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【ネタバレ感想】「THE  SWARM/ザ・スウォーム」シーズン1

YRR(イール)の意味と【ネタバレ感想】

 

今回はHuluで完走した「THE SWARM/ザ・スウォーム」シーズン1(全8話)の【ネタバレ感想】です。

全話配信された後、最終回の終わり方もあって評価が割れているこのドラマ。

私も最終回にはモヤモヤさせられたけど、他にも感じたことがあったので、それをこの機会に残しておきたいと思います。

 

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パー子
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YRR(イール)の意味

 

さて感想の前に、ひとつ気になっていた「YRR(イール)」ってなんぞや?について。

原作タイトル「深海のYrr 」にもついている「YRR(イール)」の意味は、ドラマの第6話21分23秒からシグル・ヨハンソンと、レオン・アナワクの会話場面で知ることができました。

 

↓ザックリこんな流れ

  • レオンの手首に巻いているアクセサリーにヨハンソンが興味を持つ
  • アクセサリーはレオンが母親からもらった物
  • ”未知のもの”を表すシンボルが刻まれている
  • ヨハンソンがシンボルマークはアルファベットの重なりだと気づく
  • 分解したらYRR(イール)だった

 

レオンが話したように未知のものを表すシンボルという点に惹かれたんでしょうかね。

これをキッカケに、チームで追っている未知の知的生命体に”イール”と名付けました。

 

 

パー子
パー子

サラ(ミフネの部下)がこのネーミングはイマイチだわって言ってたっけ?

 

 

 

【ネタバレ】感想・内容振り返り

ブログ見出し下画像

 

ここからは【ネタバレ】で感想をまとめているんですが、毎度のごとく私の戯言多めになっています。

やっぱりここは正直に感じたことを残しておきたいので、的外れな内容になっていても笑って流してやってください。ゴメンナサイ!

 

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不完全燃焼

私はそこそこ楽しませてもらいましたが、めちゃくちゃ面白いから観て!とリアルな友達に話すレベルではなかったかなぁ。

全体的に地味で平坦な印象があって、離脱する人多そうという印象でした。

 

最初の数話はイイ感じだったと思うんですよね。

 

パー子
パー子

特に第2話のチャーリーの同僚で友達のジェスが乗った船の沈没は衝撃的だった。

 

次は何が起きてしまうんだろうと何も分からないから、ヒヤヒヤドキドキワクワクしてた記憶。

どのあたりで心鷲掴みにされるかな!って鷲掴みにされる気満々で、前のめり気味で待ってる状態でした(笑)

だけど、なかなか鷲掴みにはされない。

ん~惜しい!

 

 

そして第7話あたりからメンバーが顔を合わせたけど嫌な予感がしてきました。

どう考えてもこれは8話で終わらないのでは!?

 

分かりやすく例えるなら、遠足の準備をしてバスに乗ったところで終わったのです(笑)

 

単純に全8話ってハードル低くて着手しやすいけど、このお話しには短すぎたのかも。

 

 

キャラクター背景やドラマは薄い

第6話あたりから、各地で活動していたメインキャラクターたちが集結。

徐々に各地の異常事態に繋がりが見え始めたこともあり、この辺りから「何か始まるぞ!」という気がしてワクワクしたんですが、いまひとつ盛り上がらず地味活動域から出ません。

奇抜なキャラクターはいないけど、それぞれのキャラクターが確立してるので、描き方によってはもっと深みが出たんじゃないかなと残念です。

そもそも原作の世界観が壮大で、登場人物もドラマ以上に複雑だったんでしょうね。

実際[新版]で発売中の原作「深海のYrr は4巻まで出ているので、この内容を45分×8話にまとめるのは、難しいどころじゃなく無理っぽい。

そのためキャラクターの背景やドラマ部分は、端折っていて当然なのかも。

そうとは分かっていても、全体的にボヤ~とぼやけた状態が続いてたので、特別感情移入はできませんでした。

 

パー子
パー子

ヨハンソン博士とチャーリーが鍵(メイン)っぽい扱いだったね。

 

とは言いつつも、ヨハンソン博士のティナへの未練やら、灯台に飛ばされていたチャーリーと漁師の関係とか、ちょいちょい恋愛模様(?)みたいなの挟まれてて、ちょっと微妙……だったり(笑)

一体どっちやねん!って言われそうだけど、やっぱコンパクトにまとめられる内容じゃないってことかな。

 

 

第5話の津波

THE SWARM/ザ・スウォーム」って基本地味で静かなんですが、所々ゾゾゾッとするような展開があって鳥肌ものだったんです。

特に第5話ラストの津波は、日本人的に思い出すものがあって人によっては閲覧注意かもしれません。

 

この津波でまさかメインキャラクターのティナ・ルンが退場するとは!

これにはビックリしました。

死亡キャラまとめ」にも書いたんですが、ティナが津波に巻き込まれるに至った経緯が気の毒すぎて、このドラマで一番胸痛かったかも。

 

 

パー子
パー子

結局ティナを放置して逃げた彼氏コーレは助かったのかしら。

 

ティナが彼氏に裏切られ死を覚悟してヨハンソンに電話した時、ヨハンソンもヨハンソンで、チャーリーと共にヘリで逃げるのに必死だったんですよね。

ティナが残した留守電に気づいた時、とんでもない喪失感だっただろうな。

 

メインのように扱われていたヨハンソンとチャーリー。

2人揃って大切な人を第5話で失ってしまいました。

当然ショックを受けてるけど、”イール”へ復讐心を募らせることもなく、研究へと頭を切り換えていたのは純粋に凄い。

 

そしてこれ以上の脅威が次は来るかもしれないという危機感も高まりました。

 

 

ミフネに闇を感じる

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今のところ慈善団体の代表ということで、”イール”について調べるチームに資金援助を申し出る神扱いなんですが、実際ミフネって何者なの?

このミフネについては「闇」を感じちゃうのは私だけ?

なんか胡散臭くないです?ゴメンナサイ!

どうも善人に見えないのは、私の荒んだ心のせいか(笑)?

 

日本人の演技って海外作品になるとどことなく浮いてしまうんですよね。

その「演技してる感」から怪しさが漂うことがあって、実際そんなことはなくてもそう見えちゃうんです。

 

パー子
パー子

そもそもなんでキムタクが選ばれたの?と不思議だったりします。誰かが猛プッシュしたのかしら。

 

決してキムタクのアンチではないけど、同じ日本人俳優なら平岳大さん(サトウ役)の方が何倍も自然で味があったような。

つくづく海外って遠くて別世界なんだと痛感しましたね。

 

 

 

 

 

ミフネに不信感を持った瞬間

どうもミフネが胡散臭いと感じた瞬間は大きくは2つ。

  1. 最終話(第8話)で船長を呼び出して速報映像を見せた時
  2. 最終話(第8話)でケタミンが”イール”の対抗兵器になるかと質問し、”イール”との交渉が有利になると力強く言い出す

 

船長を呼び出して速報の被害映像を見せた時

第8話序盤でミフネがトヴァルセン号の船長を部屋に呼び、津波で建物が崩壊する被害映像の速報を見せました。

この船に乗ってる1等航海士のコフィの家族が、この被害地域にいるのでは?ということで伝えたんだと思うんです。

心痛むニュースなのでまずは上司にあたる船長に伝えるのは当然かもしれないんですが、部屋にいたミフネとサトウ、船長の3人の口数が少なすぎて妙な空気で。

自分だったらこういう流れで伝えるのかな?なんて思ってしまって。

なんか”イール”への敵対心を煽ってる気がしてしまったんですよね。

 

ケタミンを対抗兵器として使おうと提案

ケタミンが海にいる”イール”撃退に使えるかどうか、船内プールの”イール”に試してみては?とミフネの部下サラが提案します。

これについて博士たちは反対でした。

やっと”イール”に辿り着き、サマンサのおかげで交信できることが分かり、どうやら彼らの目的は攻撃ではなく和解ではないかとヨハンソンのチームが考え始めた時でした。

”イール”がどれだけ環境に影響するかどうかも定かではなく、殺してしまうことで海の生物にも致命的な害があるのではと懸念しています。

海が死ぬことで僕ら(人間)も死ぬんだよと。

 

でも船長は違いました。

攻撃を受けてるじゃないか。1等航海士コフィの故郷ナイジェリアを壊滅させたじゃないか!と。

 

その両者の意見を聞いたミフネは言いました。

こちらに強力な兵器があるともし相手が知れば、交渉は我々に有利になるだろう。

 

どちらにせよ、世界が”イール”の存在と恐ろしさを知れば、自分たちがしなくてもどこかの国が兵器で攻撃してくるという船長の意見も分かる。

 

ただ状況は変わったかもしれないけど、資金援助を申し出た時のミフネが

海から受けた恩恵を恩返しすることに全力を尽くす。

と言っていたので凄い引っかかるんです。

 

ケタミンを兵器として使い「イールを殺す」という決断を下したのが、日本人のミフネだったのが残念ではありましたね。

 

 

パー子
パー子

もっと博士たちの声を尊重するんだと思ってた。

 

そりゃ現実問題、こんなのがいたら怖すぎて早くどうにかしてしまいたい!と人間は思うでしょうけど。

 

しょーもないんですが、元々ミフネに対して何か引っかかりがあったんですが、この2つの場面から「ん?」という気持ちが強くなってきました。

 

 

ケタミンを試した結果

 

結局博士たちは、ミフネや船長たちの言葉に押されて船内プールにいる”イール”で検証することになりました。

これが決定した時の船長とコフィの目配せと頷きを見て、「あぁ、やり返しモードに入ってんだな。」と。

 

 

パー子
パー子

原作では”イール”を撃退したい軍の介入があったとか?

 

 

 

ケタミンを試した結果プールの”イール”を殺すことに成功したのですが、同時に厄介なことが起きます。

 

  • ルーサーの死
  • 海の”イール”からの反撃

 

ケタミンは確かに効くけど、世界の海にいる”イール”に対抗するほどの量はないし、目の前の”イール”を殺したことで彼らを敵に回してしまったんですよね。

船は損傷するわ、船内の人間も怪我するわ、海の”イール”が船を引っ張って氷壁にぶつけるわとたちまち命の危機に。

ヨハンソン博士の説得で、船長も和解する方向に納得はしたんですが、ミフネはだんまり。

 

 

パー子
パー子

彼は何を思って船のまわりにいる”イール”を見ていたんだろう。

 

 

と言う感じで、終盤はミフネに不信感モリモリ。

 

ついでに言うと、ミフネを尊敬する部下のサラも好きじゃない好き嫌い言うなよ!

日本の遊園地で働いてたというエピソードが、レオンとの会話で出てきたけど、明らかに”イール”を研究するチームとは違うタイプの人間でしたね。

別にそれが問題でも悪いわけでもないけど、”イール”って名前がイマイチとかケタミンを試そうとか、会話内容からも野心家なんだろうなと感じた次第。

隙あらば人を踏み台にして有名になったるでー!って気合いを感じるというか(笑)

なんかあまり良い印象を持てない方たちでした。

 

 

みなさんはどう思われました?

 

 

 

チャーリーは最初から特別だった

最終話のラスト、砂浜に打ち上げられたチャーリーの場面で終わったんですが、やっぱりチャーリーは”イール”とうまくいったっぽいですね。

普通に考えたらあのまま死んでておかしくないけど、無傷になったアップと瞳の色の変化など、”イール”の影響ありと言わんばかりの場面。

 

そう言えばチャーリーは登場したその時から、特別なキャラクターなんだろうなと予測できる設定でしたよね。

上司とうまくいかないはみ出し者って、たいがい何かある、持ってる人ですもん。

【第8話34分20秒】では、小さい頃から親の仕事で船によく乗っていたこと、嵐で両親と生き別れたことをレオンに話していました。

この経験から、海にいると側で両親が守ってくれる気がするとチャーリーが言ってたんです。

で、第8話ルーサーの遺体に”イール”を注入して深海に放出しよう作戦で、自分が身を捧げると言い出したアレです。

計画通りにやれと指示するヨハンソンに、「ルーサーの代わりに自分が行く。怖くはない。きっと大丈夫。」と迷いなく実行に移します。

 

みんなのために自分が犠牲になるんだ!とか、やってやる!ってヤケではなく、この海で死んでもいいという覚悟と自信があったんだろうなと。

変な話し死んでも両親と会えるよねって気持ちもあったんじゃないかな。

 

だからあのラストは、チャーリーと”イール”が融合したということなんだろうけど、だからどうなったの?という疑問ばかり残ります。

 

”イール”の脅威はなくなったのか、トヴァルセン号のみんなやヘリで避難した人たちは?

 

マジでシーズン2なかったら、シーズン1観た私たち浮かばれないやん(笑)

 

 

 

最後に

いろいろ思うことがあったHuluオリジナルの国際ドラマ「THE SWARM/ザ・スウォーム」シーズン1(全8話)の感想をまとめてみました。

 

パー子
パー子

ブチクサ文句言う時はそれなりに楽しめた証拠だったりもするんだけど(笑)

 

 

あのタイミングでエンディングを迎えたラストのせいで、シーズン2の制作に期待するしかなくドラマ自体の評価がしづらい状態ですよね。

 

話し的には不完全燃焼だったけど、原作の世界観をぜひともまたシーズン2で再現してもらえたら嬉しいな。

 

今後の動向に期待するっきゃない!

 

 

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