hulu(フールー)おすすめ海外ドラマ「ハンドメイズ・テイル 侍女の物語」シーズン4の第6話から最終話までの【ネタバレあらすじ】【感想】
この記事はHuluで字幕・吹替で配信中の海外ドラマ「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」シーズン4の第6話から最終話までをまとめています。
↓シーズン4の第5話までのネタバレあらすじと感想もありますよ!
シーズン5についても、【ネタバレ感想】をまとめているのでお探しの方はコチラからどうぞ。
「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」って?
マーガレット・アトウッド の小説「侍女の物語」を基にアメリカで製作され、2017年からシーズン1がスタート。
エミー賞主要部門を制し世界中で大反響を呼んでいる衝撃作なんです。
シーズン6がファイナルシーズンになるみたい。
描かれているのは出生率が低下し一部の女性が家族と無理矢理引き離され、「侍女」として生殖奉仕を強制される近未来のディストピア。
女性が虐げられる残酷で気持ち悪い価値観と常識を押しつける世界で、主人公の侍女ジューン(エリザベス・モス)が奮い立ち、自由を求め力強く生き抜く姿に様々なメッセージが込められています。
あまりにも容赦ない描写の連続で、イッキに観るには適していない重々しい内容ですが、主演のエリザベス・モス始め、ベテラン勢の演技力は圧巻!
本作の視聴は【Hulu】か【Hulu | Disney+ セットプラン】に加入するとOK!
個人的には私もすぐに飛びついた、Huluとディズニープラスを月額1490円(税込み)~で使えるセットプラン推し!
だって月額お得すぎません?
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※本ページの情報は記事執筆時点のものです。最新の配信状況はHuluサイトにてご確認ください。
DVD販売はしてる?
「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」の国内DVDの発売はされていませんが、輸入盤(シーズン4以外)はネットで購入することが可能です。
登場人物・キャスト・吹き替え
ジューン・オズボーン
How your email finds me: pic.twitter.com/J9raDfplnh
— The Handmaid's Tale (@HandmaidsOnHulu) December 13, 2021
✅演:エリザベス・モス
✅吹替:本名陽子
【エリザベス・モス出演作】
- 「ハースメル」(2018年)
- 「透明人間」(2020年)
- 「アス」(2019年)
- ドラマ「トップ・オブ・ザ・レイク 消えた少女」
- ドラマ「トップ・オブ・ザ・レイク チャイナガール」
U-NEXTで独占見放題配信中の「透明人間」は「パージ」シリーズのブラムハウス・プロダクションズのサイコサスペンス。これずっと気になってるんだよねぇ。
ハンナ
HANNAH ✍️ #TheHandmaidsTale pic.twitter.com/V7CKoztO32
— The Handmaid's Tale (@HandmaidsOnHulu) November 7, 2022
✅演:ジョーダナ・ブレイク
✅吹替:
セリーナ・ジョイ・ウォーターフォード
Watch out for Serena. pic.twitter.com/RvZOl45hpd
— The Handmaid's Tale (@HandmaidsOnHulu) September 21, 2022
✅演:イヴォンヌ・ストラホフスキー
✅吹替:園崎未恵
【イヴォンヌ・ストラホフスキー出演作】
- ドラマ「CHUCK/チャック」
- ドラマ「デクスター」
- 「キラー・エリート」(2011年)
- 「アンストッパブル」(2019年)
- 「アイ・フランケンシュタイン」(2014年)
- 「カッターヘッド~真夜中の切断魔~」(2018年)
フレッド・ウォーターフォード
Join us in wishing Joseph Fiennes a very Happy Birthday. pic.twitter.com/KxQdOWgtB5
— The Handmaid's Tale (@HandmaidsOnHulu) May 27, 2021
✅演:ジョセフ・ファインズ
✅吹替:咲野俊介
【ジョセフ・ファインズ出演作】
- 「ヘラクレス」(2014年)
- 「エリザベス」(1998年)
- 「スターリングラード」(2000年)
- 「恋に落ちたシェイクスピア」(1998年)
- 「最後のランナー」(2016年)
- ドラマ「CAMELOT~禁断の王城~」(2011年)
U-NEXTには上記作品全て配信中!(2023年3月13日現在)
ルーク
Warmest birthday wishes to our dearest Luke, @OTFagbenle! 🎉 pic.twitter.com/tnwgSvPz1I
— The Handmaid's Tale (@HandmaidsOnHulu) January 22, 2022
✅演:O・T・ファグベンル
✅吹替:東地宏樹
【O・T・ファグベンル出演作】
- 「ブラック・ウィドウ」(2021年)
- ドラマ「インターセプター」
- ドラマ「ファーストレディ」
ドラマ「ファーストレディ」はアメリカの歴史を変えた3人のファーストレディ(ヴィオラ・デイヴィス、ミシェル・ファイファー、ジリアン・アンダーソン)の激動の人生を描いたU-NEXT独占見放題ドラマです。
モイラ
Today we’re thankful for our entire #HandmaidsTale family. ❤️ pic.twitter.com/XEHfKtXFZ7
— The Handmaid's Tale (@HandmaidsOnHulu) November 25, 2021
✅演:サミラ・ワイリー
✅吹替:藤田奈央
【サミラ・ワイリー出演作】
- 「ニューヨーク ザ・ギャング・シティ 明日なき2人」(2014年)
- 「ブレイキング・ニュース・イン・ユバ・カウンティ」(2021年)
- ドラマ「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」
マーク・トゥエロ
Ouch. #TheHandmaidsTale pic.twitter.com/epy98qqaE5
— The Handmaid's Tale (@HandmaidsOnHulu) September 29, 2022
✅演:サム・ジェーガー
✅吹替:
【サム・ジェーガー出演作】
- 「アメリカン・スナイパー」(2014年)
- 「S.W.A.T アンダーシージ」(2017年)
- 「インヒアレント・ヴァイス」(2014年)
ニック・ブレイン
If only the world would go away, just for a little bit. #TheHandmaidsTale pic.twitter.com/kWBCF5cYYx
— The Handmaid's Tale (@HandmaidsOnHulu) November 3, 2022
✅演:マックス・ミンゲラ
✅吹替:木村昴
【マックス・ミンゲラ出演作】
- 「スパイラル:ソウ オールリセット」(2021年)
- 「インターンシップ」(2013年)
- 「ソーシャル・ネットワーク」(2010年)
- 「ティーンスピリット」(2018年)
- 「ダーケストアワー 消滅」(2011年)
マックス・ミンゲラ祭をするなら11作見放題配信中のU-NEXTだわ!(2023年3月13日現在)
ジョセフ・ローレンス
Commander Lawrence... Ally or an adversary? #TheHandmaidsTale pic.twitter.com/rAg0IDnaU3
— The Handmaid's Tale (@HandmaidsOnHulu) October 3, 2022
✅演:ブラッドリー・ウィットフォード
✅吹替:村治学
【ブラッドリー・ウィットフォード出演作】
- 「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」(2019年)
- 「ゲット・アウト」(2017年)
- 「キャビン」(2011年)
- 「3人のキリスト」(2017年)
「キャビン」めちゃ懐かしい!ブラッドリー・ウィットフォードどこに出てたっけな~。
リディアおば
There’s no denying Ann Dowd’s brilliance. Today we wish her the most blessed birthday. 🙌 pic.twitter.com/v1YjZQ13Aj
— The Handmaid's Tale (@HandmaidsOnHulu) January 30, 2022
✅演:アン・ダウド
✅吹替:片岡富枝
【アン・ダウド出演作】
- 「ヘレディタリー 継承」(2018年)
- 「コンプライアンスー服従の心理ー」(2012年)
- 「アメリカン・アニマルズ」(2018年)
- 「戦場のおくりびと」(2009年)
アン・ダウドって最高の脇役女優で大好き!不穏な空気がピッタリすぎませんか?
ジャニーン
Ofjoseph? We don't know her. #TheHandmaidsTale pic.twitter.com/5pb3b6XwjM
— The Handmaid's Tale (@HandmaidsOnHulu) November 22, 2022
✅演:マデリーン・ブルーワー
✅吹替:清水理沙
【マデリーン・ブルーワー出演作】
- 「ハスラーズ」(2019年)
- 「囚われた国家」(2019年)
第6話「誓い」
- 空爆現場で救助に来たモイラと遭遇したジューン。ジャニーンを探さないと!とパニックになる。
- 救護テントに行くトラックでモイラと認識して喜び合う。「ここは危ないところ、ここにいちゃダメ。」と混乱気味。モイラは「私がついてる。」としっかり抱きしめる。
- 救護テントに到着すると爆撃が再開されるためウーナ(NGOのリーダーでモイラとは恋人関係)は撤収する準備を始めていた。ジューンはモイラの親友であっても特別扱いはできないから置いて行けと言われる。
- 救助を待つ人達を置いて撤収を始めた。
- 不服なモイラは「私とカナダに来て!船まで走って。」とジューンにお願いする。
- 「ハンナ(ギレアドに連れ去られたルークとの娘)と一緒じゃなきゃ行けない。どこにいるか分からない。けど迎えに行かなきゃ。利用された。私のせいで。あの子怖がってた。」
- 「ハンナを守りたいなら、アンタはギレアドに行っちゃダメ。あの子の目の前でアンタは殺される。カナダから攻撃するの。皆が手を貸す。ルーク(旦那)もニコール(ギレアドで出産したニックとの間にできた娘)もいるよ。ニコールのところに帰ろう。」
- モイラの説得に応じジューンは船に乗り込む。
- ルークと結婚する前の回想場面(引っ越し前の荷造り編)
モイラはルークとの結婚に反対だった。 - ウーナにジューンを船に乗せたことを伝える。立ち入り検査でバレる可能性があり、シカゴに二度と来れなくなるかもしれない。他の人達や子ども達の救助を続けることができないかもしれない。自分達の活動存続の危機。
- 船員達とジューンをどうするか話し合いが行われる。引き渡すべきか匿うべきか。
- 言い争う船員達に「引き渡せばいい。私の命に価値はない。」とジューンは言い「ありがとう。」とウーナ。
- 船員達と一緒にジューンはデッキに出る。モイラはウーナを説得すると、IDの偽造と救命胴衣を着せヘマをさせないよう指示を出す。
- 夜暗い中、立ち入り検査をスタートする。無事に乗り切り船はカナダへ向かう。
- ルークと結婚する前の回想場面(引っ越し編)
アニー(前妻)とは子どもができなかった。私もできなかったらガッカリさせるかもしれない。私は期待外れかも。 - デッキではモイラとウーナがジューンを乗せたことについて喧嘩。
- この件でオフィスはなくなるでしょと冷たく突き放されたモイラ。
- それを聞いていたジューンは救命ボートを出すから手伝ってとモイラに頼む。
- 「今戻らなかったらハンナを永遠に取り戻せない。ハンナを失う。ここに乗せたのはモイラ。そそのかせて乗せた。ハンナは私(ジューン)を覚えてなかった。私を怖がってた。利用されたのは私のせい、ノコノコ皆のところに戻れない。救えなかった。私のハンナを救えなかった。頑張った。精一杯やった。できる限り。でもまだまだだった。守ってやるのが母親の仕事だったのに、しくじった。ルークは許してくれない。」
- 「ルークはあんたを待ってる。許してくれないかどうかは会って確かめなよ。」
- 妊娠した時や家族で過ごした時の回想場面
- 船が港に到着。ジューンはかなり緊張している。
- ルークと再会。
- 「ごめん、あの子がいなくて。ホントごめんなさい。ごめんなさい。私だけで。ガッカリさせてごめんなさい。」
- 「いいから、大丈夫。」と抱き合う。
- ルークと共に船からカナダに足を踏み入れる。重い重い一歩。
感想
あぁ~本当に毎話毎話安心できないわ、ホッとする間もないわの心労オンパレード。
Hulu「ロスト・イン・オーシャン 消えた大陸」の地球から陸地が消えた!って壮大ピンチ設定よりも、ある意味こっちの方がサバイバ~ル。
緊迫感が半端ないです。
前話(第5話『シカゴ』)の後半、前線空爆後ジャニーンを意識朦朧で探していたジューンは友人モイラ(友人で侍女時代も共に支え合った仲、先に脱ギレアドに成功)と再会。
ジャニーンのことはもう諦めろと言われ、ジューンと一緒に私もショック!
モイラとジューンの温度差?
抱えているものが違いすぎて、ジューンがいかにギレアドに長く苦しめられてきたか分かるエピソードでした。
リーダーとしての責任感というか、重圧みたいなもの、そして一人の母親、妻としての自分。
ピリピリと緊張感を持ち続け仲間にも強気で指示し命を捨てる覚悟でここまで来たジューン。
沢山の侍女や女中、子どもを救ったヒーロー的な存在になっている反面、自分の決断で死んだ人も沢山いて恨まれてもいるし肝心の我が子ハンナは救えないまま。
自分の行いが正しいのか間違ってるのかも、考えれば考える程分からなくなる無限ループ。
口を割らせるために脅しの材料として使われたハンナ。
久しぶりに出会った母親ジューンを忘れてしまって怯えるという何とも辛い再会。
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忘れられているショックよりも自分が娘を巻き込んでしまったという罪の意識。
「早く救い出してあげなきゃ!あの子が怖がっている!」
とギレアドに戻ろうと混乱するジューンに、モイラが
「ハンナを守りたいならアンタはギレアドに戻ったらダメ。」と。
おお….的確でグサリ。
仮にジューンがギレアドに戻って捕まったら、情報を引き出したり報復のためにハンナを傷つけられる→殺されるって流れになりがち。
また逆にハンナの目の前でジューンが傷つけられ殺されるショッキングな展開にもなりかねない。
自分ひとりで取り戻そうとか戦おうとせずに、こっち(カナダ)から手を貸す人は沢山いるから、皆で戦おう!攻撃しよう!という説得でした。
でも実はこの説得が行われていた時、モイラの恋人ウーナ(NGOリーダー)からは次の爆撃に備えて救護テントを撤収するため、ジューンを含め救出した人達を置いて行けという指示が出とりました。
モイラの必死の訴えにも「特別扱いはできない!」とウーナはリーダーらしく厳しく遮断。
この場面……命の選択みたいでたまらんかったです。
納得いかない時、折れないモイラはこれまでも何度か観た気がします(笑)
頑固だからね(笑)彼女。
今回は恋人との関係やこの活動の存続にも支障をきたすと分かっていながらも、ジューンを船に乗せました。
到着するまで隠れておけばいいさ!的な感じかは分からないけど、多分そうだったのかな。
ところがドッコイ!隠しておくつもりが、立ち入り検査で船内や船員をくまなく調べられるときたもんだ!
モイラはジューンを船に乗せたことを正直にウーナに話し一波乱。
案の定ウーナとモイラの関係は悪化。
船員達からも立ち入り検査で引っかかるリスクを考え、いろんな意見が出るわで肩身が狭いジューン。
「引き渡したらいいよ。」と言い出すし、ボートで船から離れようとするしヒヤリ。
あと気になったのがジューンのこだわった「私だけではルーク(旦那)に会えない。」という言葉。
このエピソードではルークとの再会が徐々に現実味を帯びて来たからか、何度もルークとの結婚前後の様子がフラッシュバック!
- 前妻とは子どもができなかった。
- モイラには結婚を反対されていた。
- 自分も子どもができないかもしれない、期待外れかもしれないと不安だった。
- 誰にでも許せないことのラインがある。
ハンナを一緒に連れて帰れなかったことを申し訳なく思い、後ろめたくなる気持ちも分かるっちゃ分かるけど、そもそもジューンがハンナを連れてギレアドに行ったわけじゃないんだし、罪の意識高すぎない!?
なんでそんなにルークに気を遣うの!?
となんかシックリ来なくって。
環境が違い過ぎてるけど劣悪なギレアドで過ごしたニックとの方がぬくもりを感じるのは何故だ(笑)
ギレアドの過酷な環境がそうさせてるのかしら。
とまぁ~感動の再会!?をし、ちょっとぎこちないハグをしたジューンとルーク。
ジューンの一歩がなかなか出ず、この溜め具合からすると色々モヤモヤ考えまくってるご様子。
とにかく今のところ無事にギレアドを離れることができたんだし、これからの彼女の動きに注目ですね。
もちろんギレアドにいるニックをはじめとする司令官達の動向も気になる!
復讐に燃えるリディアおばだってこのまま黙ってはいないでしょうし。
そして侍女として仕えたウォーターフォード夫妻とも対面するでしょうしね。
※本ページの情報は記事執筆時点のものです。最新の配信状況はサイトにてご確認ください。
第7話「家」
- ジューンはカナダへ入国、亡命を希望する。
- 豪華なホテルに到着。
- 「ニコールを連れて明日また来るから。」とモイラは帰る。
- モイラが帰った途端ルークが「今からどうする?風呂か?休むか?」とジューンに気を遣っている(緊張している)ようなぎこちない空気。
- ルークの問いかけに返事することなく、ジューンを黙ってシャワーへ。
- 出てくるとテーブルセッティングを何度もやり直すルークが見えたが無言で寝室の扉を閉め眠る。
- 17時間眠り続けたジューン。やっとルークと会話。
- 「船で会った時から君は謝り通しだ。謝らないといけないのは俺の方だ。君のこともハンナのことも探そうとした。だけどしくじった。」
- 「ハンナは私たちが愛していることも探していることも知っている。湖畔の家で会ったの。10分だけだけど会えた。すごく大きくなってた。可愛かった。私に怒ってた。探したかって聞かれたの。だから一生懸命探したって言った。パパだって探した。もっとちゃんと探してよって言われた。私たちのハンナよ。分かった?あなたが怒るのは当然。そばにいてあげられなくてごめん。守れなくて本当にごめんって謝った。でもいつだってあなたのママよって。パパもママもずっと愛してるって言った。いつだっていつだって。いい母親じゃない、そんなことない。」
- マーク(カナダ大使館)から事情を聞かれる。
「それしかなかった。私たちと同じ目に合わせるって誓ったの。誘拐犯たち、セリーナたちにも。彼女にふさわしい報いを受けさせた。奴らにふさわしい。奴らは全てを奪う。本当に。何もかも。」
記憶が鮮明なうちに色々話しを聞きたいと言われるが、ルークがジューンをまずは家に連れて帰りたい。あとで大使館に行くと言い帰宅。 - 自宅に帰るとモイラとエミリー(ギレアドの侍女仲間)とニコール(ギレアドで出産したジューンの娘)がおり喜びの再会。
- セリーナは妊娠を継続していることを神に感謝し、祈る。
- フレッドがセリーナの妊娠を知ってから、毎日セリーナに会いたいと要請が来てると知る。
- 今のセリーナはフレッドを操れるから会うべきだとマークから言われる。
- ジューンがカナダに入ったことにより、「自分達は最高刑になるかもしれない。いがみ合うのは止めて手を組んで戦うべきだ。息子(セリーナの赤ちゃん)と引き離されるのは嫌だろう。」
- ジューンが目覚めると、モイラとルークが朝食の準備をしていた。
- モイラはニコールを連れて買い物へ出かけようとするが、自分も一緒に行きたいとスーパーマーケットに同行する。夜もギレアド仲間を招待しようと言い出す。
- この7年でポテトチップスに何が起きたの?と浦島太郎状態。
- ルークとモイラと息ぴったりでニコールの世話をする。
- チップスを買いたいが迷っちゃうからレジで会おうとルークと離れる。
- 棚から商品を取ると亡くなった侍女の姿が見えたり、商品のマークがギレアドを思い出させたりしてフラッシュバック。
- 過呼吸のような状態で座り込む。
- 夜になってオリバー(エミリーの息子)が遊びに来る。リタ(ウォーターフォード司令官の元女中)も遊びに来る。
- 近況を話しながら、自分たちのしたことについても話す。
- 生きるために逃げるためにやるべきことをしたんだとモイラが言う。
- リタがセリーナに会ったと話す。
- ジューンはセリーナが妊娠したことを聞く。
- ウーナがジューンにこっそりプレゼントを持ってくる。
- モイラとウーナが別れ話。自分達(ウーナやその仲間、仕事)より友達(ジューン)を選んだのが答えだと。また今度ちゃんと話そうと一旦別れる。
- 眠れないジューンはセリーナのところへ。
- 「死ぬまで苦しめばいい。あなたは破壊した。私の人生、家族、友達、私の国、私の子どもを。償えるわけがない。あなたほど贖いにふさわしくない人はいないのよ。」
- 「ごめんなさい。どうか許して。」とセリーナはひざまずく。
- 「何故神はあなたを妊娠させたと思う?あなたの子宮の中で子どもを死なせるためよ。そうすれば私達が味わった痛みのほんの一部を知れるからよ。私の言うことが分かった?分かったかって聞いてるの!こたえて!」
- セリーナは泣き崩れる。
- ジューンは大使館にて事情聴取。
- 「セリーナは病的で反社会的。人に害を及ぼし女優。憎しみと怒り。全ての根底にあるのは惨めさ。それを隠すためならなんだってする。惨めな自分を忘れられるなら。それが一時でも、目的のためなら手段を選ばない。嘘をつき、傷つけ、レイプする。あなたがもし彼女に飲み込まれそうになったら逃げて。命が惜しいなら逃げて。」
- セリーナはフレッドのところへ行き、手を組む。
感想
ついにジューン(エリザベス・モス)はカナダに入り亡命を希望。
旦那ルークとニコール(ギレアドで出産したジューンとニックと子)、モイラとエミリー(元侍女で先に脱ギレアド)、リタ(ウォーターフォード司令官の元女中)と出会えてホッ。
ずっと感じてたんですが、ジューンってルークのこと愛してるのかな。
なぁんかギレアドに連れてかれる前から、ちょっとシックリ来ない気がしてね。
ギコチナイというか距離感じるんですよ、見てたら。
やっとの思いで再会できて心の底から互いに嬉しかったかもしれないけど、やっぱり元通りの生活にはならないですよね。
ジューンの体験や感情、記憶はカナダ入りしたからと言ってリセットはされないし、正直やり残した感がある(長女ハンナはまだギレアド)から常に頭からは離れないだろうし。
ルークはやっとの思いで戻って来てくれたジューンをどう受け入れたらいいのか、どんな言葉をかけどんな対応をしたらいいのやら……その迷いが常時表れている第7話でした。
ルークとジューンの温度差みたいなのが顕著に出てて、なんか痛々しいの。
特に船から降りた直後のホテルでの場面ね。
ルークのテーブルセッティングもルームサービスもガン無視で17時間爆睡したそう。
単純に疲労してたから仕方ないけどさ(笑)
隣の部屋でワチャワチャオタオタしてるルークに気づきながらも、静か~にドア閉めるとかさびしすぎ!
ルークと二人だけで過ごすのを避けているかのように、距離を保とうとするジューン。
ホントなら、散々辛い目に合ったし泣き崩れてルークに飛びつきそうだけど、今まで押し殺してたものが全然出ない。
むしろまだまだ一人での戦闘モードが継続中だし、トラウマを抱えているのも分かるような幻覚や幻聴で過呼吸になりかけてるし、明らかにゆっくりすべき。
ルークは空振りしまくりだし、多分不満なんだけどそこはグッと堪えて待機。
ん~そのうち衝突しそう。
ジューンは全然心ここにあらずなんですもん。
脱ギレアドが決してゴールではないから仕方ないのかな。
近況報告のひとつでリタから「セリーナの妊娠」を聞いて戦闘モードへのスイッチ、怒りのスイッチが入る音が聞こえましたもん(笑)
歯を食いしばって怒りを噛み締めるジューンの顔、何回見たよ。
この顔になってる時のジューンって、サイコな感じしません?
何をやらかすか分からないから足早に離れておきたい気分になります。
今回はセリーナの妊娠(相手はいがみ合い中の旦那フレッド)で沸点に達したジューンは、セリーナの元へ向かいます。
そして笑顔で待ち構えていたセリーナに言います。
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セリーナってフレッドと共に皆に酷いことをして来たんですが、ジューンより共感や同情できる部分もあって。
ずるいし善人とは言えないかもしれないけど、常に傷ついてるというか弱さを持ってるなって感じられる人だったんです。
人間味があるというか。
司令官の妻として侍女や女中達を好き放題使う立場ではあっても、それを別に楽しんだりはしてなかったし、他の司令官妻の方がよっぽどイカレテルなと感じることが多かったんです。
居心地悪そうにして浮いてる時もあったしね。
やり方とタイミング次第ではジューンとうまくいくんじゃないかなって感じたシーズンもあったんですが、なかなか思うようにはいかず絆というものはできなかったんですね。
ちょっと残念な関係で時が過ぎてしまった感じ。
セリーナの立場も結構辛い立場だったし、決して幸せは感じてなかったでしょうしね。
フレッドに指は切られるわ体罰も受けるわで、夫婦関係も破綻してたし、こんなはずではと後悔してただろうなぁ。
でもやっぱりジューンが言う
ってな面も分かるから、セリーナの言動って凄く気になるんです。
彼女次第で話しが変わって来るなっていつも感じて。
さて、どうなっていくでしょうか。
ハッピーエンドに近づいてるのかな。
※本ページの情報は記事執筆時点のものです。最新の配信状況はサイトにてご確認ください。
第8話「陳述」
- 証言を明日に控えたジューン「緊張はない、不安もない、怖くもない。楽しみなだけ。」
- エミリーと話しをしたいという女性(アイリス・ベイカー)が図書館に現れるが、エミリーが戸惑っている様子を見て、ジューンとモイラが追い返す。
- 夕食時「アイリス・ベイカーって誰?図書館に来た女の人。」とジューンが話題に出す。
- 「私が知っている名前はアイリーンおば。私が最初に配属された地区を受け持つおばだった。」
「酷いことされたのね?逃げるべきじゃない。エミリーこの機会に心に溜め込んで来たことを全部出した方がいい。断言する。それで救われる。」
「あなたと一緒にしないで。」 - ジューンは「私の経験を聞いたらあなたが傷つくだけ。それは望んでいない。」とルークが陳述に来るのを拒否する。
- ハンナと湖畔の家で出会った件についてルークが勝手にマークに話したことにジューンは激怒。
- 陳述についてくるなと言われたルークは「ジューンのことが分からなくなって来た。」とモイラに吐露。
- 「心の傷が癒えるまで堪えて。すさまじい経験をしたんだよ。」とモイラ。
- 手を組んだセリーナとフレッドはかなりイラ立っている様子。
- ギレアドにいるリディアおば。
掃除をする侍女に対して「嘆かわしい!」とイライラ口うるさい。
「おしゃべりは悪魔の道具ですよ。私が戻って来て幸い?でもいい手本でいないと。違いますか?」 - リディアおばは他のおばや侍女にスタンガンを向けてしまう。
- 証言当日になり落ち着いた様子で入廷しセリーナとフレッドと対面。
- ジューンの言葉を無視してルークも証言を聞きに来ている。
- 証言台のジューン。
「私はジューン・オズボーン。監禁され殴られレイプされました。ウォーターフォード家に着任。毎月私の排卵期に3夜連続で行われるこの行為はギレアドでは合法のレイプでしたが、他にもあった。
セリーナはどうしても私を妊娠させようと必死。」 - ジューンのギレアドでの生活や脱出のことなど、長々と証言を終えた後弁護側の質問に。
- 「あなたは既婚者と付き合っていましたね?あなたは侍女になることを選びましたね?貞操観念について伺っているんです。」と弁護士。
- ジューン「妊娠9ヶ月の時にレイプされることには同意していません。」と反論。
- そこでフレッドが立ち上がり
「正しいから。出生率があがっている。苦しんだ末に報われた。」とセリーナのお腹を撫でる。 - 「続きは裁判で話せばいい。」とジューンはその場を去る。
- ローレンス司令官に呼び出されたリディアおば。ルースおばと侍女への行為について聞かれる。
- 「ジューンはいずれ神に裁かれるでしょう。」
「ジューンが勝ったのは人に好かれるからだ。君は疎まれる。この手の不祥事は沢山だ!」
「クビになさるんですか?」
「それは避けたい。本調子を取り戻してほしい。私達が守ろうとしているのはギレアドの未来だ。それこそ私の全てだ。全精力を注いでる。だからそのここでクビにはしない。だが今日ある報告が入った。逃げていた侍女がシカゴで捕まった。」
とジャニーンの写真を見せられる。
「この子はそそのかされただけです。」
「君は痛みを与えるのが好きだろう?より良いはけ口がいる。彼女は君の好きにするといい。」 - 図書館の侍女の集会にジューンがアイリーンおばを連れてくる。
「あなたを助けたい。あなた次第だけど。」とエミリーに聞き許可を得る。 - アイリーンおば「私は酷いことをした。おばは皆そう。しつけの仕方を訓練されていた。身体的な罰はあなたを生かすために必要だったの。エミリーにしたことは体罰よりも酷い。エミリーには恋人がいた。最初の配属先の女中よ。だから目(監視役)に通報した。」ジューン「あなたのせいで気の毒な女中は吊るされた。あなたのせいでエミリーの性器は切り落とされた。」アイリーンおば「あなたがここにいると知ってから心休まる日がない。私を許して欲しい。」ジューン「自分のしたことをなかったことにして、都合のいい時いつだって神を盾に取る。」アイリーンおば「教えて。どうしたら少しでも償えるのか。」エミリー「無理よ。何もできることはない。」と退室する。
- ルークとの夕食。
「今日のことは悪かった。突然法廷に行って。でもこれで前に進める。何でも話してくれていい。いつでも聞くから。いや、もうどうしたらいいのか。力になりたい。話してくれ。待て話しがしたい。ちゃんと話しをしてほしい。」 - 捕まったジャニーンとリディアおばが会う。
「なんてこと。ギレアドがシカゴを一掃してあなたは野垂れ死にせずに済んだ。もっと酷い目にあったかも。感謝なさい。」
「ジューンは死んだの?」
「お友達はカナダです。」
「脱出したんだ。ジューンならやれると思った。」
「何がそんなに嬉しいの?置いて行かれたのよ。ジャニーン、今回はお荷物になりすぎたんでしょ。彼女は分からない。とても気まぐれで身勝手ですから。」
「ここでのことは分かる。これが死ぬまで永遠に続くってこと。侍女にだけはもうしないで。お願い。」
「ジューンに毒されたのね。彼女は皆を堕落させ破滅させ。可愛そうに。愛する人をことごとく失う人生だなんて。」
「リディアおばお願い。また侍女に戻されるくらいなら、いっそここで死にたい。」
「そう。さあ立ちなさい。いい?芝居じみたマネをしても無駄です。」
ギュッと抱きしめる。
「やれやれあなたをどうしましょう。」 - モイラとエミリー。
「ジューンは酷い。いきなり連れてくるなんて。自分達は前に進もうとしてる。
おばならギレアドの中枢も知ってるし見てる。今度二人だけで会ってみたら?」 - モイラの提案を受けエミリーはアイリーンおばに会いに行くがすでに首を吊って亡くなっていた。
- 侍女の集会でアイリーンの自殺の話題に。皆それぞれがエミリーが悪いんじゃないよと慰める中、ジューンがエミリーの気持ちを聞こうと言い出す。
- エミリー「私は今、最高の気分。死んでくれてスッとした。私が追い詰めたんなら嬉しい。」
この発言をキッカケに侍女達の発言が過激になる。
それを止めようとするモイラにジューンは
「どうして傷を癒すことだけがゴールなの?どうして感じるままに怒っちゃいけないの。」と反論。 - 侍女達が怒りをむき出しにし始めた様子にニヤリとするジューン。
- 夜ルークに最後に会った時のハンナの様子を話したいと抱き合う。
感想
今回めっっっっちゃ実感したことがありました。
シリーズ初期から薄々感じてて今更確信しちゃいました。
私ジューン好きじゃないや(笑)
ドラマ自体は面白いし衝撃的な内容であることには変わりないんですが。
なんででしょうか。
ジューン(エリザベス・モス)を可愛そうと思えたことがなかったんです。
そこがずっとモヤモヤしてて。
心揺さぶられることって、このシリーズの中で多々あったんですが、
ジャニーン(マデリーン・ブルーワー)やエミリー(アレクシス・ブレデル)、モイラ(サミラ・ワイリー)とかリタとか数々の女中や侍女だったなと。
悪人側であってもセリーナ(イボンヌ・ストラホフスキー)とかリディアおば(アン・ダウド)とかも、何か抱えてるものがあって100%死刑に処するほどの悪人とも思えなくて。
だけどジューンはどうよ。
多分強すぎるのかな。
過酷なギレアドでも屈することなく強すぎたのかな。
食事とかも満足に食べられていないイメージあるけど、シーズンごとに恰幅が良くなり過ぎたのかな(失礼)
いっつも可愛げないなぁって感じちゃって寄り添ってあげられないんですよ。
第8話「陳述」はカナダ入りしたジューンが法廷でギレアドやウォーターフォード夫妻についての証言をする場面がありました。
まぁ内容はこれまでの散々な扱いについてだったので、ジューンの話しと共に「あれかぁ~。」と思い出す感じで聞けたんです。
旦那ルーク(O・T・ファグベンル)的にキツイだろうなぁ~とか、フレッド(ジョセフ・ファインズ)ってやっぱり頭おかしいなとか、セリーナはどっちに転ぶんだろうなとか。
大勢の人の前で証言するって被害者にとってはやるべきことだったとしても苦痛ですよね。
だけどギレアドを脱出してからのジューンは、人に対して労わることを忘れたかのように、ギレアドへの復讐、ウォーターフォード夫妻への復讐にばかりスイッチが入ってて怖い!
それに図書館で行われている侍女の集会に参加したジューンもね、計算高くて怖い。
最初この集会に参加したジューンは、他の侍女達が自分とは違って穏やかすぎて、ギレアドや配属先だった司令官達への憎しみや怒りを前面に出していないことに不満と疑問を抱えていたんですよ。
まぁそりゃ考え方も経験もそれぞれだから、感じ方や意見も違って当然だけど、ジューンは明らかに不満そうで。
突然エミリーの前に現れたアイリーンおばを一旦は追い返したけど、集会に呼んでみたり。
アイリーンおばがエミリーに話しをしたいとのことだったから、場を設けた的な流れ。
アイリーンおばは深く反省している様子ですがるように償いたいと申し出ました。
エミリーの恋人(女中)を目(監視役)に通報したことで、その女中は吊るされた(殺害された)し、同性愛者を許さないギレアドはエミリーの性器を切り落としたりと惨いことをしてきたんです。
これはマジで最悪でした。
エミリーが目覚めたらお股に異変ですよ。
考えられません。
そりゃ許せることじゃないし、すぐに受け入れられるはずもない。
ジューンは泣き崩れるアイリーンおばに、セリーナを前話で恫喝した時のような勢いで
とガンガン責めました。
ゴメンナサイ。
なんかこの追い込む瞬間を待ってたというか、逆に楽しんでる感じにも見えて、ジューンの「任務完了」的な冷たい視線に寒気しちゃった。
皆進んでギレアド万歳してたわけじゃないと思うんです。
女性それぞれに役目(役職)があったから、それをやり遂げないと生きていけない環境だったんだと思うんですよね。
逆らったら壁に吊るされるんですもん。
そんな環境で「嫌です!できません。」って声をあげられるかな。
弱音を吐かないエミリーは心の中を全てさらけ出すのが自分のためだとジューンに言われるんですが、なかなかそれもできません。
ジューン的にはそのためにアイリーンおばを半ば強制的に集会に同席させたんですが、モイラはこの件についてはジューンのやり方は酷いなと。
でもモイラ曰く、アイリーンおばは、自分達と違ってギレアドの中枢を知っているから情報源になるし、前にも進めるはず。
今度二人で話しでもしてみたら?とエミリーに提案。
それに同意してエミリーはアイリーンおばの所へ向かったんですが、すでに首を吊っていました。
侍女の集会でもこのアイリーンおばの自殺について話題になって、それぞれが
「エミリーのせいじゃないよ。気にしないで。」みたいな優しい言葉をかけてたんです。
でも遮るようにジューンがエミリーの気持ちを聞こうよと言い出して、
「私は今、最高の気分。死んでくれてスッとした。私が追い詰めたんなら嬉しい。」とエミリーが発言。
えっ、マジ?エミリー本当にそう思う!?
ちょっと本音だと思えなかったんだけど、表情を変えずにサラリと言い終えた途端、他の侍女達もそれに便乗するかのように過激発言になって来たんです。
モイラがその空気を変えようと集会をお開きにしようとするけど、ジューンが継続させてめちゃバチバチ。
ここでもボスになりそう。
過去は水に流して穏やかに暮らすんじゃなく、皆が立ち上がって戦って欲しいのかもしれないけど、そのことばかりを考えてそうなジューンにゲンナリしちゃいました。
まだまだ小さいニコールとかルークとか、今目の前にいる家族とのことよりも、そこばかりに執着してる様子は見ててめちゃ疲れます。
案の定ルークがジューンは何を考えているか分からないし、別人のようになる瞬間があるとモイラに嘆いてたんですが、マジでその通り!
何年もギレアドで傷つけられ元のジューンに戻れないことなんて分かるけど、ルークそっちのけ感ありで徐々にホラージャンルに突入しそうなジューンのオーラ。
ホント一体どうなってくのよ。
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第9話「進展」
前話のラストでやっとこさルーク(O・T・ファグベンル)に対してハンナと最後に出会った時(口を割らないとハンナを酷い目に合わせるとローレンス司令官に脅された時)のことを話せたジューン(エリザベス・モス)。
ルークは自分がこれまで集めたハンナやギレアドについての情報をジューンに見せ、カナダに連れ戻そう!一緒に頑張ろう!ひとまずはギレアドにいる人に協力してもらおう。
ということで、協力者第一候補としてローレンス司令官を提案されます。
マークにも協力してもらいローレンス司令官へ電話したけど、落ち着いた口調で協力を断られ意味深な言葉で電話を切られます。
ジューン的にはローレンス司令官は「善人」であるし、視聴者もローレンス司令官には何かしらの動きを期待している人多いんじゃないでしょうか。
だけど立場上無理で、今は危険なことをしてられないとのこと。
彼はとっても賢い人なんで、いつかどこかタイミングを見て動いてくれるんじゃないかなぁ~と期待しております。
実際、他のどの司令官よりも「普通」で「話しの分かる相手」だったですしね。
この時の電話でも「善人は絶滅寸前だ。」という言葉がありました。
ギレアドでふんぞり返っている狂った司令官達からはこの言葉すら出ることがないので、本音トークができないローレンス司令官の苦しさも伝わって来ますね。
ジューン側からの提案は蹴って逆にローレンス司令官が言います。
と。
ん~苦しい!これは苦しい!
そうしようか、しまいか、そりゃ人間だもの、揺れるよな。
そうそう、以前何話だっけなぁ、ギレアドから脱出させた子ども達のエピソードがありましたね。
モイラやリタが対応してましたが……
実際はギレアドの子どもじゃないけど、小さい頃にギレアドに連れ去られそのまま育てられている子も多く、ジューンは本当の両親の元へ返すこと、ギレアドではなく本来の居場所に戻すことに必死になり、それが正義だと信じていました。
私の記憶違いもあるかもだけど、少々(半分以上?)ギレアドの司令官達への復讐もあったんだと思います。
愛する子どもを失う辛さをお前たちも経験してみろ!
みたいなね。
でもよくよく考えたら、子ども本人はギレアドの両親と家が自分の居場所と疑わず大きくなってるんで、カナダに脱出できたことを喜ぶどころか戸惑い、ギレアドに帰りたいと。
むしろ連れ去られてカナダに来てしまった感があるというか。
確かに!
私もここな~んも考えずに劣悪な環境であるギレアドを脱出できたことに万歳状態だったんですよね。
ここは真面目な話し色んなケアが必要ではありますね。
時間がかかりそう。
さて話しは戻ってルークとジューン。
ローレンス司令官がダメでも諦めない!次はニック(マックス・ミンゲラ)に協力を求めよう!とルークが言い出します。
しかも!電話じゃなく直接二人で話したら?と渋るジューンに押すんです。
ルークはジューンとニックの関係は知っています。
そこは責めてはいません。
今一緒に暮らす赤ちゃんのニコールも、セリーナに強要されてウォーターフォード家のために作ったジューンとニックの子どもで、その後は本当に愛し合っていた(いる)ことも知ってたはず。
だから会わせたくないけども、ハンナ奪還のためと。
ほんでまぁ~トントン拍子でニックと出会うんですよね、ジューン。
シークレットサービスもついて来ていて建物の外で待機はしてるんですが、溢れんばかりの気持ちを押さえ込んだ二人の再会は切ないし苦いし……くぅ~!
「ジューンからのお願いを断りにくくさせるため。」(byルーク)とのことで、可愛い二人のベビちゃんニコール同伴です。
雪が積もる季節なのに、この二人の空間はポッカポカ。
こんなに少女のように笑うジューンはいつぶりよ!
ギレアドを脱出して自由の身になったから!?ではなく、やっぱりニックとの時間をとても大切に噛みしめてる様子。
もちろんニックからもそういうオーラはあって、束の間だったけど癒され満たされるものがあったのではないでしょうか。
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帰り道、運転しながらコロコロ表情を変えるジューン。
涙混じりの笑顔が乙女ではないか。
一瞬明るい未来を思わせるというか、別作品を観てるかのような気持ちになったんですよね(笑)
でもニックよ。
多分不本意ながら結婚したですな。
ジューンと別れた途端、ポケットから指輪を取り出して装着!スチャ
ニックの結婚は確か2回目だっけ?
昔に、まだウォーターフォード家のドライバーだった頃に、ジューンへの嫌がらせも兼ねた?フレッドとセリーナの進言により(記憶違いかな?)若~い子どものような子を妻にします。
だけどここはギレアド。
子づくり必須なんです。
プライバシーなんてお構いなし。
妻はギレアド教育に従順でニックを待ちますが、ニックはどうにもこうにもジューン以外は無理で、妻を放置した結果浮気してその処罰を男と共に喜んで受け入れ自殺……
サラッと文章で書いてますが、えげつない場面沢山沢山見せられて来ましたね、ホント。
「クリミナル・マインド」のシーズン初期に凶悪犯罪ばかりで病んで降板しちゃったギデオン役のマンディ・パティンキンがいましたが、このシリーズもたいがい精神を蝕まれる展開が多い。
ジューンを演じるエリザベス・モスも長年このテンションを保ち続けるのは大変なことですね。
あ、又話しそれちゃった!
「ハンナの情報を得ることはできるけど、守護者がいるから連れ出すことは無理。でもできる限り協力するよ。」と言われ、とりあえず今回の密会は大成功!やったー!
みたいにジューンとルーク、モイラと話してたんですが、マークがそれをひっくり返しましたね。
言ってることは分かる!
「大物を釣るために小物を逃がす。」ってやつ。
犯罪ドラマとかでもよく見ますしね(ソコ??)
ジューンの証言を利用してフレッドを脅し寝返らせたんですよね。
取り引きしたんです、協力したらフレッドを自由にするよって。
こりゃジューンにしたらたまったもんじゃありません。
フレッドが自由になられちゃ後々セリーナも困るんじゃないかな。
ジューンはさっきまで幸せいっぱいな表情を連発してたのにさ、マークのせいで又サイコスイッチONでした。
マークを追いかけ外に飛び出し「ぶっ殺してやるーーーーーー!」って餌を欲しがる鯉のごとく大きな口を開けて叫び倒してましたよ。
状況が状況で仕方ないけど、こういう両極端な面を持ってるジューンの取り扱いはなかなか大変そうです。
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第10話「森」(最終話)
前話のラストで「ギレアドの情報を得る代わりに、フレッドに免責が与えられる」と知って、サイコスイッチが入ったジューン。
近々フレッドが自由の身になることについては、ジューンを始め元侍女のモイラもエミリーも納得はいかずイライラ。
そんな彼女達にヒヤヒヤしながら聞き耳立ててるルークは
「今君はここにいる。前を向いて生きていこう!」とフレッドへの執着から解放されることを心から願っているのがヒシヒシと伝わって来ました。
ハンナを取り戻して4人で普通の家族として暮らしていきたいから、ジューンよ、娘達のためにもバカはするなと思ってることでしょう。
例えジューンの気持ちがニックにいっていようと、彼は受け入れてる気がします。
諦め?
ルーク、本当に疲労困憊だろな。
ずっと取り憑かれたように復讐心を燃やしているジューンは家の中でも心ここにあらずだし、ニコールと楽しそうに過ごしている場面って、数えるくらいしか出て来てないですよね。
このドラマって主人公のジューン自身が何を考えているのかが掴めない上に、かなり行動力があるので時々ドキッとしたり、二度見するほどその判断を疑ってしまうことがあります。
今回は冒頭でシリーズ初期にフレッドとジューンが夜外出した時の回想場面があって、意味深なセリフの連続に嫌な予感がしてドキドキしながら観てました。
最初のフレッドってジューンに特別な感情を抱いてたし、際どい駆け引きしてましたよね。
そんな憎き相手フレッドが、もうすぐジュネーブに行ってしまう。
これで会うのは最後になるかも!?表向きは穏やかな態度でフレッドのところへ。
ソファに座りお酒を飲みながら過去を語らう二人。
セリーナが妊娠したことによって、子どもを奪われる、離れることの辛さを理解し始めたフレッドから、ジューンにまさかの謝罪の言葉(本心かは分からん)が出ておりました。
もっと早く言ってたら良かったんだけどな。
この瞬間を鵜呑みにしてわだかまり解消とフレッドは感じたのか、
「オブフレッド(ジューンの侍女名)が恋しい……」とシミジミ。
ギレアドではフレッドが司令官で優位だったこともあり、沢山酷い目には合わせられてきたジューンだけど、踊らされていたのはフレッドだなって印象。
ジューンからは憎しみが湧き出てるようにしか見えなかったけど、フレッドはどこか安堵しているというか、免責を与えられることになって穏やかな様子でしたね。
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私はてっきり、この時ジューンがグラスを割って、その破片でフレッドを刺し殺すのかなって思ってましたよ(笑)
とりあえず大丈夫でした……ホッ
でも、ちゃっかり行動を起こしていたジューンは、ローレンス司令官とマークと3人で極秘に会い取り引きをしました。
ローレンス司令官は「フレッドをギレアドに返すかわりに、捕虜を20名ほど解放する」と提案。
こりゃ飲むっきゃない!
マークはそう思ったかどうかはさておき(笑)、フレッドがジュネーブへ出発の日。
カリカリ取材やら打ち合わせやらで忙しく電話ばかりするセリーナに軽く別れを告げ、ピシッとスーツを来てご機嫌で外に。
だけど乱暴に拘束され連れて行かれたのはジュネーブではなく国境で、オシャレハットのローレンス司令官とニックが待ち受けておりました。
免責は無く釈放もされないことを知ったフレッドの絶望的な表情が……ざまぁ~ではありますが(笑)、ここから悲惨。
暗い暗い森へと連れて行かれたフレッドの前にラスボスのような貫禄でジューン登場。
もうね、ジューンの有言実行ぶりにゲンナリ。
エミリーと話してた「森で……」はジューンが複数の人間に追われ、家族と引き離されギレアドに無理矢理連れて行かれた時のシチュエーション。
フレッドにもその鬼ごっこをしてもらいましょうと、ジューン以外にも賛同している侍女達が懐中電灯片手に沢山待ち伏せ。
そしてジューンの合図でよ~いドン!
慌ててフレッドは走り出したけど、すぐに追いつかれ集団リンチ状態。
沢山の侍女達が馬乗りになり抵抗しないフレッドをボコボコにし、何を思ったのかジューンは噛みついて引きちぎる始末。
そして壁に吊るして完成。
あぁ……ジューンはそっちを取ったのね。
今回一線を越えたジューン。
フレッド私も大嫌いだし司令官ってイカレタ奴ばっかで腹立たしいけど、カナダにいる今ギレアドのやり方で罰を下してしまったことは残念。
今後どうなるかは分からないけど、これで捕まったとしたら、ハンナを探すこともニコールやルークとの暮らしも諦めたと同じだし切ないな。
そもそもギレアドが悪いんだけど……女を怒らしたら怖い。
その後帰宅して血まみれのままニコールを抱き上げるジューン。
復讐がひと段落したような晴れやかさはあまり感じず、やっぱりスッキリはしないな。
「分かってる。ごめんなさい。5分だけ。」
ジューンのその言葉と血まみれの顔を見て事態を悟ったルークも絶望的。
もうショックで言葉も出ないし、ルークの何かが壊れたのでは?と感じてしまう瞬間でした。
極めつけは最後にセリーナ宛てに郵便が届くシーンね。
予想通りだったけど、係の人が確認のため開封したら指輪と指が入っとりました。
セリーナは嫌でもフレッドの死を知るんですね。
さてシーズン5はどうなるかな。
ジューンの身柄もだけど、セリーナもセリーナの赤ちゃんもどうなってくのかな。
シーズン4も期待を裏切らない疲労度。
ギレアドからの脱出もハラハラスリルがありましたが、脱出してからのルークの心労の方が地味にジワジワきました。
とにかくお疲れ様でした(笑)
しばらくは重めなドラマはご遠慮しとこ~。
シーズン4簡単まとめ
- ついにジューンがギレアドを脱出!家族や友人達と再会。
- 帰宅したジューンの別人ぶりにルーク困惑。
- ウォーターフォード夫妻カナダで囚われ裁かれるのか!?
- セリーナまさかの妊娠。
- やはりルークよりニックを愛してる?
- ジューン自ら「フレッド殺害」を実行。
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