自分の家族も人質に！同時進行する2つの事件を元敏腕交渉人が解決できるのか！？ストーリーよりも推したくなるのは犯人役の怪演だった

 

今回ご紹介するのは2005年のアメリカ映画「ホステージ」（原題：Hostage）。

 

 

あらすじ

小高い丘の上に立つハイテク豪邸に3人の若者たちが、豪邸の主、スミスとその家族を人質にとって立てこもった。警報をキャッチしたタリーの部下が急行すると、犯人からの銃撃を受けてしまう。タリーも現場に駆け付けるが、事件は最悪の展開になっていく。【Huluより引用】

 

予告動画

 

登場人物・キャスト

ジェフ・タリー

Bruce Willis in Hostage (2005) pic.twitter.com/fIm9s8WIg8

— Frame Found (@framefound) February 19, 2019

✅演：ブルース・ウィリス
✅役：元ロサンゼルス市警の敏腕交渉人、ある事件をキッカケに小さな町の警察署長になる

 

 

ジェーン

✅演：セレナ・スコット・トーマス
✅役：タリーと離婚寸前の妻

 

 

アマンダ

Hostage: Rumer Willis (Amanda), es la propia hija en la vida real de Bruce Willis y Demi Moore (6) pic.twitter.com/PB2i0ssyUv

— cineenrama (@cineenrama) March 19, 2014

✅演：ルーマー・ウィリス
✅役：タリーの娘

 

 

デニス

✅演：ジョナサン・タッカー
✅役：ウォルター宅に忍び込んだ強盗グループのリーダー

 

 

ケヴィン

✅演：マーシャル・オールマン
✅役：強盗に加担するデニスの弟

 

 

マース

Ben Foster in Hostage (2005) pic.twitter.com/qQ6ARDKEvQ

— Frame Found (@framefound) February 17, 2023

✅演：ベン・フォスター
✅役：3週間前に知り合ったデニスとケヴィンの強盗仲間

 

 

ウォルター・スミス

✅演：ケヴィン・ポラック
✅役：会計士で丘の上の豪邸の主

 

 

トミー

✅演：ジミー・ベネット
✅役：ウォルターの10歳の息子

 

 

ジェニファー

Michelle Horn in Hostage (2005) pic.twitter.com/AAhncmhKDP

— Frame Found (@framefound) April 24, 2020

✅演：ミシェル・ホーン
✅役：ウォルターの14歳の娘

 

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【スタッフ】

• 監督：フローラン・エミリオ・シリ
• 脚本：ダグ・リチャードソン
• 原作：ロバート・クレイス
• 製作総指揮：ハワード・W・コッチ・Jr／デビッド・J・ウォーリー／アンドレアス・ティースマイヤー／ジョセフ・ローテンシュレイガー

 

 

 

【見どころ】

 

過小評価に惑わされるな！

海外サイトIMDbでの評価★6.5／10（114K）と、高いとも低いとも言い難いどっちつかずな「ホステージ」なんですが、マジでこれ過小評価ではないでしょうか。

そもそもブルース・ウィリス出演作なのに、日本でかなりマイナーじゃないですか？気のせい？

むかーしDVDで鑑賞して衝撃受けて、何度も何度も繰り返し観てたんですよね。

そんな思い出深い「ホステージ」をこの度Huluで再度視聴してみました。

 

で、感じたのは。

 

お世辞抜きで

やっぱ最高だと思います(・∀・)！キリッ

 

 

でもコレ、一体どの辺が私のツボなのか、何が最高だと感じさせるのか。

ブルース・ウィリスの実娘ルーマー・ウィリスが、娘アマンダ役で登場してるのも確かに注目ポイントではあるけど、それだけじゃない。

まじまじと考えてみたことがなかったんで、今回数年ぶりに観て再確認した「推しポイント（見どころ）」をまとめてみようかなと。

映画好きの方がどんな評価をしてても関係ない！

ここで熱く語ってしまおうじゃないかい！

 

推しポ①マースの存在感が異常で異様

Mars Krupcheck (Ben Foster) – Hostage (2005) https://t.co/zAqpuEaacW pic.twitter.com/oXDyMQAXYs

— Dylan Duffy (@dylanduffy97) November 17, 2023

 

私が「ホステージ」を評価してる理由は、ほぼほぼベン・フォスターが占めてるんです。

はじめは単なる無計画な強盗グループの1人で、ブルース・ウィリスにこてんぱんにやられるんだろなって雑魚扱いで見てたんですよ。

でも明らか異質な存在感に目が離せない。

長い髪と粘着視線が怖い！

取り乱さず落ち着いてるけど、沸点どこか分からんしとにかく怖い！

簡単に言ってしまえば「何をしでかすか分からないサイコパス」

でも話しが進むにつれ、意味深な顔（表情）やまさかの行動を見せられて彼の心情の理解が追いつかない。

深掘りされなかったから謎のままではあるけど、実は幼少期父親が母親を殺害したというトラウマに苦しみ、振り回されているという悲しき犯罪者だったんです。

 

Ben Foster in Hostage (2005) pic.twitter.com/AEICYUzYzy

— Frame Found (@framefound) August 8, 2022

 

人を殺めることに躊躇もせず、一般的な感覚とはズレまくってるけど、そういう自分を開き直って認めてるわけじゃない。

決して犯罪を楽しんでるようにも感じない、凄い暗くて重いオーラが滲み出てました。

忍び込んだ豪邸の娘ジェニファーに執着する様子から、誰よりも人と関わりたかったんじゃないかなぁとか、愛し愛されたかったんじゃないかなぁとか、闇深さを感じましたね。

 

 

終盤は彼のビジュアルがボロボロになったのも相まってホラー映画ですよ（笑）

ここではベン・フォスターの怪演っぷりを拝めるはずです。夢出て来るやも。

詰め込まれた多くのネタを慌てて回収した感は否めないけど、そんなこと以上にマースの存在が作品を盛り上げてくれただろうなと思ってます（思い込んでます）。

 

 

正直ビッグネームのブルース・ウィリスが霞んでたかなと。

やぁ～恐ろしい俳優連れて来たなって震えましたもん。

もっともっと個性派、演技派として知名度あがってもいいのになぁ～と長年思い続けております。

 

そんなベン・フォスターの出演作はHuluやU-NEXTで「ホステージ」以外も多数配信されてる（2024年7月16日時点）ので、気になる方はぜひサイトでご確認くださいね。

 

 

 

推しポ②強盗グループ3人の演技力が半端ない

ここにもベン・フォスターが関係しちゃうんですが、彼の異様さに負けないくらい自滅暴走型を見事に演じたのがデニス役のジョナサン・タッカーでした。

 

 

彼は一応この3人の中でリーダーを名乗ってますが、計画的犯行と言うよりは勢いだけで雑。

統制を取れるほどの力と賢さもなく、独断で己の道を進むマースと、兄の暴走を止めようとする弟ケヴィンに挟まれあっと言う間に関係が破綻。

 

 

弟とマースどっちを取るんや！的場面でも、結果的に弟を無下にしてしまうという悲しき選択の結果、あーなってこーなって取り返しのつかない展開に。

この凸凹3人組が追い詰められて取り乱し、興奮状態で衝突する場面は見てるだけでヒヤヒヤしましたね。

 

 

 

 

それなのに彼らの演技を観ててもシラケないのって、結構凄いことだと思うんですよね。

視聴者を置いてけぼりにしないって、意外と難しいと感じるので。

 

 

 

【クチコミ】みんなの評価や感想は？

 

じゃあ、「ホステージ」を観た他の人たちは一体どう感じたんだろう？

気になったのでこれを機にX（旧Twitter）で探してみました。

作品自体が古いので数はあまりなかったのですが、やはり私みたくベン・フォスターに触れてる人が多くてニヤリ＆ホッ。

いくつかこちらにも貼っておきますね。

 

「ホステージ」はラストはちょっと尻すぼみになるけど掘り出し物の良作だった。
特に押し入り強盗3人組の内の1人であるベン・フォスター演じるマースは行動がトリッキー過ぎて最後まで飽きさせなかった。コイツだけ存在がホラー映画のキャラだった。 pic.twitter.com/GkBWQTuhHp

— KaZmA(カズマ) (@1090dreams) November 11, 2023

『ホステージ』

チンピラ役がよく似合うベン・フォスターが見れる映画。ダクト内を四つん這いで追いかけてくるベン・フォスターも見れる。

— こるてぃーな🦐 (@cortana_m) December 8, 2022

2005年『ホステージ』

ブルース・ウィルスとちびっ子の映画って多いな。

本作、ベン・フォスターのサイコっぷり演技が最高で凄い！のと、ブルースの実娘っwて、、、全然ブルースが入って来なかったw

もちろん面白かったですけど、安定のブルース・ウィルスw pic.twitter.com/ywMCbkJkp8

— Klaver Tilmeld🍀 (@KTilmeld) July 11, 2021

『ホステージ』はオープニングタイトルの凝った映像とアレクサンドル・デスプラのスリリングな音楽にビビッと来て、当時サントラ盤を即買いした映画です。籠城犯トリオのひとりを演じたベン・フォスターがものすごく怖いので必見。#ザ・シネマ

https://www.thecinema.jp/program/00477

t.co

pic.twitter.com/AskBPxVFtr

— Morigold（映画音楽物書き） (@mgmu_mol) November 13, 2020

ベン・フォスターは『アルファ・ドッグ』や『ホステージ』などで イカれた演技やぶちギレる演技が素晴らしい役者さんです。

もっと人気出てもいいのになぁって思ってます☺️ pic.twitter.com/rRisS67pvT

— ☯️Rick💫Koji☯️ (@soul_contact93) July 19, 2020

ブルース・ウィリスの『ホステージ』が好きなんだけど、どこが好きかと言えばベン・フォスター演じるマースが終盤、人間とは思えない動きで襲ってくるところです。初めて観たときあまりの怖さに泣いた。あれは怪演だと思う。悲しき殺人鬼なり。あとパパの書斎のDVDはどういう基準で揃えたのかしら。

— こぶ🏳️‍🌈🦄🌈🐺🐺 (@Meno_ue) June 21, 2016

 

2つの人質事件が同時に発生するというストーリーも、元敏腕交渉人役のブルース・ウィリスの味のあるタフオジぶりも魅力的なんですが、やっぱマースを要チェックです。

 

 

【現在】ブルース・ウィリスって引退したの？

タフで暴れん坊役が多かったブルース・ウィリスですが、残念なことに2022年3月に失語症のため俳優業を引退、2023年には【前頭側頭型認知症】を患っていることが家族から発表されました。

2024年3月に69歳の誕生日を迎えたブルース・ウィリスは、家族のサポートを受けて現在も闘病中です。

 

引退はしていますが、現在の妻（エマ・ヘミング・ウィリス）のInstagramなどで近影を見ることができます。

 

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役では険しい表情が多かったのですが、家族との写真では優しそうなパパの顔が印象的です。

数々の作品に出演しヒットも連発したブルース・ウィリス。

今回「ホステージ」を視聴して、私の記憶に残っていた過去作のブルース・ウィリスの姿がどんどん浮かんで来ました。

数々のアクションをこなし不死身イメージが強かっただけに、認知症の公表や俳優業引退はショッキングでしたが、難病指定の【前頭側頭型認知症】を1人でも多くの人に知ってもらいたいという本人の希望があったそうです。

これからは家族や友人とゆっくり余生を送ってほしいです。

 

↓2023年の日テレNEWSの解説動画を貼っておきます。

 

最後に

今回はブルース・ウィリス主演の懐かしきクライムサスペンス「ホステージ」の、【見どころ（推しポイント）】をご紹介しました。

とにかくベン・フォスターを激推ししてるのが伝わると嬉しいです（笑）

人質は無事に助かるのか！？

犯人たちとの交渉はうまくいくのか！？

2つの人質事件をどのように解決しようとするのか！？

短い時間にあらゆる不安要素を詰め込んだ作品なので、最後まで退屈はしないはず。

序盤もダラダラと説明や導入をしていないので、あっという間に侵入して立てこもり始めます。