美少女インディア・アイズリーが大胆な演技に挑戦!/内容・感想/U-NEXTで観れる?
ケイト・ベッキンセールのヒットシリーズ「アンダーワールド」の第4作目「アンダーワールド 覚醒 」(2012年)に、ケイト演じるセリーンの娘役で出演していたインディア・アイズリー。
あれから6年後の作品となる「ガールズ・イン・ザ・ミラー」では、すっかり大人になったインディア・アイズリーが元々持ち合わせている美しさと独特な雰囲気を活かし、服を脱ぎ捨てる大胆演技に挑戦しています。
とても静かですが常に孤独を感じる残酷な物語でもあって、終始目が離せない作品でした。
![]() | 価格:3,344円 |
予告動画
登場人物(キャスト)
マリア/アイラム(インディア・アイズリー)
ダン(ジェイソン・アイザックス)
エイミー(ミラ・ソルヴィノ)
ショーン(ハリソン・ギルバートソン)
マーク(ジョン・C・マクドナルド)
リリー(ペネロペ・ミッチェル)
やや無理あるいじめられっ子設定
単純にあのインディア・アイズリーちゃんの成長を見たかった!という近所のおばちゃん的な感覚と、きっと男を惑わす美少女へと成長しているだろうよ!というおっさん的な感覚からなる興味です。
この投稿をInstagramで見る
まずインディア・アイズリーが思った通りブレることなく、美少女から大人の女性へと成長しておりました。←そのまんまやん!
彼女自身は93年生まれで撮影時もしっかり大人な年齢ではありますが、高校生役にちっともそっとも違和感がない感じ。
良くも悪くも美少女枠にハマっておりました。
静かで詩的な雰囲気のある作品だったので、その美しさが際立ってて良かった!と言えるんだけど、設定的にはどうなのさ?という残念ポイントもあったり……
学校でも友達がおらずいじめられている。
の2大ポイントが、美しいインディア・アイズリーには無理がある気がして。
リアルさに欠けるし、いつしかのクロエちゃんバージョンの「キャリー」 のような印象。
これって死活問題でしょ(笑)?
娘を出来損ない扱いする両親
一日の始まりはウザ父のお言葉から。
マリアにしゃべる隙も与えず決めつけ発言。
食欲もなく連日食べないマリアに毎朝ちゃんと朝食を用意する母親は、いつも旦那の後ろに隠れて言い返す様子も庇うこともなし。
別に暴れる父親ではないけど、腹立つほど落ち着き払って冷静で威圧的(笑)
ギロリと鋭い視線もちょっと怖い。
美容整形クリニックの先生である父親はやたらと美しさにこだわっていて、見た目はもちろん振る舞い的な部分も神経質に教育してきます。
その人間性はインテリアや家にも表れていて、ザ・美術館みたいなハイセンスデザインでした。
家族の笑い声もない音の無い静かな空間。
張り詰めた空気で息苦しそう。
鼻息もお腹の音だって丸聞こえなレベルの無音空間。
おならだってできやしない(笑)
そんな筒抜けハウスで平気な顔して「あの子は出来損ない。」と夫婦で話すなんて無神経スギ!
整形手術を提案する父
そんなことを言いながらも、毎週木曜日は父と娘で過ごす日。
仲良しならまだしも、こんなお父さんと何して過ごそうか。
ある日は映画館で映画鑑賞。
ちょっと親子では恥ずかしくなるような恋愛ものを観たのか(笑)マリアは気まずそう。
そしてある時は
と呼びだし娘を鏡の前に座らせて信じられない発言。

はぁ???
マリアが「整形したい!」って言ってないのに一方的に提案とかこれがプレゼントとか無神経でアホすぎでしょ。
日々こんな屈辱を愛だと思って前面に出してくる親と過ごしてたら、そりゃ自分に自信も持てないし自分を好きにもなれないでしょうよ。
自分達のせいなのに、そこは全く気づけないまさしく毒親。
母親は一見マリアに寄り添っているようにも感じるけど、本人が過去のトラウマから抜け出せず、旦那の浮気にも悩まされていて余裕がナッスブル。
自身が不安定なもんだから、マリアのことで寛容になれない……グスン
堂々と裏切る友人と鏡の中の自分
次は家の外。
一応友達らしき子(幼馴染)はいるけども、実は全然そんなことはなくて真正面から裏切って来ます。
自分の彼氏をマリアに取られるかもしれないと感じたのか、警告がてらの痛めつけ。
表向きはプロムに向けてスケートを教えると言いつつ、スケート初心者のマリアが派手にスッテンコロリンしようが放置逃亡プレイ。
他にも足を出して邪魔したりこかしたりと古典的かつ典型的な幼稚ないじめをしてくる男子達がいるのもお約束。
と設定的にはよくあるあの感じ~ですな。
で、ここに「鏡の中の自分(名前はアイラムだとか)」が介入してきます。
大きな声でも言えないし大きな文字でも書けないことを一人でしてる時に、鏡にもう一人の自分がいることに気づきます。
最初は怖くて逃げたマリアですが、会話しているうちに自身を励まし支えてくれるような存在になって来るんです。
「私達は美しい!」と力強くそう言ってくれるんです。
マリアは秘密の友達ができてキャラ変したように明るくなります。
マリアの心が壊れた日
で!決戦の日(プロムの日)!
勇気を振り絞って母親が用意してくれたドレスで参加したら、リリーの彼氏が一緒に踊ろうと誘ってくれてポッポッ♡
リリーは先日の決め台詞(スケート練習の時の置き去り事件)がマリアに刺さってなかったことに気づき後悔(嘘)!ザンネン
でもウキウキは束の間。
マリアは氷の上で派手に転倒してしまいます。
そこで手を差し出したのは、いつも自分をいじめて来る男子でした。。
その手は優しさから?
と思いきや手を出したマリアを掴んで氷の上で引きずりまわるという大胆かつ卑劣な手口!
止めようとしたリリーの彼氏をリリーは止め、誰もが笑って引きずられるマリアを見ている。
プロムって大人おらんの?
って思ってしまったけど、いたのかな、ここ。
あぁ!辛い!辛すぎる!
メンタルボロボロなマリアは鏡に向かってもう一人の自分アイラムを呼びました。
そして「私がその痛みを代わってあげるよ。」とそそのかします。
互いに鏡越しに手を合わせてキスしたら入れ替わり完了。
取り返しのつかないこと
ここからはアイラムによるリベンジのスタート。
鏡の中から出られたアイラムはリアルな暮らしを謳歌。
タバコを美味しそうに吸い、モグモグとベーグルを食べ、ちょっぴり化粧も濃くなり、服装も振る舞いも大胆に。
お母さんは嬉しい!
だって娘が大口開けて食べてくれるから!
一瞬はきっとそう思ってただろうけど、ズケズケと夫婦の問題にも口を出して来たり、学校でも友達を震え上がらせるような囁きをしたりと周りが段々乱れていきます。
鏡から出してくれと懇願するマリア。でももう遅かった!
アイラムが鏡から出てからも、作品の静かな雰囲気は壊れてはおらず美しいまんまだけど、リベンジの度が過ぎてしまってこの先どう生きていくの?と考えてしまいます。
ただただ愛されたかっただけだったんだなと、それはマリアだけじゃなくアイラムも、そしてまた母親にも言えるかもしれないですね。
終始孤独が漂っていて、リベンジをしたところでハッピーになれるはずもないわけで……
何だか悲しくなる終わり方でした。
目が離せないインディア・アイズリー
こうやって振り返ってみると内容に珍しさはないですね(笑)
でもインディア・アイズリーが美しいし、静かな作品でも目を離す隙を与えない魅力があり退屈は一切しなかったです。
鏡越しで会話するマリアとアイラムの二役を見事に演じていたのもまた印象的でしたよ。
それに彼女は脱げる女優なんですね。
そこに驚きましたし衝撃でした。
前回「アンダーワールド 覚醒 」で観た彼女はまだ子どもだったもんで、時の流れを嫌でも感じてしまいましたよ。
![]() |
![]() |
![]() | アンダーワールド 覚醒 4K ULTRA HD & ブルーレイセット 【4K ULTRA HD】 [ ケイト・ベッキンセール ] |
コメント