ふふふふふふっ!
パー子です。
ついに観た観た観たーー!
以前(と言っても2023年だけど)、大興奮で感想を書いた「アレックス・ライダー」シーズン1。
その続編となる「アレックス・ライダー」シーズン2(全8話)を、U-NEXTの【31日間無料トライアル】の2日目でイッキに観ました。

もうね、嬉しすぎて、ホントありがとう!U-NEXT!
さぁ、テンション高めにいきますよ。
ネタバレなしで振り返っていきますね。
>>関連記事:【ネタバレ感想・内容・見どころ】「アレックス・ライダー」シーズン1(全8話)高校生が陰謀に挑むスパイアクション
【作品概要】ドラマ「アレックス・ライダー」シーズン2
タイトル | アレックス・ライダー シーズン2 |
---|---|
原題 | Alex Rider Season 2 |
製作年 | 2021年 |
製作国 | イギリス |
スタッフ |
|
キャスト | 役名 | 日本語吹替(声優名) |
---|---|---|
オット・ファラント | アレックス・ライダー | 花江夏樹 |
ブレノック・オコナー | トム・ハリス | 下野紘 |
ロンケ・アデコルージョ | ジャック・スターブライト | 小若和郁那 |
ヴィッキー・マクルア | チューリップ・ジョーンズ | 塩田朋子 |
スティーヴン・ディレイン | アラン・ブラント | 玉野井直樹 |
トーマス・レヴィン | ヤッセン・グレゴロヴィッチ | 子安武人 |
チャリスラ・チャンドラン | サビーナ・プレゼンス | 古賀葵 |
トビー・スティーヴンス | ダミアン・クレイ | 大塚芳忠 |
マリル・シウ | カイラ・ヴァシェンコ・チャオ | 日笠陽子 |
スパイ任務後の苦悩と新たな事件
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前回のポイントブランクへの潜入捜査を無事に終えたアレックス(オット・ファラント)は、スパイとして使うだけ使われた後、局(MI6)からシャットアウトされ距離を置かれていました。

しっかり監視はされてたんですけどね(笑)ジョーンズはアレックスのこととなると、上司のアランと平気でぶつかります。アランもアランで、相変わらずスタニス・バラシオンしてたけど(笑)、彼なりに気にはかけてたんだと思います。
一応表向きは”普通の高校生”に戻ったけど、以前のような生活には戻れません。
日常でチラチラ現れる殺し屋ヤッセン(トーマス・レヴィン)の幻(?)に悩まされ、局の勧めでカウンセリングを受けてますが、心の拠り所になりそうもない。
家族同様で元ハウスキーパーのジャック(ロンケ・アデコルージョ)と暮らし、同居レベルで一緒にいる親友トム(ブレノック・オコナー)にサポートされるも、なんとなくアレックスをどう扱えばいいのか、探り探りで腫れ物状態。
アレックスはいつも何か言いたげですが、フタをしてるのか吐露しません。
トムの話しにも空元気で対応し、学校の先生も成績の低下も合わせ心配そうに話しかけるけど、心開くことはありません。
そんな彼を見兼ねたジャックが、「休暇にコーンウォールでキャンプだ!」とトムも連れて出かけるんですが、旅先でもヤッセンの姿がチラリと見え、アレックスの頭の中は休まらないんです。
まぁでも気分転換に束の間のサーフィンを楽しんだり、ジャーナリストの父を持つサビーナという女の子に出会ったり、ちょっと新しい風が吹くかなぁーと思い始めた時、爆発事件発生!
駆けつけターゲットと被害者を救出できたけど、重症で意識もない…
この爆発の前に、アレックスはヤッセンらしき人物を見ていたけど、引き返さなかったことを激しく後悔。
警察に必死に事情を話すも、ただのガス漏れだと言われ、真剣に聞いてくれない。
なんならアレックスが何かしたのでは?と疑われる始末!
仕方なくジョーンズ(ヴィッキー・マクルア)の名刺を渡して電話させたけど、すでに使われていない番号だった。ガビーン
ジョーンズたちにヤッセンの存在を伝えなきゃ!
行き詰ったアレックスは、後先考えずに動き出すんですが、これは単なる事件ではなく、すでに陰謀のド真ん中へと飛び込んでしまっていたのです( ノД`)マタカヨー
疾走感あふれるストーリー展開
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全然語彙力ないですが、シーズン2もよどみなく面白かったです。
シーズン1同様、偶然やご都合主義はあっても、目的を達成するための集中力とフットワークの軽さにワクワクさせられました。
ある意味アレックスは無敵状態なんで、超ド級の緊張感や冷や汗タラリはないものの、相変わらず階段二段飛ばしテンポで話しが進むから、気を緩める暇がないまま全8話ですよ。
今回鍵を握るのは
- 大人気ゲーム「フェザード・サーパント」の新作リリースに、異様に執着する大富豪ダミアン・クレイ(トビー・スティーブンス)
- アレックスの叔父イアン(アンドリュー・バカン)を殺害した、顔に傷のある殺し屋ヤッセン
- 爆発事件の被害者
- シーズン1(ポイントブランク)で知り合ったカイラ
それぞれがどう陰謀に繋がっていくのか、接点が切れてしまった局との合流はあるのか?
一見バラバラのことが、徐々に強く繋がりを見せ始めて、いつ交わるのかハラハラドキドキ。

シーズン2はコーンウォールで出会ったサビーナ(チャリスラ・チャンドラン)の存在も、アレックスの行動の原動力になっているんです。
アレックスと言えば、定期的に形を変える謎の迷路に若者が翻弄される映画「メイズ・ランナー 」ばりに走ってるイメージですからね(笑)
その若くてエネルギー溢れる躍動感と、作品のテンポがリンクしてて、どんどん観進めてしまうんです。
さっきも言いましたが、ご都合主義ありますよ(笑)
だけどそんなことがどうでも良くなるほど、個人的には面白くて大好き。

一見子ども向け(ティーン向け)っぽいシリーズかなって思うんですが、これが全然そんなことないんですよね。
背景の薄さだって、心地良さでカバーしちゃう
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一応、シーズン2冒頭で長めの振り返り映像がありますが、登場人物やストーリーはそのまま続いてるので、シーズン1は必須ですね。
エピソード数を重ねたことによって、シーズン1よりも更に人間関係が密になってて、非常に魅力的なチームワークを見せてくれます。
特に育ての親を亡くしたアレックスにとって、今や親同然のジャックとの絆は、一般的な親子関係以上かもしれません。

ジャックの心が広すぎて惚れます。年頃の子どもを持つ親として、参考になるところもありそうです。
シーズン1の感想記事で「キャラクターの背景が激薄!」って書いたんですよね。
確かに背景は薄いままで、トムもジャックも情報なさすぎ(笑)
だけど、アレックス、ジャック、トムの3人の絆濃度は各段に上がってたんで気になりませんでした。観終わってから気づくレベルw
不思議だなって感じたのは、お金事情。
稼ぎ頭のイアンが亡くなった後、洗練されたインテリアのおしゃれハウスの維持や、日々の生活をどうやりくりしてるんだろう?って、オバサンあるあるなお節介発動したくらい。
イアンの保険金?貯金?ジャックも弁護士としてスタートしてるし?
だけどこのドラマの中ではお金を気にする素振りもなし、みんな揃ってフッ軽なんです。
そういうところだって心地いいですよね。
だって展開に水を差すことがないですからね。
あとトムに関しては「一体いつ帰宅してんだ( ̄д ̄)?」と疑うほど、アレックス宅に当たり前のようにいます。
それもこれも、アレックスを大切に思う、不器用なトムなりのサポートなんだと思うけど。
まぁまぁ~そんなことは思いつつ、全てのご都合主義が愛おしく感じてしまいました。
子ども相手に心乱す大富豪ダミアン・クレイに注目!
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個人的には、シーズン1のスノボシーン(ポイントブランクから抜け出し、晴天の雪山を滑走した場面)を超える爽快なアクションがなかったのは残念。
でも「ゲーム」という一つのテーマからはブレず、命懸けのシュミレーションバトルゲームや、遠隔操縦の殺人ドローンと戦うイマドキッぽさを取り入れたアクションは見応えあり。
そこに、頭のおかしな大富豪ダミアン・クレイの執念がプラスされて、この場面が更に面白くなってたんです。
ぜひ本編で楽しんでみてください。
アレックスは、乗り切れる自信があるのか、ある意味自暴自棄の一種なのか、若さ故に無謀な行動もしてます。
でも最後にはマルッとおさめて着地してるので、良しとしましょうか…ね(笑)
ラストはいわゆるクリフハンガー
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すみません。
嘘つきました。
実はマルッとおさまったのはダミアン・クレイの件だけで、アレックス的には全然終わってないんです。
なんなら謎が深まったと言ってもいいくらい。
シーズン2を最後まで観てもらったら分かるし、これは観てのお楽しみ♡なんですが、ラストにヤッセンがある置き土産をしてったんです。
アレックスの心が激しくザワワするのが聞こえてきたくらい、この場面胸が熱くなりました。
なんだろう…ヤッセンって実はいい奴なのかもしれないと。
でもこの置き土産のせいで、アレックスは再び「普通の高校生」から遠ざかってしまいましたね。

これはヤッセンの罠なのか優しさなのか。
海外視聴者の評価や口コミは?
うっかりネタバレしてしまう前に、海外視聴者の反応もチェックしておきましょ。
「アレックス・ライダー」シリーズのIMDb評価は★7.5/10(19K)ですが、今回はシーズン2のエピソードごとの評価まで見ていきますよ。(2025年6月5日時点)
E1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
7.5 | 7.6 | 7.9 | 7.9 | 7.7 | 7.9 | 7.6 | 8.3 |

なるほど。最終話が最高評価だったんですね。
ユーザーレビューでは、演技やストーリー展開、結末について好意的な意見が多く、特に興味深いのが原作の複数の要素を巧みに融合させている点が評価されているというところ。
他にも原作では登場が少なかったり、十分に掘り下げられなかったキャラクターにも光が当てられ、アレックスとの関係性が面白くなってるという声も。
ストーリー展開から考えて、シーズン3では、アレックスについて更に深掘りされるだろうと、大きな期待が寄せられています。

全体としてシーズン2は、原作ファンにとっても新規視聴者にとっても、楽しめる作品だと評価されています。
原作はアンソニー・ホロヴィッツの人気小説
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ドラマ「アレックス・ライダー」は、世界的ベストセラー作家アンソニー・ホロヴィッツ の人気小説「アレックス・ライダー」シリーズが原作です。
アンソニー・ホロヴィッツとドラマ「アレックス・ライダー」の繋がり
ドラマの製作総指揮として関与
アンソニー・ホロヴィッツは、このドラマシリーズの製作総指揮を務め、単なる原作者にとどまらない深いレベルで制作に携わっています。
具体的には脚本の作成、キャスティング、全体的なトーンの設定など、制作のあらゆる段階において重要な役割を果たしています。
私には、著者としてドラマが小説に忠実であること、そして製作総指揮として台本制作のサポートをするという2つの任務があったと考えている。
【U-NEXT 2020年10月8日ニュースリリース】https://www.unext.co.jp/press-room/alex-rider-anthony-horowitz-interview-2020-10-08
原作からの変更、異なる巻の要素を組み合わせることを承認
アンソニー・ホロヴィッツは、小説とテレビシリーズという異なるメディアの特性を理解しており、テレビシリーズとしてより魅力的で一貫性のあるストーリーにするため、原作からの変更や異なる巻の要素を組み合わせることを承認しています。
シーズン1のベースは主に第2作「ポイントブランク」ですが、構成やキャラクター深化のために第1作「ストームブレイカー」の要素も取り入れています。
アレックスの出自、彼がなぜスパイになったのか、叔父の死、そして人生ずっと嘘をつかれていたことに気づくまでの経緯を説明する必要があったため、 『ストームブレイカー』の要素も含まれています。
【Assignment X 2021年1月15日】https://www.assignmentx.com/2021/alex-rider-creator-and-executive-producer-anthony-horowitz-on-season-1-exclusive-interview/
そもそも、何故第1作「ストームブレイカー」をシーズン1にしなかったのか?
それは「ストームブレイカー」が、2006年にアレックス・ぺティファー主演「アレックス・ライダー」 で映画化されたためと言われています。
映画版「アレックス・ライダー」は、U-NEXTやAmazonプライムで配信されているので、サムネだけでも見たことがある方も多いのではないでしょうか。
アレックス・ぺティファーは一時期見かけましたが、最近は映画やドラマに出てないんですかね…まだ35歳ですって!
この画像からも分かるように、ミッキー・ローク、ビル・ナイ、サラ・ボルジャー、ユアン・マクレガーなど豪華キャストが出演しているんですよね。
ドラマと同様に、アンソニー・ホロヴィッツも製作総指揮と脚本を務めましたが、興行収入や批評家の評価はいまひとつだったようです。
メイン3人のキャスティングはアンソニー・ホロヴィッツも太鼓判!
主人公アレックス・ライダーをはじめとする主要キャラクターのキャスティングには、ホロヴィッツが深く関わっています。
下記のインタビューを見ると、いかに多くの中からオット・ファラントが抜擢されたのかが分かります。
また、ブレノック・オコナーやロンケ・アデコルージョに関しても、自身のキャラクターを体現する適任者だと、アンソニー・ホロヴィッツも納得だったようです。
イギリス全土から集まった650人もの子供たち、演劇学校、普通の学校、演劇クラブ、そして近所の人たちから、iPhoneなどでオーディションの応募がありました。(中略)彼ら3人が一緒にいて、そのやり取りを通して、私たちはまさにこのキャストがぴったりだと確信しました。
【CBR 2020年11月6日】https://www.cbr.com/alex-rider-anthony-horowitz-otto-farrant-interview/

これまでのインタビュー記事やSNSなどからも、アンソニー・ホロヴィッツの積極的な姿勢が伺えます!
まとめ
「アレックス・ライダー」シーズン2は、またもや大興奮するほどの傑作でした!
製作総指揮アンソニー・ホロヴィッツの原作への深い愛情と、テレビシリーズとしての魅力を最大限に引き出す手腕が見事に融合。
アレックス、トム、ジャックの絆の深化や、予測不能な展開にグイグイ引き込まれます。
時に無謀に見えるアレックスの行動も、その若さと切なさが胸を打ちます。
そして、衝撃のクリフハンガーは、次のシーズンへの期待を最高潮に高めること間違いなし!
ぜひ、独占配信中のU-NEXTで、この「アトラクションのような楽しさ」を体験してくださいね!
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