長年のファンが待ち望んだSFホラーの金字塔『エイリアン』シリーズが、ついに初の実写ドラマシリーズとしてDisney+(ディズニープラス)に登場します!
その名も『エイリアン:アース』。
これまでの宇宙空間や未知の惑星での死闘から一転、シリーズ初の「地球」を舞台に、新たな恐怖と人間ドラマが繰り広げられます。
2025年8月13日(水)よりディズニープラス「スター」で独占配信が始まる本作は、一体どのような作品なのでしょうか?
そして、ファンたちはこの新たな挑戦にどのような期待と懸念を抱いているのでしょうか?

この記事では、作品の全貌から制作陣の熱い想い、そして見どころまでを徹底解説します。
ディズニープラスで全部観れる!エイリアンシリーズ 作中時系列
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ドラマ『エイリアン:アース』がシリーズのどこにあたるのか、ディズニープラスで視聴できる主要作品の作中時系列をチェック!※2025年5月17日時点の情報です
- 『プロメテウス
』 (作中年代:2089年)
- 『エイリアン:コヴェナント
』 (作中年代:2104年)
- 『エイリアン:アース』 (作中年代:2120年頃)←★本作はここ!
- 『エイリアン
』 (作中年代:2122年)
- 『エイリアン:ロムルス
』 (作中年代:2142年)
- 『エイリアン2
』 (作中年代:2179年)
- 『エイリアン3
』 (作中年代:2270年)
- 『エイリアン4
』 (作中年代:2470年)
『プロメテウス』(作中年代:2089年)
「エイリアン」のリドリー・スコット監督が描くSF大作。人類の起源を解明するため、宇宙船プロメテウス号に乗った科学者チームが、未知の惑星で驚くべき真実にたどり着く。出演はノオミ・ラパス、マイケル・ファスベンダーら。
『エイリアン:コヴェナント』 (作中年代:2104年)
リドリー・スコット監督が描く『エイリアン』前日譚の続編。滅びゆく地球を離れ、新たな惑星にたどり着いた宇宙船コヴェナント号の乗組員たち。そこは楽園かと思われたが、待ち受けていたのは想像を絶する恐怖だった。出演はキャサリン・ウォーターストン、マイケル・ファスベンダー。
『エイリアン:アース』 (作中年代:2120年頃)
リドリー・スコット製作総指揮、ノア・ホーリー監督によるシリーズ初のドラマ。宇宙ステーションの危機を脱し地球に帰還した宇宙船が、地上にエイリアンをもたらしてしまう。人類の未来をかけた戦いが、ついに地球を舞台に繰り広げられる。ディズニープラスで8月13日より配信。
『エイリアン』 (作中年代:2122年)
リドリー・スコット監督が手掛けたSFホラーの金字塔。宇宙貨物船ノストロモ号が未知の惑星で謎の卵を発見したことから、逃げ場のない船内で未知の生命体エイリアンとの壮絶な戦いが始まる。シガニー・ウィーバー演じる航海士リプリーの出世作。
『エイリアン:ロムルス』 (作中年代:2142年)
リドリー・スコット製作、フェデ・アルバレス監督が手掛けるSFサバイバルスリラー。宇宙ステーション「ロムルス」を発見した若者たちが、人類史上最悪の生命体エイリアンに遭遇する。ケイリー・スピーニーやイザベラ・メルセドら若手俳優が、生き残りをかけて絶望的な戦いを繰り広げる。
『エイリアン2』 (作中年代:2179年)
ジェームズ・キャメロンが監督・脚本を手がけたSFアクションの金字塔。エイリアンとの惨劇から生還したリプリーは、かつてエイリアンと遭遇した惑星が植民地になっていることを知る。やがて通信が途絶え、彼女は海兵隊と再びその星へ向かう。出演はシガニー・ウィーバー、マイケル・ビーン。
『エイリアン3』 (作中年代:2270年)
リドリー・スコット監督による傑作SF「エイリアン」シリーズの第3作。唯一の生存者として囚人惑星に不時着したリプリーは、そこで再びエイリアンの恐怖に直面する。武器もない絶望的な状況の中、彼女は自らの体に隠された秘密を知る。監督はデビッド・フィンチャー。
『エイリアン4』 (作中年代:2470年)
シリーズ第4作。前作から200年後、ペレズ将軍率いる一派がリプリーのDNAから彼女をクローンとして蘇生させる。だが、体内に潜んでいたエイリアンも復活し、宇宙船内で逃げ場のない壮絶な戦いが始まる。監督はジャン=ピエール・ジュネ、主演はシガニー・ウィーバー。
『エイリアン:アース』とは?作品概要と注目ポイント
タイトル |
『エイリアン:アース』(原題: Alien: Earth または Alien: Earth シリーズ)
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ジャンル |
SFアクションシリーズ / SFホラー
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公開予定日 |
2025年8月13日(水)より、ディズニープラス「スター」にて独占配信開始(初回は第1話と第2話が同時に配信、以降は毎週水曜日に1話ずつ配信)。
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形式 |
『エイリアン』シリーズ初の実写ドラマ作品。全8話構成。
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舞台設定 |
西暦2120年の地球。映画シリーズ第1作『エイリアン』(1979年公開)の2年前にあたります。当時の地球は5つの巨大企業に支配され、サイボーグ、人工知能を搭載したヒューマノイド型ロボット「シンセティック」、人間が共存する世界。
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制作陣 |
製作:米FX(ディズニー傘下のスタジオ)。製作総指揮:リドリー・スコット(『エイリアン』シリーズの生みの親)ほか。ショーランナー/監督:ノア・ホーリー(『FARGO/ファーゴ』、『レギオン』)。
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主なキャスト |
シドニー・チャンドラー(主人公ウェンディ役)、アレックス・ローサー、ティモシー・オリファント、サミュエル・ブレンキン(若き天才CEOカヴァリエ役)ほか。
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物語のあらすじ・コンセプト
本作の核となるのは、プロディジー社の若き天才CEO、ボイ・カヴァレが「ネバーランド・リサーチ・アイランド」で行う不老不死に関する実験。
その中で生まれた、人間の意識をアンドロイドに移した世界初のトランスヒューマン・ハイブリッドである少女ウェンディ(シドニー・チャンドラー)が物語の中心となります。ボイ・カヴァレは、人間から合成体へ移行する最初の人物になろうとしています。
>>関連記事:『エイリアン:アース』主役シドニー・チャンドラーの素顔に迫る|経歴・人柄・父カイルとの絆を徹底解説
ある日、ウェイランド・ユタニ社の宇宙船「マギノット号」がプロディジー社の所有地域に墜落。この宇宙船には、宇宙の暗闇から収集された「5種の未知の生命体」が格納されており、人類はこれら宇宙最恐の生命体と対峙することになります。この事態を受けて、主人公のウェンディはバラバラになった家族を救おうと奮闘します。
本作は、これまでの映画では語られなかった地球側の物語や人間ドラマに焦点を当て、企業による支配がどこまで及んでいるかなど、地球の真実が描かれるとされています。
ノア・ホーリー監督は、真の脅威はゼノモーフだけでなく、人間自身の欲望や企業の強欲さであるというテーマを深く掘り下げ、「人間性とは何か」、「人類は生き残るに値する存在なのか?」という問いを投げかけています。
制作の裏側:ノア・ホーリー監督が語る『エイリアン:アース』への熱き想い
本作のショーランナー兼監督を務めるノア・ホーリーは、これまでの『エイリアン』シリーズを深くリスペクトしつつも、新たな視点とテーマで作品を創造しようとしています。
監督自身の俳優デビューと息子との共演
ホーリー監督は本作で俳優デビューも果たします。
これまで演技経験はなかったものの、12歳の息子レブが若き日のCJハーミット役で俳優デビューすることになり、彼をサポートするために自身もウェンディの父親役として出演しました。
「主演俳優の親になるというのは、素敵で比喩的な意味合いがあるんです。まるで自分が父親みたい…番組の中では、あまり私を見ないでください」と語るホーリー監督。
これは、演出家としてではなく、父親として息子の俳優デビューを支え、作品の持つ感情を大切にしたいという彼の思いが表れています。
原点への敬意と、独自の物語への挑戦
ホーリー監督は、シリーズの生みの親であるリドリー・スコットと密に連携し、制作を進めてきたことを明かしています。
ただ、ゼノモーフの起源については、二人の間に少しだけ意見の違いがあるといいます。
スコット監督が描いた『プロメテウス』や『エイリアン:コヴェナント』では、ゼノモーフが「生物兵器」であることを示唆しました。
しかし、ホーリー監督は、多くのファンが魅了された「数百万年の進化を経て生まれた神秘的な生命体」という、オリジナルの『エイリアン』が持つゼノモーフ像を大切にしたいと考えています。
これは、シリーズの核心である「正体不明の恐ろしさ」を再定義する試みとも言えるでしょう。
アナログな美学と、地球を舞台にした恐怖
ホーリー監督は、オリジナルの『エイリアン』や『エイリアン2』が持つ「レトロフューチャリズム」の美学を何よりも重視しました。
これは、当時の作品で使われていた、巨大なモニターやアナログなキーボードといった、どこか懐かしく重厚なテクノロジー表現のことです。
ホーリー監督は、最新のホログラムや洗練されたガジェットを使わず、あえてアナログな雰囲気を再現することにこだわりました。
さらに、シリーズ史上初めて地球が舞台となることで、ホーリー監督は恐怖の質を深めようとしています。
宇宙船という閉鎖空間から世界全体へと視野を広げ、ゼノモーフの「アウトブレイク」をより現実的な脅威として描きます。
また、単なるクリーチャーホラーに留まらず、「人間が互いに行うこと」に焦点を当てた「モラルホラー」を導入。
現代の企業統治や格差といった社会問題を背景に、人間同士の信頼や道徳が試される物語を描くことで、恐怖の持続性を高めようと試みています。
制作の裏側、苦難を糧にした5年間の挑戦
ホーリー監督の作品は、単なるモンスター映画ではありません。
彼は、まずキャラクターに感情移入できる優れたドラマとして物語を構築することを重視しています。
特に興味深いのが、物語に『ピーター・パン』の要素を取り入れたという裏話です。
作品は、子どもと大人の関係性、そして成長の過程をテーマとして描かれるといいます。
『エイリアン:アース』の制作は、パンデミックやストライキによる中断もあり、足掛け5年という長い期間を要しました。
世界中を襲ったCOVID-19パンデミックや、その後のストライキによる制作中断という、予期せぬ困難が複数回ありましたが、ホーリー監督はこれをポジティブな機会に変えたのです。
監督は、中断期間「作品のアイデアを練り直し、初期の撮影素材を見直す貴重な機会」だったと語っています。
キャストたちが直面した苦難とユーモア
ホーリー監督は、ゼノモーフを「セットで一番のディーバ(わがままな役者)」と表現しています。
ハーミット役のアレックス・ロウザーは、ゼノモーフが絡むシーンの撮影が数日かかると思っていたのに「数週間かかった」と証言し、「大量の粘液(スライム)が関わっていたため、技術的な作業が非常に多かった」と具体的に述べています。
他にも、モロー役のバブー・シーセイは閉所恐怖症気味であるにもかかわらず、キャラクターが「非常に狭い空間に閉じ込められる」シーンが多かったと語ります。
あるシーンでは、セットが閉まってから開くまで時間がかかり、「実質的に棺桶」のようだったため、不安を感じながら撮影に臨んだそうです。
また、ボーイ・カヴァリエ役のサミュエル・ブレンキンは、共演した羊のヴィクトリアとの撮影について「もっとも楽しく、同時にもっとも狂った」経験だったとユーモラスに振り返っています。
>>関連記事:『エイリアン:アース』主役シドニー・チャンドラーの素顔に迫る|経歴・人柄・父カイルとの絆を徹底解説
ファンたちの期待と懸念:新たな『エイリアン』はどのように受け止められるのか?
『エイリアン:アース』に対するファンからの反応は、期待と懸念が入り混じったものとなっています。
肯定的な期待・意見
- 新規性への期待
リプリーなどの既存キャラクターが登場しない「ゼロから新しく始まる物語」であることに新鮮さを感じ、地球側の物語や企業支配の真実が描かれることに期待が寄せられています。 - 根源的な恐怖の再現
ノア・ホーリー監督が初代『エイリアン』の恐怖と興奮の再現を目指していることに、ファンは強い期待を寄せています。 - 新種エイリアンの登場
「宇宙の暗闇から5種の生命体を収集した」という設定や、ゼノモーフに新たなデザイン要素が加わることにも興味津々の声が上がっています。 - 制作陣への信頼
『SHOGUN 将軍』や『一流シェフのファミリーレストラン』を手掛けたFXの制作クオリティ、そしてノア・ホーリー監督の実績、さらにリドリー・スコットが製作総指揮として参加していることが、ファンにとって安心材料となっています。 - 深いテーマへの関心
「人類は生き残るに値する存在なのか?」という問いを投げかけるテーマ性にも注目が集まっています。
否定的な懸念・意見
- 過去作との矛盾と時系列への不安
『エイリアン:アース』が初代『エイリアン』の2年前を舞台に、すでに地球にエイリアンが存在していたという設定は、リプリーの活躍と矛盾するのではないかという懸念の声が上がっています。 - 予告編への反応
公開された予告編に対して、一部では賛否両論の声が上がっており、期待値に差が見られます。 - ディズニー/FXへの懸念
ディズニー傘下のスタジオが手掛けることに対し、一部のファンからは過去作品の例を引き合いに出し、懸念の声も上がっています。「ハイブリッド」設定や制作会社がFXであることから、「マーベル臭が漂ってくる」「エイリアンという作品をマーベルみたいに改修してしまうのか」といった危惧も存在します。 - プラットフォームへの不満
ディズニープラスでの独占配信となることに対し、「ディズニープラス登録嫌やなぁ」といった声も散見されます。
この夏、未曽有の恐怖が地球を襲う。その全てはディズニープラスで!
宇宙の閉鎖空間から、遂に人類のホームである地球へと舞台を移す『エイリアン:アース』。
企業支配、ハイブリッド、そしてエイリアン――。
複雑な要素が絡み合う未来の地球で、人類はかつてない恐怖にどう立ち向かうのか?
長年の『エイリアン』ファンはもちろん、シリーズを観たことがない方も、この新たな物語から入る絶好の機会です。
ノア・ホーリー監督の描く、人間とエイリアン、そして人間の内なる闇が交錯する新たな『エイリアン』の世界を、ぜひその目で確かめてください。
そして何より、この待望のドラマシリーズはディズニープラスでしか観られません!
さらに、ディズニープラスに加入すれば、昨年劇場公開された最新作『エイリアン:ロムルス』を含む、過去の『エイリアン』シリーズ全作品が見放題で楽しめます。
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※本ページの情報は記事執筆時点のものです。最新の配信状況はサイトにてご確認ください。
「エイリアン:アース」に関するQ&Aコーナー
Q1: ドラマ『エイリアン:アース』はいつから配信が始まりますか?
A1: 日本時間で2025年8月13日(水)から配信が始まります。
Q2: どこで観ることができますか?
A2: Disney+(ディズニープラス)の「スター」で独占配信されます。他のサービスでは視聴できませんのでご注意ください。
Q3: 全何話構成ですか?
A3: 全8話構成のシリーズです。
Q4: 毎週いつ・何時に新しいエピソードが配信されますか?
A4: 8月13日(水)に第1話と第2話が同時に配信された後、毎週水曜日(9時)に新しいエピソードが1話ずつ配信される予定です。
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Q5: 今度の「エイリアン」ドラマの舞台はどこですか?
A5: シリーズで初めて、宇宙や未知の惑星ではなく、地球が舞台となります。5つの巨大企業に支配された近未来の地球で物語が展開します。
Q6: 時系列はシリーズのどこにあたるのですか?
A6: シリーズ第1作目である映画『エイリアン』(1979年公開)の約2年前、2120年が舞台となります。
Q7: 過去の『エイリアン』シリーズを全て観ていなくても楽しめますか?
A7: 本作はシリーズ初のドラマシリーズとして、過去作を観たことがない方でも楽しめるように作られています。もちろん、過去作を観ていれば、ウェイランド・ユタニ社などの共通要素に気づくなど、より深く世界観を理解できます。Disney+(ディズニープラス)では、過去作や最新作『エイリアン:ロムルス』も見放題で配信中ですので、この機会にぜひご覧ください。
Q8: 『エイリアン』の生みの親、リドリー・スコットは関わっていますか?
A8: はい、リドリー・スコットは本作の製作総指揮に名を連ねています。
Q9: このドラマシリーズの制作を率いている(ショーランナー)のは誰ですか?
A9: 高い評価を得たドラマシリーズ「FARGO/ファーゴ」や「レギオン」を手掛けたノア・ホーリーがショーランナーを務めます。
>>関連記事:ドラマ「FARGO/ファーゴ」シーズン1、2の感想
Q10: どんな俳優が出演していますか?
A10: 主人公ウェンディ役のシドニー・チャンドラーをはじめ、アレックス・ローサー、ティモシー・オリファント、エッシー・デイヴィスなど、実力派のキャストが出演しています。
>>関連記事:『エイリアン:アース』主役シドニー・チャンドラーの素顔に迫る|経歴・人柄・父カイルとの絆を徹底解説
まとめ
ドラマ『エイリアン:アース』は、これまでのシリーズの魅力を踏まえつつ、新たな挑戦が詰まった作品です。
- 初の「地球」が舞台:人類の故郷で、エイリアンの脅威と人間ドラマが描かれます。
- 初代『エイリアン』の恐怖を再現:ノア・ホーリー監督が、ゼノモーフの「意味ある登場」にこだわり、根源的な恐怖を追求します。
- 人間自身の「闇」に焦点を当てる:企業の強欲さや人間の欲望が、ゼノモーフと並ぶ真の脅威として描かれます。
- 既存キャラクターは登場しない:リプリーなどレガシーキャラクターは登場せず、新たな主人公「ウェンディ」が物語を牽引します。
- ディズニープラスで独占配信:2025年8月13日(水)から配信開始。過去の『エイリアン』シリーズもまとめて視聴できます。
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