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【ネタバレ】まさかの結末!ドラマ「ANNA/アンナ」心を揺さぶった3つのこと

 

今回ご紹介するのは、2023年9月12日からHuluで独占配信のドラマ「ANNA/アンナ(全6話)の衝撃的な結末について。

ネタバレ結末感想(心に残った3点)をまとめています。

 

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【ネタバレ】結末

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ガッツリ【ネタバレ】で踏み込んでいきたいのですが、「ANNA/アンナ」に興味ある方は、私の駄文で結末を知る前にHuluで本編をお楽しみくださいね。

作品の【見どころ】【注目人物】などをまとめた記事はコチラから。

 

ご都合主義なのか!?まさかの結末

紆余曲折ありまくりで迎えた第6話(最終話)。

”赤い病”で死期が迫るピエトロの希望で火山に行っていたアンナと、”青い子ども”のいるアンジェリカの屋敷から逃げ出したアストルは、無事に自分たちが住んでいた山で再会。

そしてアンナはある決意をアストルに語り出すのです。

火山に行った時に本土を見た。私は大人になる。薬を持つ大人がいるかもしれない。

アンナとアストルは、母親の遺骨を土に返し出発。

 

長い道のりの疲れからアストルが反抗することもあり、また別々の道を歩み始めそうになりますが、海辺から本土が見え大喜び。

近くで見つけたペダルボートに乗って、本土へ渡ろうと試みます。

 

パー子
パー子

そうそう!第6話のアンナの回想場面が衝撃的。母親の死後、小さなアストルの面倒を見ながら生きて来たアンナ凄すぎる。ノートの内容も現実的なものばかり。

 

途中、海に落ちた母親のノートを取ろうとアストルが溺れたりしますが、気がつくと目の前に大型船「サイペム10000ナッソー」が現れて事態は急変。

ペダルボートを乗り捨て、大型船に乗り込んだ2人は、大量の食料を発見。

電気が通っていることも分かり、至福のひとときを過ごします。

更に船内を探索してみると、各船室に生活感があり誰かここで暮らしているような気配。

その時、別室から複数の大人の楽しそうな笑い声が聞こえます。

2人は警戒しながら声がする部屋へ近づき中を覗くと、4人の大人が食事をしており、横から赤ちゃんを抱きかかえた若い女性が1人出て来ました。

お互い驚いた表情で見つめ合い、言葉は交わさずこのままエンディングへ。

 

全ての終わりだと思えたことが、実は素晴らしい始まり
ナレーションの最後は、こんな言葉で締めくくられていて、その後を期待してしまうエンディングとなりました。

 

 

エンディングで流れた曲

 

苦難の末、アンナとアストルが大型船で新たな出会いを果たしたラスト。

この時流れていたのが、アメリカのバンド、マーキュリー・レヴ の「Holes」。

夢を見ているようなフワフワした感覚に陥る、不思議な声質と曲調が耳に残りますね。

 

 

【ネタバレ】感想

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いくつか心に残ってることがあるんですが、ここでは3点ほどにまとめてみたいと思います。

 

まず1つ目は何度も言っちゃうんですが、”赤い病”をリアルに感じるコロナの流行ですかね。

長きに渡った自粛期間のストレスよりも、実際夫婦揃って2022年夏にコロナ感染した時の方が、何倍も何倍もメンタルやられました。

 

病院の予約も取れず気軽には行けない。

行ったところで訴えた症状は我慢するしかないと言われる。

だけど全然良くならず、むしろ不調箇所が増える。

 

毎晩眠れずベッドから夜空を見ながら「私ってこのまま死ぬのか?」なんて考えたものです。

そんなことを夜な夜な考え出すと、あれこれと不安要素が増えていくもので、ヒムト(息子)のことを考え悲観して余計ストレスになると言う悪循環。

 

この「ANNA/アンナ」を観ていると、その時不安でおびえていた自分を思い出して胸騒ぎが止まりませんでした。

今の時代でも、何が流行り出すか分からないことを痛感したし、大人が絶滅する謎の感染症が存在してもそりゃ不思議ではなかろうと。

 

要は設定が「単なる想像のお話し」という風に、受け止められる時期ではなかったなということ。

 

そして2つ目は、アンナの腕が切断されたのはビックリでした。

これマジでビックリしませんでした?

言うても主人公ですよ(笑)

容赦ないですよね。

アンジェリカ率いる”青い子ども”集団から弟アストルを逃がすのに失敗し、追われて隠れている時に蛇に噛まれたんですよね。

正直腕を切らなくても大丈夫そうでしたが、アンジェリカの指示で切り落とされてしまいました。

さすがにこの手術自体は眠ってる間に遂行されたため、目を背ける描写がなかったのが幸い。

それでも主人公少女の腕がなくなるという流れに「ひぃぃ~!」っとなりました。

ただ切られた直後は痛みに苦しみ衰弱していましたが、少しするとまるで以前から腕がなかったかのように順応していたアンナ。

ピエトロに会いに湖に飛び込む場面とか、「沁みるんちゃうの!?」とこっちが腕痛くなりました(笑)

 

で、私が一番胸が苦しくなったのが、”赤い病”を発症したピエトロとアンナが火山に行った時ですかね。

火山の入り口で待ち伏せていた男子3人が、ピエトロの頭に鍵つきのブリキのジョーロを被せてしまうのもショックだったし、死を覚悟し弱っていくピエトロが何故火山に無理してでも向かったのか分かった時もグサリ。

本当にピエトロは、サヴェリオ(小太りおじさん)の「魂」の話しを信じていたんだねと。

「死ぬ=お別れ」と刷り込ませなかったのは、サヴェリオの優しさだったのかな。

サヴェリオが発症するまで、1人になったピエトロと師匠と弟子のような関係で暮らしてたんですよね。

各戸に訪れ”赤い病”で衰弱した人を安らかに眠らせ、必要物資を漁って調達。

良いことなのか、悪いことなのか、その感覚も問うてはいられない世界。

でもサヴェリオは大人。

この生き方が苦しかっただろうし、「魂」の話しをすることで自分自身を落ち着かせていたのかなと考えてしまいました。

 

ここで魂は肉体を捨て創造主の元へと帰る
火山に入り天国へと昇っていく

火山に到着し、ピエトロがアンナに話したこと。

サヴェリオが使っていた黄色のサングラスで、アンナに「火山を見てくれ」と頼む場面なんか涙が止まりませんでした。

 

火山で亡くなったピエトロの遺体を、アンナが母親の遺体を葬った時と同じように石で覆い尽くして終わった第5話。

個人的にはこの第5話が一番きつかったです。

 

と、3点を簡単にまとめたのですが、語り出すと色々出てきます、このドラマ。

そりゃ「えっ?」というご都合主義もあるにはあるけれど、それ以上にやはりドシッとくるものがありました。

 

観られた方はどんな風に思ったのかなぁ。

 

 

最後に

原作も知らず予備知識もない状態で視聴したイタリアドラマ「ANNA/アンナ」は、当初思っていた内容よりも生々しくリアルな描写の多いショッキングな作品でした。

コロナウイルスに脅かされ続けた今だからこそ、不安と恐怖を身近に感じ、グサリと刺さる人間ドラマに仕上がっていました。

巷の評価はさておき、私はとても良い作品を観たなと感じました。

 

パー子
パー子

いつかシーズン2は観れるんだろうか。

 

 

 

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