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【ネタバレ感想】映画「罪と女王」北欧の美しさと10代を切り捨てる大人たち

映画「罪と女王」登場人物やキャスト・内容・結末・ネタバレ感想・みんなの評価やクチコミは?

今回ご紹介するのは2019年のデンマーク・スウェーデン合作映画「罪と女王」(原題:Dronningen/英題:Queen of Hearts)。

 

ネタバレ【結末】【感想】をまとめています。

女性監督作品では初めて、デンマーク・アカデミー賞の作品賞を受賞

評価の高さも頷ける「中年の女性のリアル」が描かれています。

 

 

パー子
パー子

義理の息子を切り捨てる、中年夫婦(大人)の汚さがエゲツナイ!

 

観てるだけでもかなりストレスを抱えてしまいました。

ウンザリ。

決して「面白い!」と言える内容じゃないけど、グサリと心えぐられるような衝撃的な作品です。

 

 

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本ページの情報は記事執筆時点のものです。最新の配信状況はサイトにてご確認ください。

 

 

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映画「罪と女王」作品情報

タイトル
罪と女王
原題 Dronningen
年齢制限
R18+(性的描写や暴力描写が含まれるため)
製作国
デンマーク/スウェーデン
製作年 2019年
ジャンル
ドラマ・ラブロマンス/青春
配信
U-NEXT、Amazon Prime Video、Huluなどで配信(2025年3月4日時点)
監督
マイ・エル=トーキー
脚本
マレン・ルイーズ・ケーヌ、マイ・エル=トーキー
出演者
トリーヌ・ディルホム、グスタフ・リンド、マグヌス・クレッペル、スティーヌ・ギルデンケアネ、プレーベン・クレステンセン
受賞
デンマークのアカデミー賞に当たるロバート賞で、作品賞、監督賞、主演女優賞など主要計9部門を受賞
内容
義理の息子と罪深き関係を結ぶ中年女性の姿を鮮烈に描いた衝撃作

 

 

 

歴史的快挙!メイ・エル・トーキー監督

 

「罪と女王」はデンマーク・アカデミー賞で主要9部門(作品賞・監督賞・主演女優賞・助演男優賞・撮影賞・編集賞・音楽賞・音響デザイン賞)を受賞。

作品賞に関してはメイ・エル・トーキー監督(1977年生まれ)が、女性監督では初めて受賞する歴史的快挙を成し遂げています。

この他にも世界の映画祭で多数受賞&ノミネートし、2019年の北欧代表作となりました。

 

 

パー子
パー子

女性監督だからこその視点で描かれた、衝撃的な作品でした。成功した年上の女性が、10代の義理の息子に関係を迫るという、これまであまり描かれなかったテーマを扱っており、色々と考えさせられました。

 

 

 

【評価】海外の反応・クチコミ

海外サイトIMDbで7.0/10(16K)の「罪と女王」は、ユーザーレビューでどのようなことが書かれているんでしょうか。

肯定的な意見と否定的な意見に分けて、まとめてみました。

 

肯定的な意見

  • 主演女優の演技が特に素晴らしい
  • ストーリーに説得力があり本物らしい
  • 人間の心理を深く掘り下げている
  • 監督の演出と脚本が優れている
  • カメラワークが印象的
  • 映像が美しい
  • タブーなテーマを繊細に扱っている
  • 家族関係、脆弱性、共感、受容、虐待など、様々なテーマを扱っている
  • 傑作と呼ぶにふさわしい作品
  • 衝撃的で忘れられない映画

 

否定的な意見

  • 家族の描写が現実離れしている
  • 登場人物の行動や会話が不自然
  • 2時間の映画にするには内容が不足している
  • ストーリー展開が遅くて退屈
  • グスタフの演技が素人っぽく説得力がない
  • 性的な場面は不必要で映画の質を下げている
  • 演出が単調で映画に深みがない
  • 児童虐待というテーマの扱い方が不快
  • 心理描写が不十分で行動の動機が理解できない
  • 後味の悪さが残る

 

 

パー子
パー子

作品が面白い!とかオススメ!よりも、タブーに切り込んだストーリーや人物の行動についてのレビューが多いように感じました。

 

 

 

【ネタバレ】感想と内容振り返り

ブログ見出し下画像

 

事細かく丁寧に説明はされておらず、「こうなのかな?」とお察し力が試されるタイプの作品なので、観る人によって注目点や解釈が異なりそうです。

考察とかは賢い方たちに任せて、ここでは私自身の個人的な感想と振り返りを、ネタバレありでまとめたいと思います。

 

 

始まりはアンネの誘惑

 

主人公のアラフィフ女性アンネは、児童保護専門の優秀な弁護士という肩書きがあるんですが、職場で懸命に果たそうとしている義務はどこへやら。

それとは真逆の行動を義理の息子グスタフ(17歳)にしてしまいます。

優しい医者の旦那ペーターと可愛い2人の娘、自身のキャリアも順調で経済力も抜群。

まさに勝ち組なんですが、ちょっとポッカリ穴が開いちゃってる様子。

旦那ペーターとは決して不仲ではないけど、年齢的にも燃えるような熱い時期は過ぎ去り、どこか満たされない毎日だったんでしょう。(多分)

そんな時に旦那と前妻との息子グスタフ(17歳)を預かることになります。

ペーターとグスタフは、ほとんど一緒に過ごしたことがないようで、アンネ含め最初は戸惑い気まずい空気が漂いますが、徐々に打ち解けていきます。

ホッコリ場面としては、グスタフとアンネの2人の娘が仲良くてなついていること。

正直不良少年だとは思えない優しいお兄ちゃんっぷりに、アンネと共にニッコリしてしまいましたね。

 

でも距離が縮まれば縮まるほど、アンネのグスタフを見る目に変化があって、ある夜自分からグスタフを誘惑し関係を持ちます。

良い雰囲気になって……とかじゃなく、ほぼ一方的にそう持っていくんです。

静かに事が行われ、また何もなかったように過ごし、ペーターに隠れて自宅や森ん中で情事に励んでいました。

 

 

妹に叱責されたアンネ

多分頻繁に行われていたであろう情事。

繰り返せば繰り返すほど、グスタフだってアンネへの独占欲が増して来たのか、ペーターとアンネが仲良くしてるのは、面白くなくなってくるんですよね。

アンネの娘2人の誕生日パーティーの時に、少し場を離れたアンネについて行ったグスタフが執拗に迫っている場面を、アンネの妹に目撃されてしまいます。

「相手は子どもよ!」と当然怒られ軽蔑されたことで目を覚ましたアンネは、ひらりと手の平を返します。

 

 

グスタフを突き放す

ここはちょっとグスタフの痛いとこだったんですが、「今はやめて!」というアンネの言葉(空気)を受け止められず反抗してしまいます。

突き放されて当然だよなと思う反面、ホントにアンネって酷いなと感じましたね。

仕事で散々ワケあり家庭の親子を見て来てるし、虐待や性的虐待だって扱ってるんですよ。

それにグスタフだってワケありで預かってるのに。

幼い子どもではないにしろ、問題を抱えた17歳の青年につけ込んだんじゃねぇーか!と早速胸糞悪かったです。

グスタフの人柄的にも、ただの性欲爆発した猿には感じなかったんですよ。

そこには困ってない感じだったし。

別に財産狙いでもなかったと思います。

悪意を持って近づいたんじゃなく、あくまでもアンネから始めてますもんね。

孤独とか不安を抱えた危うい精神状態の彼を、まんまと釣った(利用した)のはアラフィフのアンネだよなと。

だから急激な手の平返しはきつかっただろうし、「裏切られた!」と怒りや憎悪がわいてくるのも納得します。

グスタフは、そこを冷静に考えられるような状態じゃないんだから。

一気にプッツンと来てしまったグスタフが、アンネの娘たちの誕生日パーティーを台無しにしてしまい、ペーターはグスタフとジックリ向き合うべく2人で山小屋に行くことになります。

 

 

アンネとの関係を暴露したグスタフ

予定より早く山小屋から自宅に戻ったペーターとグスタフ。

娘たちは大喜びですが、アンネは男2人が何を話したのか気になって仕方ない。

そしてその不安は的中し、グスタフはアンネとの関係をペーターに話していました。

 

ペーターからその話しを聞かされたアンネ。

さぁ~どう出るのか!と緊張感が高まった瞬間だったんですが、思いもしない茶番劇に出ました。

 

 

ペーターを言いくるめたアンネ

どんな言い訳するのか逃げるのかって、ちょっとニヤニヤして観てたんですが、一瞬で私凍りつきました(笑)

もう逆ギレ具合が見事としか言いようがなくて、ペーターの制圧に成功します。

この逆ギレの様子は、ぜひ本編のアンネの声と表情で堪能していただきたいのですが、一応ピックアップしておきますね。

 

  • あなたの気を引くために決まってる。
  • どうして私があなたの息子と寝るの?
  • 彼のために我慢もしたし優しくも接してきたのに、その見返りがこれ?
  • これ以上耐える気はない。
  • 気の毒な子よね。
  • 父親を奪った私を憎めと教えられてきた。
  • こんなのおぞましい!
  • こんな嘘を真に受けるなんて見損なったわ。
  • よくも!一生許さない!
とまぁ~言いたい放題で、ペーターが口を挟む隙もありません。
こっちからしたら嘘ついてるのは100%アンネって分かってるけど、予想してなかった状況に心痛め動揺してるペーターからしたら、もうどこを信じたらいいのやら……と心迷子状態。
アンネは気性的にも職業的にも、うまいこと誘導したり言いくるめるスキルを持ってるし、日々その気の強さをペーターも痛感しています。
嫌な言い方をすると、彼女ならば真実でないことも、真実だと言い通すことができるということ。
グスタフが嘘を言うメリットだって分からないし、作り話とは思えないほど詳細を知ってる。
ご立腹のアンネは、荷造りをしてるし、自分に出て行けと言い出してる。
このままでは家庭は崩壊する。
色々なことが頭の中を巡ってるペーターに、トドメのビンタを食らわすアンネ。
泣き落としじゃなくて逆ギレとか、恐ろしすぎるなと絶句しました。
パー子
パー子

や、ホント可愛げないわ!

 

 

3人での話し合い

 

アンネの腹黒さはこれでは終わらず、グスタフを含めて3人で話し合いした場面もモヤモヤしっぱなしでした。

ペーターの隣に座っているアンネは涼しい顔。

ソファに深く腰を掛け足を組んで、威圧感タップリ。

ペーターの「お前の作り話は深刻だ。あの嘘は認められん。」という言葉に頷いています。

 

予想してなかった言葉(反応)の連続に、グスタフは動揺しアンネに対して「どうして黙ってるんだ?」と問うも相手にしてくれません。

 

怒ったグスタフは近づいて来たアンネに唾を吐いて出て行ってましたが、これを見てペーターは何を思ってたんでしょうか。

 

 

職場にやって来たグスタフ

録音しておけば良かったのに!ってグスタフに対して凄い思った場面。
インタビュー形式の会話を録音するの好きやったんやから、ここでその趣味発揮しなはれっ!って。

 

アンネの職場に押しかけて2人っきりで話した時は、堂々と自分のしたことを認めてたんですよね。

 

  • あなたも楽しんだと思ってたけど私の誤解?
  • あなたみたいな問題児に誰が耳を貸すと?
もう最低最悪の児童保護専門の弁護士ですよね。
繰り返された情事に関しては、グスタフも同意してただろうけど、正直アウト。
性的虐待では?と思えてなりません。
とことん追い払う気満々だなと、グスタフも無力さを感じただろうなぁ。

「消えて」と言い放ったアンネ

クリスマスの夜でしょうか。

ペーターや娘たちが寝静まってから、グスタフが自宅にやって来ました。

父親と話したいと興奮気味なグスタフを、アンネはもちろん家には入れません。

 

なだめることもせず、ただただ「親父と話したい!」と言う彼に対して

 

  • ペーターもあなたにウンザリしてる。
  • 縁を切りたいと言ってた。
  • あなたが邪魔なの。
  • あなたの家はここじゃない。
  • 帰って。消えて。
地面に座り泣き崩れるグスタフに背を向け、さっさと寝室に戻っていました。

 

アンネの誕生日パーティー

平穏を取り戻したのか、自宅でアンネの誕生日パーティーが行われました。

唯一グスタフとの関係を知っている妹も来ていましたが、会話はなく関係は悪いままでしたね。

ペーターに言うのを口止めされてたけど、これはこれで妹も苦しかっただろうなぁ。

 

この誕生日パーティー中に、レベッカ(ペーターの前妻)から電話があり、グスタフがクリスマス前から行方不明になっていると知ります。

 

 

【ネタバレ】衝撃的なラスト

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グスタフの死

残念なことにグスタフは亡くなっていました。

ペーターと過ごした山小屋の近くで凍死しているのを、ハンターが発見したそうです。

雪が積もり見つからないまま、死後数か月は経ってたようです。

「全てを諦め座り込んだようにも見えた。」と言う警察の言葉が刺さります。

 

さすがにアンネもショックを受けたのか、洗面所で声を殺して泣いていました。

鏡越しに立っているグスタフと目が合いますが、もちろんそこに彼はいません。

でもこの瞬間、何かアンネの心が動いたようにも感じました。

 

 

ペーターの怒り

多分、ペーターは薄々(?)アンネの嘘に気づいてたんじゃないかな。

きっと色々天秤にかけて守りたいものが多かったのと、アンネの強気に押され、グスタフを追い払う方を静かに選んでしまったんだろうなぁ。

 

洗面所から出て寝室に戻ったアンネは、黙々と服を着替えるペーターに声をかけます。

  • グスタフがここにいた時のこと、あなたは悪くない。
  • ただ私、どうすべきか分からなくて……

 

こう言いかけたアンネに「黙れ!」と怒鳴り口をふさいだペーター。
これって、アンネが”認めた”ということにも取れたんですが、どうだったのでしょう。
率先して追い払う方へ持ってったことの懺悔?
でもペーターの怒り方からは、言葉に出さずとも”気づいていた”ように感じられました。
自分の息子と寝た妻。
それを認めず息子を貶めて追い出した妻。
そして結果的に死なせてしまった。
ペーターを信じてあげなかった自分の責任も感じたでしょうし、罪悪感に苛まれますね。
周りに言って心を軽くできることでもありません。

葬儀へ向かう車中でエンディング

とことんアンネが不幸になってくれるのかと期待しちゃったんですが、突然エンディングとなります。

葬儀へ向かう準備をして家の鍵を閉めるアンネを待たず、スタスタと娘たちと手を繋ぎ前を歩くペーター

背中から怒りを感じるし、車中でもそれは感じられました。

娘たちの落ち込みとは違ったエネルギーが、ペーターからみなぎってました(笑)

どこか弱々しく感じたアンネ。

このまま又何もなかったように、家庭を維持するのかもしれませんが、遅かれ早かれ破綻するだろうなという印象でした。

 

 

観た後はモヤモヤで満腹

アンネは仕事では沢山の子どもたちや若者を救って来たかもしれません。

勇気を持って真実を証言することの大切さを説得している場面もありました。

だからこそ余計にグスタフの件では、大人の表と裏があぶり出されたようで残酷に見えます。

ズルくて薄っぺらいなとも感じました。

アンネが女王様のように振る舞える職種や職場や家庭。

そこに居心地の良さを感じてただけ、自分優位なのが気持ち良かっただけなのかもしれません。

彼女がある少女に何度も言っていた「これが私の義務」という言葉だって、義務という言葉を武器に丸め込んで来たんだろうかと不信感を持ってしまいます。

 

なんせこの家族のその後が気になる形で終わりましたが、色々と考えさせられる内容だったので、見応えもあり満腹となりました。

自分がもしアンネの立場だったら?旦那の立場だったら?アンネの妹の立場だったら?グスタフの立場だったら?

あらゆる立場で考えてみたら、やはり残酷な決断や切り捨てだってしてしまうかもしれませんよね。

仮にペーターがアンネと離婚したとしても、理由は2人の娘たちのためにも口が裂けても言えないだろうなと。

だって「母親が義理の息子と寝て死なせました。」なんて、娘たちが生きにくくなると考えちゃうじゃないですか。

ただでさえ、グスタフの死は慕っていた娘たちには受け入れ難いことです。

 

同僚が「アンネに出会った人々はみんな幸せ」とパーティーでスピーチしてましたが、この言葉が安くさすぎて苦笑いしてしまいました。

 

 

アンネ役のトリーヌ・ディルホム

 

と、散々アンネに嫌気は差してるんですけど(笑)、演じていたトリーヌ・ディルホムってどんな女性なんだろう?って気になってる方もいるのでは?

海外のサイトにはなるんですが、出演作一覧を知りたい方はコチラからご確認くださいね。

トリーヌ・ディルホムは1972年4月15日生まれのデンマークの女優で、身長が172cmと長身っ!

確かに「罪と女王」でもスラリとした立ち姿が印象的でしたね。

作中ではほとんど笑顔がなかったんですが、Instagramには微笑む彼女がいっぱいで安心しました(笑)

観てる間は常時「ザ・スプリット 離婚弁護士」のハンナ役二コラ・ウォーカーに似てる気がして。

しかも弁護士って職業まで一緒!

主人公だけど可愛げのないところとか、妙にリアルで見入ってしまうんですよね。

こういうところはハリウッドには無いウマサだなといつも思います。

 

グスタフ役のグスタフ・リンド

 

デンマークの俳優グスタフ・リンドは1995年6月4日生まれ、身長185cm。

「罪と女王」の出演で知名度を上げ、最近ではアレクサンダー・スカルスガルド×ニコール・キッドマンの「ノースマン 導かれし復讐者」(2023年)や、マッツ・ミケルセン主演「愛を耕すひと」(2023年)などに出演しています。

 

グスタフ・リンドが演じた17歳のグスタフは、線が細くちょっと中性的な感じで、不良少年と言っても汚れてなくピュアでモロイ感じ。

感情(特に怒り)のコントロールができず不器用だけど、根は悪くなく繊細で優しくてとても瞳がキレイな若者でした。

そんなグスタフに対して見せたアンネの手の平返しがエグくて、本当に見てるのが辛かったです。

 

 

衝撃の場面は「本当にやってる」のか?

グスタフ・リンドが演じたグスタフと言えば、アンネに初めて誘惑された”あの場面”(53分35秒あたり)が印象的だったのではないでしょうか。

他にも性的場面がいくつかありましたが、エロというよりは生々しくてギョッとしました。

まさか、本当にやってるの!?

と思ったのは私だけではないはず(笑)

 

海外サイトIMDbに、この場面についてアンネ役のトリーヌ・ディルホムが「ホンモノではなく人工●●●だった」と語っていたと記載されていました。

気になったので調べたところ、2019年4月15日feminaの記事「Trine Dyrholm: ”Jeg har altid været optaget af sprækker i en karakter”」内にて確認することができました。

 

その内容を簡単にまとめたのがこちら↓


【1】シーンの重要性

  • これらのシーンは、物語の核心に迫るもので、登場人物の感情や関係性を深く描くために不可欠
  • 映画の初期段階から、物語に組み込まれることが決まっていた。

【2】安全な撮影環境

  • 制作チームは、俳優が安心して演技に集中できるよう、細心の注意を払った。
  • 事前に俳優と綿密な打ち合わせを行い、意向を尊重。
  • シーンごとの詳細な計画や、必要な準備を徹底。
  • 主演女優は、まるでスタントシーンのように安全に配慮された撮影だったと証言。

【3】俳優の心情

  • 主演女優は多少の緊張はあったものの、安全な環境のおかげで安心して演技できたと語っている。
  • 制作チームの配慮が、俳優の心理的な安全を確保し、作品の質を高めた。

【まとめ】

単なる刺激的な場面ではなく、物語を深く理解するための重要な要素であり、安全な撮影環境の下で俳優の心情に配慮しながら制作された。


 

 

パー子
パー子

あの生々しいシーンたちは、演じた2人とスタッフたちの苦労の賜物だったということが翻訳文ながらもヒシヒシと伝わって来ました。

 

 

みんなの評価やクチコミは?

 

 

 

「罪と女王」のリメイク作品があった!

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「罪と女王」のリメイク映画「あやまち」 (英題:Last Summer/フランス語:L’Été dernier)は、第76回カンヌ国際映画祭のパルムドール部門に選出され、2023年5月25日にプレミア上映、2023年9月にフランスで公開されました。

監督は官能描写の過激さでたびたび議論の的となる(!?)フランス出身のカトリーヌ・ブレイヤ(Catherine Breillat)、出演はレア・ドリュッケール(Lea Drucker)と、本作がデビュー作となったサミュエル・キルヒャー(Samuel Kircher)。

海外サイトIMDbでは6.4/10(3.4K)とまずまずの評価。

ユーザーレビューでは、キャストの演技や演出を絶賛する声の他に、オリジナル作品に独自の要素を加え新たな視点を提供しているという声、描写が表面的で感情移入できないなど、様々な感想が書かれていました。

 

こっちも胸糞悪そう…

 

予告編を観て感じたのは、年上女性の毒牙にかかったテオを演じているサミュエル・キルヒャーが、本当に10代後半の若者に見えるということ。

それもそのはずで、彼は2004年12月23日生まれ!

テオとリアルに同年代なんですよね。

逆に「罪と女王」(2019年)のグスタフを演じたグスタフ・リンドは、1995年6月4日生まれなんで、撮影時もしっかり大人だったことが分かります。

いかにその年齢の若者に見せるかってすごく大事な要素ですが、だからこそ「あやまち」の方は、視覚的にも後ろめたさや罪悪感みたいなのを感じますね。

どれほど直接的描写があるのか分かりませんが、「罪と女王」よりもその点はゾゾッとしました。こっちは予告しか観てないけど。

 

ちなみにリメイク映画「あやまち」は、U-NEXTHuluでは見放題ではなく購入枠で配信されています。※2025年2月26日時点

気になる方はぜひ視聴してみてくださいね。

 

 

「罪と女王」に似た映画はある?

まず1作目はDisney+(ディズニープラス)のドラマ「ティーチャー」。

30代の英語教師クレア(ケイト・マーラ)と、17歳の教え子エリック(ニック・ロビンソン)の禁断の恋愛を描いた本作は、いかに未成年との行為が罪深いことなのか加害者、被害者視点で知ることができます。

「罪と女王」の衝撃はありませんが、それでも考えるべきことが多い仕上がりでオススメです。

 

 

 

他にも、「罪と女王」みたいに【大人向け】【エロティック】【サスペンス】【人間ドラマ】+【胸糞悪い系】が好きな方に、ぜひ観ていただきたい作品を下記の記事で紹介しています。

シチュエーションは様々ですが、どれも私が実際観た作品ばかりです。

 

 

 

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