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【ネタバレ振り返り・感想・評価】「サーティーン/13 誘拐事件ファイル」(全5話)ジョディ・カマーの演技が光るサスペンス【13年ぶりの脱出】

「サーティーン/13 誘拐事件ファイル」の登場人物やキャスト・内容・感想

今回ご紹介するのは、2016年のイギリスドラマ「サーティーン/13 誘拐事件ファイル」。

ネタバレ【振り返り】【結末】【感想】をまとめています。
主演は演技派として幅広く活躍しているジョディ・カマー。
本作では13年の監禁生活から逃げ出して来たアイビーを演じています。

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予告動画

 

登場人物(キャスト)

  • アイビー(ジョディ・カマー)
  • リサ(ヴァリーン・ケイン)
  • エリオット(リチャード・ランキン)
  • ティム(アナイリン・バーナード)
  • エマ(キャサリン・ローズ・モーリー)
  • クリスティーナ(ナターシャ・リトル)
  • アンガス(スチュアート・グラハム)
  • マーク(ピーター・マクドナルド)

 

キャラクター振り返り

【ネタバレ注意】ここからは内容に触れています!

本当にアイビーは被害者なのか!?

13歳の時に誘拐されたアイビーが、13年後に犯人の元から自力で脱出し警察に助けを求めるところからスタート。
アイビーの聴取から3時間後監禁場所が特定され突入するも、すでに犯人は逃走した後で地下室も消毒済みのため証拠が出ませんでした。
パー子
パー子

だけど寝室からはアイビーのものと見られる長い髪の毛が….あれ?監禁はされてなかったの?

DNA鑑定でこの女性はアイビー本人だと断定され、13年ぶりに家族と再会。そして念願の帰宅。
13年ぶりに会う両親と妹はどこかよそよそしく、アイビーに気を遣って「普通の家族」を演じるのですが、そんなうまくはいきません。

妹の婚約者クレイグも自宅で同居中。

さて13年の空白をどう埋めるのか。
当初アイビーは被害者としてリサとエリオットの聴取を受けていたけれど、リサがアイビーを信じられないようで疑惑の目を向け強めの発言を繰り返しておりました。
エリオット(男性)に慕うアイビーに何か下心があるんじゃないかい?と感じていたのかも。
何か隠している。話しに矛盾点がある。捜査妨害しているのでは?と。

新たに誘拐事件が発生しアイビーに安息無し

13年の時を経てアイビーが戻ったぞ!助かったぞ!やったー!と喜んだのも束の間、また新たにマークは少女を誘拐しました。
マークの行動パターンや背景を知るため情報を引き出そうと、リサとエリオットも頻繁にアイビーのところへ。
でもあまり大きな手掛かりには結びつかない。
アイビーから聞いたマークの母親の話しの事実確認のため、母親がいるであろう施設を突き止めますが、随分前に亡くなっていたと判明!
それにマークの異父兄弟の存在をアイビーが全く知らないと言ったりで、また信用を無くしてしまいます。
本来ならマスコミや警察の目からも離れ、ゆっくりと休養し心のケアをして回復していきたいのに、そんな暇もありません。
家族ともなかなか分かり合えない部分と13年の溝もあり、アイビーとの関わり方に悩み皆疲れ切ってしまいました。

父と母の関係

実はアイビーの両親にも13年の間に変化がありました。
父アンガスは不倫相手と同棲をしていましたが、アイビーが戻ったことで「家族結束だ!」とまたシレッと共に暮らし始めていました。
アイビーには話してはおらず隠していましたが、後半妹エマによって明かされます。

母と校長の関係

アイビーが誘拐された13年前、旦那アンガスが不在がちで話し相手として学校の校長とよく会っていたんだとか。

アイビーが誘拐されたその時も会っていたらしい……一応話し相手だったらしいけど。

この二人に何かあったのでは?と感じたのは、アイビーを誘拐していた犯人が学校の職員だと判明した時。

真っ先に校長が自分の携帯からクリスティーナに「私は知らなかった。」と釈明電話をしたから。

 

そしてその後職員一人一人から聞いた話しをまとめた資料を警察に提出したり、何か思い入れが強そうだなぁ~と感じられたのもありました。

 

 

パー子
パー子

警察から「探偵気取り」みたいに言われていたのは気の毒すぎません(笑)?

 

実際アイビーとの関わりに行き詰った時、フラリと話しをしに立ち寄ったのも校長宅でした。

校長は多分クリスティーナのことが好きでしたよね。

終盤、薔薇の花を抱えて家の前の街頭下に立っていたのが怖かったわ(笑)

切ないって言うべき(笑)?

 

 

妹エマと婚約者クレイグ

結婚式間近なエマは姉アイビーが見つかったと連絡を受けた時、静かながら動揺している様子でした。

「見つかったの!?」という驚きや喜びというよりは、ちょっと面白くなさそうな不満気に見えちゃったんです。自分にとって大事な時(結婚式準備中)にタイミング悪いねん!チッみたいな。

 

アイビーのDNA鑑定結果が出る前も母クリスティーナに「あの人は別人よ。」と言ったりしてたから、アイビーが帰宅したら衝突するんだろうなと構えて観ておりました。

が!

いざ帰宅すると戸惑いながらも姉アイビーのことを気にかけ話し相手になり、同居しているクレイグそっちのけになり始めました。

クレイグの気持ちも分かるけど、このエマもすっごい頑張ってましたよね。

両親とアイビーの板挟みポジション。

しかもクレイグの件もあるし。

体を張ってアイビーを助けた場面もあったし、最初の「別人よ。」発言の時の印象から大きく変わってこっちが戸惑いました(笑)

怒ったクレイグは家出をしますが最後戻って来てくれて良かったなぁ。

よくぞ戻ったクレイグ!

 

13歳当時の恋人ティム

アイビーがずっと忘れずに思い続けていたティムはとても優しい人でしたね。

自身がすでに結婚していることをなかなか伝えられず、結果的に妻とアイビーどちらも傷つけてしまいました。

彼も13年間、アイビーのことを忘れたことはなく、ずっと彼女との思い出を溜め込んだボックスも所持。

突如家に戻ったアイビーを励まそうと何度も何度も足を運んでいました。

ティムと会う前にアイビーは化粧をしたり、草原を笑いながら駆け回ったり、唯一アイビーが楽しそうにしている場面を共有していたのがティムでしたね。

 

アイビーが戻り自身の溢れ出す気持ち。

戻った喜び以外にも、13年間待ち続けていなかった罪悪感も抱えていたり複雑な気分。

 

なんだかプライベートだと居心地悪そうだし、私はてっきり妻と別れてアイビーに走るのかと早とちりしておりました(笑)

 

親友エロイーズ

ロンドンに引っ越していた親友エロイーズは、アイビーが救助されたため自身も地元に戻りティムのところに泊めてもらっておりました。

見た目からしてちょっとヤンチャな印象を受ける彼女は、ティムの妻にも煙たがられておりました。

 

最初事件の全体像がなかなか見えてこないことから、実はこのエロイーズや同級生が何かしら関わっていたのでは!?と思っておりました。

 

もしかしたらアイビーはこの同級生達に「壮大な復讐劇を繰り広げるのが目的!?」とかね(笑)

ちょっとミステリアスな存在だったエロイーズだったけど、めちゃ普通にイイ子だったってオチ。

妻を捨てアイビーに走りそうなティムへの助言も的確でしたよね。

 

感想

犯人の情報は視聴者側にもゼロ

冒頭からいきなり逃走している場面だし、助け出された後も監禁生活の回想場面もなし。

しかも監禁時代の話しを自分からはしないため、情報を引き出すのも時間が必要。

 

彼女の話しを聞きながら、手がかりを集める刑事のリサとエリオットと、同じような気持ちで観られました。

精神的に不安定だから挙動も行動も表情もコロコロと変化が激しく、扱いが難しいアイビー。

彼女の発言が本当か嘘か、何か隠しているのかどうか疑心暗鬼してしまいます。

 

だからこそ最後までグイグイ引き込まれたのかもしれません。

犯人の動向が分からないし、そもそも犯人が存在しているのか、生存しているのかも極端に言えば分からないですし。

 

出て来た情報の裏付けのために刑事がそれを追っていく。

あらゆる可能性を脳内で再生してアイビーを信じていいのかどうかと、観てるこちらもしばらく不安を持っている感じ。

 

 

今思えば、刑事や心理士がかなりデリカシーがなかったなぁ~と。

アイビーの気持ちを汲めない人が多く残念。

 

嘘や隠し事だってすると思うんです。

13年間も気持ち悪い犯人と暮らしてて酷い仕打ちを受けていたんですもん。

通常の会話のようにペラペラと話すことは簡単ではないはず。

話せない何かしらの事情があると考えなかったのかなぁ。

長年の刷り込み教育や脅しで真実を言えないようになっているんじゃないの?と思わなかったのかな。

 

唯一寄り添ってくれそうな妊婦の刑事アリア(だっけ?)は、ある出来事がキッカケで外されてしまって……あの後彼女どうしたのかなぁ~。

 

パー子
パー子

刑事のリサの話し方はとっても好きでした。優しく淡々と耳障りの良い声でしたね。

 

ラストについて

アイビーが再び誘拐されてしまった流れ。

もう信用ゼロですよね、警察。

40人もアイビーの周りにいたそうですが、誰一人彼女と犯人を追えなかったんですもん。

どんだけ犯人有能やねん!

 

終盤、犯人マークがアイビーと接触して再び監禁された後はマークの誘拐の目的が分かり異常性も分かり気持ち悪くなりました。

ちょっとした一言でプッツンしたり、真意が伝わらず喜んだりと意思疎通が難しいですよね。

それに彼自身の生い立ちが影響してのことだろうなと考えると、どこか気の毒というか100%憎めない気もして……

 

最終話まで「最後にドカンと衝撃的事実を投下されるのでは!?」とドキドキしてた分、意外にもアッサリした結末でしたね。

 

でもアイビー自身がやっと決着をつけた、決別できたというような笑顔が印象的でした。

 

 

ジョディー・カマーの一人勝ち

ストーリーや演出も良かったと思うんですが、何と言ってもアイビーを演じたジョディー・カマーの演技、存在感がただただ光りまくっていたドラマでした。

13歳から26歳までを外の世界と切り離され、犯人と過ごして来た彼女。

一般的な女の子が楽しむ、ごくごく普通の学生生活や社会人生活も送れないままアラサーです。

 

家族も歳を取り、世間の流行も変わり、思いっきり浦島太郎状態で混乱するのも当然。

 

犯人もすぐに捕まらないし新たな誘拐事件も発生するし、自分は逃げきれたけど全然静かな日常なんて戻らない。

 

犯人の呪縛を解かれることないアイビーの辛さや、犯人を追う無能警察達の苦戦っぷりも追いつつ、結局注目すべきところは家族の物語でしたね。

 

自分達の知っている昔のアイビーとはどこか違う26歳の彼女と、どう向き合えば良いのか分からず苦悩する家族。

アイビーが不在の間に夫婦関係は破綻していたし、ただでさえギスギスしているところに、ケアが必要な我が子が帰って来た。

どう協力し合えばいいのやら、不安と疲れから不満も爆発するし、家族も昔の友達もアイビーが戻ったことで当時の記憶や罪悪感から胸がザワザワ~。

ちょっと観ているのが息苦しくもあったけど、とにかくこの不安定で緊張感のあるキャラクターを演じたジョディー・カマーが素晴らしかったです!

 

Huluにあったの知ってたので、もっと早く観ておけば良かったなぁ~と後悔しました。

 

 

「女医フォスター 夫の情事、私の決断」の感想はこちら↓からお読みいただけます。

 

 

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