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【第1部】衝撃!『パーフェクト・ファミリー 娘が消えた日』の元になった衝撃実話とは

 

こんにちは!パー子です。

Disney+で配信中のドラマ『パーフェクト・ファミリー 娘が消えた日』、もう観られましたか?

これが、ただの心理サスペンスかと思いきや、その根っこにとんでもない「実話」が隠されてたって知ってました?

※本記事は海外サイト情報を元にしています。鮮度や正確性には限界があります。一つの考察としてお読みください。

始まりは、胸が締めつけられる親子の物語

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ドラマの原作は、アレックス・ダール(Alex Dahl)の小説『Playdateなんですけど、この小説が生まれた背景には、もう、想像を絶するような痛ましい誘拐事件があったんです。

パー子
パー子

こんなこと全然知らなかったんで、事件を知った時、胸がギューッてなりました。ドラマの見え方が大きく変わりそうです。

「ナディア・ダバッハ誘拐事件」

事の発端は、1992年にアメリカで実際に起こった「ナディア・ダバッハ誘拐事件」。

当時たった2歳だった女児ナディアが、実の父親によって遠く離れたシリアに連れ去られてしまったという、本当に壮絶な話なんです。

1992年11月3日。

ナディアの母モーリーン・ダバッハが、裁判所の命令でパパとの面会のためにフロリダ州の空港に娘さんを連れて行ったその日から、悪夢は始まったそう。

モーリーンには、シリア出身の元夫がナディアを返してくれないんじゃないかって、嫌な予感がずっとあったようです。

そして、その予感は最悪の形で当たってしまいました。

12月3日に戻るはずだったナディアは、結局帰ってこなかったのです。

その後、1993年2月中旬。

ナディアの父親は、彼女を保育園から連れ去って、仕事も辞めてアメリカを出国。

サウジアラビアを経由してシリアへ向かい、そこで父親の家族に育てられたと考えられているそうですね。

モーリーンの想像を絶する闘い

想像しただけで胃が痛くなるようなこの事件。

ナディアの母モーリーン・ダバッハが経験した道のりは、もう「想像を絶する」の一言です。

彼女がどんな困難に立ち向かってきたのかを知ると、ドラマが描こうとしているテーマがいかに深いかが、よく分かるかもしれませんね。

 

法律の壁

当時のシリアとアメリカの間には、犯罪者の引き渡しに関する約束がなかったんだそう。

モーリーンさんは、法律の壁に阻まれて、どうすることもできなかったんです。

アメリカ政府もシリアでの活動を止めていて、頼れる外交官の助けも得られず。

さらに、シリアは国際的な子どもの連れ去りに関する「ハーグ条約」にも加盟していなかったから、法的な解決はまさに絶望的だったんです。

「ハーグ条約」とは?
1980年にオランダのハーグ国際私法会議で採択され,1983年に発効した「国際的な子どもの奪取についての民事上の側面に関する条約」のことです。
大阪弁護士会より引用】

 

お金を要求される苦境

さらに驚くことに、シリアではナディアが、多くの人にとって「お金になる」存在だったと報じられているんです。

ナディアを連れ去った父親は、なんと20万ドル(日本円で約3000万円!)を支払って自由になったっていう話まであるんですよ。

そして、モーリーンがシリアで雇った弁護士までもが、高額な手付金を要求してきたそう。

───娘に会えるって約束のために、さらに20万ドルを払うべきか。

パー子
パー子

モーリーンは、そんな究極の選択を迫られたこともあったって…もうね、背筋が凍りますよね。

 

17年間の捜索と諦めない心

モーリーンは、娘を見つけるため、合計25万ドル(約3,000万円)もの私財を私立探偵や弁護士に費やし、数え切れないほどシリアへ渡航しました。

彼女は失踪児童のウェブサイトにナディアの写真を掲載し、メディアのインタビューにも積極的に応じています。

世間の注目を集めるためハンガーストライキまで決行し、議会議員に働きかけてナディアの帰国を求める決議を採択させたのです。

1998年10月には、当時の米国上院議員チャールズ・ロブ氏が「米国とシリア政府は直ちにナディアを捜索し、安全に母親のもとへ引き渡すべきである」という決議を後援し、これが可決されました。

FBIも1994年11月には、国際的な児童誘拐の容疑で元夫の逮捕状を発行しています。

モーリーンは、国際的な誘拐に関する専門知識を深めるため、調停や多文化間の信条に関する授業を受け、国際誘拐に関する2冊の本を執筆しました。

捜索の過程で、彼女は当初抱いていた「復讐や報復」という感情から、娘が自分を覚えていないかもしれないという現実を受け入れ、「再誘拐」のような形での連れ戻しを避けるという考えに至ったのです。

また、彼女は国際的な親子間の紛争を専門とする調停人としての資格も取得しています。

パー子
パー子

モーリーンは、なんと17年もの間、娘を探し続けました。その執念、そして諦めない心には、ただただ胸を締め付けられます。

感動の再会、そして教訓

そして、長い長い年月を経て……モーリーンとナディアは、2010年に、ついに再会を果たしました。

2010年4月のある朝。

17年以上ぶりに元夫から電話があり、「あなたの娘が話したがっている」と告げられたのです。

ナディアからの最初の電話では、「あなたは私のお母さん?」という問いにモーリーンは「ああ、神様、そうよ」と答え、二人は笑い合いました。

当初の会話はぎこちなく、宗教、文化、食べ物、言語、服装など、多くの違いがありました。

しかし、メールで交流を深め、お互いのお気に入りのリストを共有することから始め、徐々に関係を深めていったのです。

ナディアはインターネットでモーリーンが自分を探す物語を読み、父親についてモーリーンが語った内容には複雑な感情を抱きつつも、母親が自分を見つけようと尽力したことに心を打たれたと言います。

2010年8月、二人はシリアのダマスカスで再会を果たしました。

空港で初めて会った時、元夫が二人の間に割って入り「本当に申し訳なかった」と謝罪しました。

パー子
パー子

あまりにも引き離された時間が長すぎて、謝られたところで許せませんね。

再会後、ナディアはホテルでヒジャブを外し、モーリーンと同じ長い髪や、失踪児童のポスターに記載されていた腕のあざ、えくぼを見せ、関係性を認めるようなしぐさをしました。

モーリーンは、ナディアが愛されて生まれたことを示すために、妊娠中の写真や赤ちゃんの写真、毛布などを持参していました。

再会後の2週間、二人は一緒に買い物に行ったり、映画を見たり、食事をしたりして時間を過ごしました。

モーリーンは、ナディアがシリアの大学に通う特権的な環境で育ち、グローバル化とインターネットの影響を受けていることを知ったのです。

この再会は「嬉しいけれど、どこか寂しい」ものだったとモーリーンは語っています。

複雑な感情、文化的な隔たり、そして失われた歳月の生々しい痛みが、そこに横たわっていたのでしょう。

親が子どもを連れ去るのは、復讐心や支配欲からだと誤解されがちですが、実際には、親が他に頼る術がないほど追い詰められた末の行動であることが多いと、モーリーンは指摘しています。

再会から2年後(2012年)、ナディアとモーリーンは現在もそれぞれ別の場所で生活しながら、メールや電話で連絡を取り合い、関係を育んでいます。

ナディアはダマスカスの大学を卒業し、就職活動中で、米国に来ることも考えていますが、父親にはまだ逮捕状が出ています。

モーリーンは、ナディアが「シリアの文化の中で育ったけれど、アメリカのパスポートを持つ少女」という現状を受け入れており、無理にシリアでの生活やアイデンティティを変える必要はないと考えています。

自身の経験を基に、モーリーンは「子どもを武器として利用するのをやめよう」というメッセージを伝えたいと語っています。

また、元夫への感情も再考し、以前よりも彼の文化や宗教を理解していると述べています。

『パーフェクト・ファミリー 娘が消えた日』は、このモーリーン・ダバッハのつらい経験、特に「親が子どもを失った時に感じる深い悲しみと心の傷」という根底にある考え方を取り入れ、オリジナルの物語として再構築されたものなのです。

パー子
パー子

現在、モーリーンとナディアはどんな暮らしをしているんでしょうね。

まとめ

今回の記事では、ドラマ『パーフェクト・ファミリー 娘が消えた日』の背後にある、衝撃的な実話について深掘りしました。

  • ドラマの原作は実話から着想を得ている
    アレックス・ダールの小説『Playdate』は、実際に起こった悲劇的な誘拐事件がもとになっています。
  • 「ナディア・ダバッハ誘拐事件」とは?
    1992年に発生したこの事件では、当時2歳だったナディアが実の父親によってシリアへ連れ去られました。
  • 母親モーリーン・ダバッハの想像を絶する闘い
    ✅娘を探すため、17年間で約3,000万円を費やしました。
    ✅法律の壁(ハーグ条約非加盟国であったシリアとの関係など)に阻まれました。
    ✅娘を戻すためにお金を要求されるなど、金銭的な苦境にも直面しました。
    ✅ハンガーストライキや議員への働きかけなど、あらゆる手段で世間の注目を集めました。
  • 17年越しの感動的な再会
    2010年、モーリーンはナディアと再会を果たしました。
  • 再会後の複雑な関係性
    文化や育った環境の違いによる戸惑いがありつつも、メールや電話で関係を育んでいます。
  • ドラマへの影響
    『パーフェクト・ファミリー 娘が消えた日』は、この実話から「子どもを失った親の深い悲しみと心の傷」というテーマに大きな影響を受けています。

ここまで、ドラマ『パーフェクト・ファミリー 娘が消えた日』の背景にある、痛ましい実話について深く掘り下げてきました。

このドラマは、実話をそのまま映像化したものではないので、舞台や詳しい展開は大きく異なります。

しかし、作品全体に流れる「子どもを思う親の根源的な恐怖」は、この実話から多大な影響を受けていると感じませんか?

そう考えると、ドラマの見え方もきっと変わってくるはずです。

私もこの真実を知ってから、ドラマへの印象がガラリと変わりました。

この実話を知ることで、ドラマの持つ「恐怖」や「人間ドラマ」の奥深さをより一層感じていただけるのではないでしょうか。

パー子
パー子

次の記事では、原作者アレックス・ダールが、この物語にどんな思いを込めていたのか、その核心に迫っていきたいと思います!

 

<<<【ネタバレ感想】を読む

【第2部】を読む>>>

 

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