こんにちは!パー子です。
今回は、≪【第1部】衝撃!『パーフェクト・ファミリー 娘が消えた日』の元になった衝撃実話とは≫に続く、深掘り第2弾!
実は、Disney+のドラマ『パーフェクト・ファミリー 娘が消えた日』には、原作からの意外な変更点や、知られざる制作秘話が隠されています。
なぜ舞台は原作と違うのか?

この記事では、そんな制作陣の戦略や工夫、作品に込められた本当の意図を深掘りします。
ドラマの舞台裏:原作からの変更点と制作秘話
小説をドラマ化する──。
それは、並大抵の挑戦ではありません。
原作が持つ「魂」を失わず、映像ならではの魅力をどう引き出すか。
その葛藤と工夫が、常に制作陣には付きまといます。
『パーフェクト・ファミリー 娘が消えた日』も、例外ではありませんでした。
項目 | 原作小説 | ドラマ |
---|---|---|
主な舞台 | ノルウェーのサンデフィヨルド、フランスのピレネー山脈 | イギリスのマンチェスター周辺 |
その他のロケ地 | その他のヨーロッパ各地 | フランス(重要なロケーション)、リバプールのグラスハウス、ブラックプール空港、ドーバー港など |
一体なぜ、原作とは異なる選択がなされたのか?
そこには、どんな戦略や秘話が隠されていたのでしょうか?
驚きの舞台変更!ノルウェーからイギリスへ移った真の狙いとは?
原作小説『Playdate』の主な舞台は、ノルウェーの静かな町サンデフィヨルドでした。
フランスのピレネー山脈も、重要な背景として描かれています。
しかし、ドラマ『パーフェクト・ファミリー 娘が消えた日』では、主にイギリスのマンチェスターとその周辺へと大きく変更されています。
もちろん、フランスも物語の重要な要素として登場します。
この大胆な変更、実は戦略的な狙いがありました。
制作側の意図は明確です。
イギリスやアメリカの視聴者に、もっと親しみやすくすることだったのです。
世界中のより多くの人々に共感してもらい、物語へ深く入り込んでもらうための判断。

作品を「届ける」ための工夫だったんですね。
苦労の結晶!魅力あふれる撮影地の選定と、役者を奮い立たせた『現場の空気』
ドラマの撮影は、2023年6月にマンチェスターで幕を開けました。
他にも、リバプールのグラスハウス、ブラックプール空港、ドーバー港など、イギリスの様々な場所がロケ地として使われています。
ロケーション・マネージャーのケビン・ジャクソン氏は語ります。
「自由に撮影場所を探すことができた」と。
これは、制作チームが作品の世界観を表現するため、妥協なく最高の場所を求めた証です。
中でも印象深いのは、レベッカ役のホリデイ・グレインジャーのエピソードです。
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彼女は「マンチェスターでの撮影はわずか3日間だったのに、フランスでは5週間も過ごした」と明かしています。
フランスの美しい屋敷は、レベッカというキャラクターの「自由な雰囲気の家族の家」というイメージにまさにぴったりだったそう。
「パン屋さんで焼きたてのパンやパイを買って行く」といった日常の体験が、役になりきる上で非常に役立った、と彼女は語っています。

良い作品づくりに最高の環境は欠かせないってことですね!
なぜ変えた?視聴者の心をつかむための『タイトル戦略』
原作の『Playdate』というタイトル。
それが、ドラマでは『The Stolen Girl』(盗まれた少女)という、より直接的で分かりやすいタイトルに変更されました。

そもそも、Playdate(プレイデート)ってどういう意味なんでしょう。
これは、宣伝のための明確な戦略だったと考えられています。
より多くの人々の興味を瞬時に引き、作品への敷居を下げる狙いがあったのでしょう。
日本でのタイトル『パーフェクト・ファミリー 娘が消えた日』も同様です。
ドラマの内容をはっきりと示し、視聴者の関心を引くことを考慮して名付けられたはず。

そう考えると、タイトル一つにも、作品を「届ける」ための知恵と努力が凝縮されてるんですね。
撮影の裏側:イギリス各地を巡るロケ地とその魅力
エリサの家と学校
主人公エリサの家族が住む家、ルシアが誘拐されたあの家、そして学校のシーンは、グレーターマンチェスターのストックポート近郊、チードル・ハルムで撮影されました。
ロケーションマネージャーのケビン・ジャクソン氏は、エリサの家と学校が近くにあったことが、物語にリアルな世界観を与えるのに役立った、と語っています。
ぴったりの学校を見つけるために、いくつかの学校を回りました。全くの偶然ですが、皆が好む学校がエリサの家からわずか1マイル(約1.6km)の距離にあったので、現実世界を適切に再現でき、その地域から遠く離れる必要もなかったんです。【ケビン・ジャクソン氏(タイムアウト誌)より引用】
エリサの故郷、架空の共同体「エイトン」
エリサが以前暮らしていたという、架空の共同体「エイトン」のシーン。
ここは、ウェストヨークシャーのマーズデンで撮影されました。
19世紀の製粉所の歴史を持つこの場所に合わせて、脚本も変更されたそうです。
マースデンに到着すると、綿や羊毛を売る工場があり、それを反映するように脚本も変更しました。場所に合わせて脚本をアレンジしました【ケビン・ジャクソン氏(タイムアウト誌)より引用】
シュルーズベリー刑務所の異様
エリサの元恋人、マーカス・ターナーが収監されているシーンには、シュルーズベリー刑務所が使われました。
実際の刑務所での撮影は、セキュリティの関係で難しいんですよね。
そこで選ばれたのが、2013年に閉鎖され、現在は観光施設となっているシュルーズベリー刑務所だったんです。
シュルーズベリーは閉鎖当初と変わらず、独房、通路、運動場などあらゆるものが揃っているので、多くの映画製作者がそこで撮影に訪れます。【ケビン・ジャクソン氏(タイムアウト誌)より引用】
車で国外へ
ルシアが国外に密輸されるという、恐ろしいシーン。
ここはドーバー港のフェリーターミナルで撮影されました。
情報が渦巻くオフィス
記者セルマが働いていた「ダッシュ・ボイス」のオフィスとして使われたのは、マンチェスターのサンライトハウス。
そして、警察本部として撮影されたのは、同じくマンチェスターのジョン・ダルトン・ビルディングでした。
空港
プライベートジェットのシーンは、ブラックプール空港で撮影されました。
当初はリバプールのジョン・レノン空港を予定していたそうですが、変更になったようです。
そして、ローマのレオナルド・ダ・ヴィンチ空港の内部シーンは、なんとマンチェスター空港で撮影されています。
フランス
そして、物語の重要な舞台となるフランスでのシーン。
これは、フランスの地中海沿岸、トゥーロンとその周辺で撮影されました。
さらに、カンヌのカールトンホテルでも1日だけ撮影が行われたそうです。
まとめ
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今回は、『パーフェクト・ファミリー 娘が消えた日』の撮影場所やタイトルに注目して深掘ってみました。
- 戦略的な舞台変更:原作のノルウェーからイギリスへ、より多くの視聴者へ届けるため
- 妥協なきロケ地選定:物語にリアルな深みを与えるため、イギリス各地を巡る
- タイトルに込められた意図:作品の宣伝効果を最大化するための工夫
- 役者の演技を支える現場の力:撮影地の雰囲気が役作りに貢献したエピソード
- 緻密な脚本調整:ロケ地に合わせ物語が変化した具体例

個人的には、場所に合わせて脚本を変更したというエピソードがお気に入りです。柔軟な対応が素晴らしいですよね。
一部とは言え、原作が実際の誘拐事件から着想を得ていたとか、私の中ではショッキングだったんですよね。
ドラマの感想としては、ネタバレでこんな風に書いていたんですが、今回海外のあらゆる記事を読んで、変化したのは言うまでもありません。

不穏オーラ漂う主演エリサ役のデニース・ゴフにばかり意識がいってたので、もう一度別のところに注目してみると気づきも多そう。
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