イギリスのドラマ「Cleaning Up（クリーン・アップ）」は面白い？登場人物やキャストは？ネタバレ感想と結末

 

海外ドラマシリーズって、長く続くご長寿ドラマも多いんですが、シーズンごとに追ってリアルタイムで観れていないことが多いから、ご長寿系避けがちなんですよね。

そんな乗り遅れが常の私は、1シーズンのエピソード数が5話前後の作品が好き。

エピソード数が少なくっても、ちょっと長めの映画感覚で楽しめる良質な作品も多いから、最近は専ら5話前後のドラマばかり選んじゃう。

Huluで【お気に入り】登録して、ちょこちょこ消化しておる感じ。

 

そんな【お気に入り】から今回選んだのは、イギリスドラマ「Cleaning Up（クリーン・アップ）」全6話（字幕）でした。

紹介文（あらすじ）とか全然読まずにとりあえず視聴スタートしたんですが、一度「Filmarks（フィルマークス）」でクチコミ読んじゃうほど「はぁ～？」ってなりまくったんです。

 

だって主人公の母ちゃんが生活苦なのにギャンブル依存症で、支えてくれる周りの人間を裏切りまくるんですもん。

観た人が口を揃えたように「クズ」と言う主人公の結末が、逆に気になるじゃないですか（笑）

 

ということで、この記事では思ったことをそのままネタバレで残しています。

 

 

予告動画

登場人物・キャスト

✅サム（シェリダン・スミス）
→夫と別居中の非正規雇用の清掃員

✅アリス（クリスティ・フィリップス）
→15歳サムの娘で2つ上の彼氏持ち

✅リリー（アニヤ・マッケン）
→サムの娘でイラストを描くのが好き

✅ジェス（ジェイド・アヌーカ）
→移動カフェを夢見るサムの同僚

✅デイヴ（マシュー・マクナルティ）
→サムの夫で彼女と同棲中

 

主人公サムのクズ感際立つ全6話

自分を負け組と自負するサムはビルの清掃員で、夜も子どもを置いて仕事に行く日々。

旦那のデイヴは浮気して家出、すでに彼女と同棲中。

借金の取り立て、家賃問題、日々の暮らし、仕事のこと……ストレスをひとりで抱え込み更にギャンブルに逃げてる様子。

旦那は浮気したくせに何か幸せそうにしてるのも気に食わないし、何に対しても若干喧嘩腰なしゃべり口調。

風貌としゃがれた声がどこか関西人っぽくて、個人的には「おりそうやわ。」と妙な親近感がありーの。

 

ちなみにサムを演じたシェリダン・スミスはこれまで「スノーホワイト　氷の王国 」【U-NEXTで配信中】（2016年）や「カルテット！人生のオペラハウス 」【U-NEXTで配信中】（2013年）、「タワー・ブロック 」（2012年）などに出演。

何やら演技以外に歌唱もバッチリらしく過去にはアルバム出してるんですね。

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さささっ、話しをドラマに戻しましょか。

 

このサムってば通勤のちょっとした合間とか、ふと一息つく感覚で暇さえあれば携帯でギャンブル。

このルーレットを追うサムの目と、震える息づかい、落ち着きのない挙動。

どれもいかにもヤバイ状況だということが分かる瞬間。

秒で後悔するのに、毎度同じ道を選択する彼女にウンザリしっぱなしでしたね。

 

 

ところがある時転機が訪れます。

清掃を担当しているフロアで、インサイダー取り引きの情報を得ます。

そしてそれを通報するでもスルーでもなく、情報を利用して自分もガッツリ儲けてやろうと企みます。

仕事中にコソコソ連絡をしている怪しき職員ブレイクのオフィスに盗聴器を仕込み、仕事するフリしては盗み聞き。

 

真っ当に生きている友人ジェスも強引に誘い込み、株や取り引きについても独学で勉強して着々と形にしていくんです。

 

だけど盗聴生活はあっという間に終わります。

ブレイクが天井からの異音に気づき、盗聴器が発見されてしまいます。

そこから想像してなかった方へ猛スピードへ転がり、ビビるジェスの制止も聞かずに、危ない選択をするサム。

 

儲かるチャンスを逃すまいと、ブレイクの友人兼仕事仲間のナンシーと名乗り、インサイダーグループに潜入する決意をします。

テスト勉強かのように単語カードを作成して、ブレイクの過去の取り引きについて必死に暗記。

ブローカーっぽく見えるように、それらしい単語を覚えたり、見た目もキャリアウーマンぽく着飾ったりしてやる気満々。

 

で、その運命のグループ食事会に潜入したら、出会うはずのない人と出会ってしまうんですよねー（笑）

これは私は予想外だったなん。

 

そう言えば、グレーのコートは清掃してる富裕層のを勝手に拝借してなかった（笑）？

 

困ったことがしょっちゅー起こるけど、その場しのぎで何となく乗り切ってくサム。

やってることはアウトやけど、ジメジメせずに上に向かおうとする行動力に関しては羨ましいかもしれん（笑）

 

 

依存症って怖いと思った3つの出来事

 

個人的に依存症の怖さをヒシヒシ感じたのは、入院してる義母がリリーの誕生日プレゼントを買ってあげてとサムにお金を渡したところ。

感謝の気持ちはあるはずなのに、瞬時にまた依存症のサムが顔を出してスクラッチに使ってしまうんですよね。

そしてしょーもないトロール人形をリリーに買って、「おばあちゃんからの誕生日プレゼントよ。」と渡しちゃうんです。

早速取り出すけど全然嬉しそうじゃないリリー（笑）そりゃそーだ。

 

こういうのたやすく想像できるし、我に返った時の後悔や罪悪感もあるだろうにお金使っちゃうんですよね。

依存症って怖すぎやと実感しましたよ。

 

夢を持って貯金してるジェスに「早くサムと離れてー！」って念じても、妙にお口が達者なサムは丸め込んで仲直りしちゃうんですね。

サム自身がギャンブルで首を絞めてるのは100％確実だけど、子どもを旦那に取り上げられるかもとか、家がなくなるかもなんて聞いたら、優しい人なら許しちゃうのかな？

 

 

まわりの人間に恵まれてるサム

自分の依存症を認めずに借金ばっかり膨らませて、家族や友達に迷惑かけてるのに、誰ひとりとして彼女を見放さないってどんだけ恵まれてんのよと。

とことんまで責め立てる人が誰ひとりとしていないのが不思議。

サムのクズっぷりにイラついてるこちらとしては、計画が大きく破綻して窮地に追い込まれる様子を「ほら言わんこっちゃない。」と冷ややかな目で観れるのを心待ちにしてたんだけど（笑）

 

この話しの結末

ブローカーのナンシーじゃなくて、清掃員のサムだと身バレした最終話。

 

一気に破滅していくかと思いきや、誰からもお咎めなしで儲けてサムとジェスとミナ（清掃員仲間）の3人で起業しちゃうんです。

「わーい、やったー！」ってテンション高めで新たなスタートを切るっ！みたいに終わったけどさ、絶対またやるよ（笑）

 

 

うん、絶対またやる。

 

 

短めで毒づいたドラマが好きな人におすすめ

 

 

 

 

 

 

 

 

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