じました。
アレックスのオピオイド中毒、女性問題、そして「仕事」と称した際どい交友関係など、彼女は夫の「黒い部分」にも気づいていたのかもしれません。
満たされない様子がひしひしと伝わってきます。
カリブ海旅行中、バスターの彼女ブルックリンがマギーの仕事について質問する場面が印象的でしたね。
マギーは「昔は婦人服店をしていたけど、息子たちと過ごせなくて…立派な男に育てるにはたくさんの犠牲が必要なの」と答えていました。
この言葉を聞いて、私は、マギーがアレックスとの結婚生活で多くのものを諦めてきたんだろうなと感じたんです。
婦人服店も、本当はもっと続けたかったのではないでしょうか。
アレックスは時にマギーをおだてますが、腹の底では妻を軽視し、バカにしているようにも見えるんですよね。
例えば、マギーが必死に準備した義父のためのパーティーについて、彼は「この資金を出してるのは自分だ」という本音をポロリ。
さらには、「ポールを守るのはマギーじゃなくて俺だ!」と断言します。
彼は、「妻はこうあるべき」「これはして当たり前」と思っている感謝知らずのタイプ?
マギーは、そんな彼との結婚で自分の人生が台無しだと思いたくなかったのかもしれません。
続けて「息子たちの姿で、すべての苦労が報われる」とも言いますが、そのテンションからは心からのハッピーは感じられません。
この時ブルックリンも表情を強張らせていました。
最後の「マードックの男たちは強いから、あなたも強くなって」という助言は、マードー家と関係を持つことの「犠牲」について言ってるようで、意味深すぎます(笑)
他にも、旅行先のバーでたまたま話しをした女性に、「離婚していて子どもはおらず、造園家だ」と言ってたんです。
その相手の女性は独身の医者で、養子の娘を連れて世界中で活動をしていたそう。
見た目もクールで知的で、しっかりと自ら人生を切り開いている人に、本当の身分や身の上話しなんてできません。
キラキラしたエネルギッシュな女性に出会い良い刺激を受けたのか、チェックアウト時に、その女性と同じようなゴールドのスニーカーを嬉しそうに履いていたんです。
この旅行で何か見定め、心が動いたのかもしれません。
実際、マギーは離婚の準備をしていたそうなので、この後どんな風に動いていくのかも注目したいと思います。
↓マードー家に何があった?
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