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【ネタバレ感想】映画「ウインド・リバー」撃ち抜かれたような衝撃作!保留地で繰り返される女性の失踪

映画「ウインド・リバー」の登場人物・キャスト・少しネタバレ感想・ケイシーの子役は誰?みんなの評価やクチコミ

 

今回ご紹介するのは2017年のアメリカ映画「ウインド・リバー」。

 

パー子
パー子

ネイティブアメリカンの保留地の問題や意識を高めるために、テイラー・シェリダンが監督と脚本を務めた社会派サスペンス。

 

本作が監督デビューとなったテイラー・シェリダンですが、第70回カンヌ国際映画祭の「ある視点」部門で監督賞を受賞しています。

 

 

 

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あらすじ

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アメリカ中西部・ワイオミング州にあるネイティブアメリカンの保留地、ウインド・リバー。雪深いこの地で殺人事件が発生し、FBIの女性捜査官、ジェーン・バナーは地元のハンター、コリー・ランバートの協力のもと、捜査を開始するが…。U-NEXTより引用

 

予告動画

 

登場人物・キャスト

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コリー・ランバート

✅演:ジェレミー・レナー

  • 1971年1月7日生まれのアメリカの俳優
【ジェレミー・レナー出演作】
「アベンジャーズ エンドゲーム」「メッセージ」「シビル・ウォー キャプテン・アメリカ」「ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション」「アメリカン・ハッスル」など

 

 

ジェーン・バナー

✅演:エリザベス・オルセン

  • 1989年2月16日生まれのアメリカの女優
  • 姉は元子役で双子のメアリー=ケイト&アシュリー・オルセン
【エリザベス・オルセン出演作】
「ドクター・ストレンジ マルチバース・オブ・マッドネス」「アベンジャーズ エンドゲーム」「GODZILLA ゴジラ」「オールド・ボーイ」など

 

 

マット

✅演:ジョン・バーンサル

  • 1977年9月20日生まれのアメリカの俳優
【ジョーン・バーンサル出演作】
「ドリームプラン」「消えない罪」「モンタナの目撃者」「フォードVSフェラーリ」「ボーダーライン」など

 

 

ベン

✅演:グレアム・グリーン

  • 1952年6月22日生まれ
【グレアム・グリーン出演作】
「クレイジー・デートナイト」「マン・オン・ザ・トレイン」「ニューヨーク 冬物語」など

 

 

ナタリー

✅演:ケルシー・アスビル(別名ケルシー・チャウ)

  • 1991年9月9日生まれ

 

 

マーティン

✅演:ギル・バーミンガム

  • 1953年7月13日生まれのアメリカの俳優
【ギル・バーミンガム出演作】
「トワイライト~初恋~」「ニュームーン/トワイライト・サーガ」「エクリプス/トワイライト・サーガ」「キミとボクの距離」など

 

 

コリーの息子ケイシーを演じた子役は誰?

 

冒頭(3分頃~)で妻のウイルマとは対照的に、無邪気な表情を見せて現れたコリーの息子ケイシー。

馬との信頼関係の築き方を教えてもらう親子の穏やかな時間。

そして翌日、コリーは仕事で訪れた保留地”ウインド・リバー”に住む義父(妻ウィルマの父)にケイシーを預けます。

この5分ほど登場していた可愛い少年ケイシーは、誰だかご存知ですか?

実は、ドラマ「チャッキー」シーズン1でレクシーの彼氏ジュニア役だったテオ・ブリオネスなんですよっ!

 

 

2005年1月11日生まれのテオ・ブリオネスは、2017年の「ウインド・リバー」では12歳。

そして記憶に新しい2021年のドラマ「チャッキー」シーズン1では16歳。

ひゃー!役作りもありますが、やっぱり子どもの数年って凄い大きいですね。

まだ18歳という若さのテオ・ブリオネスですが、子役からスタートしているため出演作は結構な数。

日本ではマイナーな作品が多いのですが、一覧は海外サイトIMDbで確認できますよ。

 

 

\テオ・ブリオネスが活躍する「チャッキー」関連の記事/

 

 

【少しネタバレ】感想・内容振り返り

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保留地の壮絶な実態

 

ジェレミー・レナーとエリザベス・オルセンのアベンジャーズ コンビということで、ミーハー気分で観たのですが、ヤバ!すっごい重かったです。

マッシロシロスケの雪景色。

見ているだけで冷え込んできます。

ベテランハンターのコリー(ジェレミー・レナー)が、ネイティブアメリカンの保留地”ウィンドリバー”で雪に残った血痕や足跡を追った結果、女性の遺体を発見したことで物語がスタートします。

亡くなっていた少女はコリーの知人の娘でした。

なんと-30℃の極寒の中、何故か裸足で走っていたようです。

後で分かることですがこの状態で10キロ走っていたとのこと。

 

連絡を受けたFBI捜査官ジェーン(エリザベス・オルセン)が到着しますが、出張先から直行だったそうで服や装備も何一つ準備していない状態。

しかもレンタカーで現場に来ました。

慣れない吹雪と雪山に全てが困難に。

新人だし相棒もいない。

 

そこで案内役としてコリーに協力してもらい捜査がスタートと言った感じ。

「犯人は誰!?」「一体何のために!?」と推理を楽しむタイプの作品ではなかったです。

早い段階から何となく犯人や事の背景のようなものが見えて来ます。

最初からゴールに向かって一直線に動き出す、そんな印象でした。

この土地の歴史やアメリカの警察制度を分かっていない私は、最後のテロップを見てハッとしてしまいました。

 

ネイティブアメリカンの女性の失踪者の統計者数は存在せず分かっていない

 

歴史や背景を含めた説明は作中ではなかったのですが、この広大な敷地でしかも犯罪が蔓延しているのに、警察官が6人しかいないことはセリフにあり、雪山の不安定な天候も相まって長年捜査に手が回っていないことは明らかでした。

 

 

コリーの娘

実はコリーの娘もこの土地で亡くなっています。

自宅から何キロも離れたところで、見つかった遺体は動物に食べられており調べることも難しく、事件なのか事故なのか。

一体何が娘を死に追いやったのか分からないままでした。

夫婦(コリーと妻)の不在の日に友達が集まった、それをいいことに友達でない何者かも集まった。

その先は何となく想像できてしまいます。

そして今回の事件。

また似たような事件が起きました。

 

 

諦めなかった新人捜査官

 

この土地では誰一人として法の裁きを期待している者はいません。

全体に諦めムードが漂っていて、みんな覇気がなく若者もドラッグに溺れイラ立ちや怒りが見えます。

 

FBIから来たのが新人のジェーンひとりだけだということも、そういうことなのでしょうか。

本腰を入れない、単純に処理に来た的な対応を長年繰り返しているということですよね。

軽く話しを聞いてとりあえずオシマイと。

でもジェーンは熱心で情熱がありました。

どうしても自分がここにいる間に、解決したいという気持ちが行動に出ていました。

その気持ちが折れそうになる瞬間もありましたが、諦めず。

自分(ジェーン)は戦力にはならないかもしれないけど、上司に戻れと言われ引き上げたら、本当に終わりになる。

これってもう誰も捜査しないよ、これで終わりになってしまうよという意味ですよね。

 

雪山での捜査はコリーのハンターとしての経験がかなり役立っていて、中盤では少女の彼氏と思われる全裸の遺体も動物に食べられた状態でしたが発見されました。

この彼氏が発見されたことで進展があり、犯人を追い詰めることに成功します。

しかも何人も関与していたんです。本当に気分が悪くなりました。

 

 

裁き

 

終盤の至近距離での銃撃戦、本当に緊張感があって凄く凄く怖かったです。

一見皆まともな大人の男達ばかりですが、警察がいようがFBI(ジェーン一人だけだけど)がいようが関係なく指示にも従わず、自分達のことしか考えていません。

コリーの腕前をカッコ良く見せつけるような演出は一切出て来ませんでしたが、この銃撃戦の場面は印象的で圧巻。

ジェーン達と離れたところにいたコリーですが、異変に気付き無線で知らせますが間に合わず銃撃戦が始まってしまいました。

そこに今でも耳にこびりついているのですが、落雷のようにズドーンと大きな音。

どこかに隠れて狙っているコリーの銃弾がひとつ、またひとつ男を撃ち抜いていきます。

法が機能していないこの土地で、確実に撃ち抜き裁きを下しているかのようでした。

言葉は悪いですが爽快。言い訳させる時間も与えずに。

 

でも一人その場から逃げた男がいました。

この事件の発端となった見るからにグダグダな奴。

コリーがこの男を撃つことは簡単だったと思うのですが、何故か撃たずにある場所に連れて行きました。

そしてコリーは、その男を亡くなった少女と同じ条件(裸足)にして、言い訳と自白を聞くと解放し走れと言います。

一目散に走って逃げる男ですが、あっという間に倒れ込み苦しみながら息絶えました。

冷気を吸い込んだ肺は凍り付き、自らの血で窒息してしまうそうです。

少女の最終的な死因もこれで、この男も同じように亡くなりました。

 

 

コリーとジェーンの会話で「運なんてない。ここでは意志の強さが全てだ。」みたいなやり取りがあったのですが、この言葉がこの場面で浮かびました。

すぐに息絶えた男に対して少女はこの状態で10キロも走っていたんだと。

本当に可能でしょうか。

かなりの極限状態の中、助かりたいという一心で苦しいながら走っていたんだと思うと、最後の最後にまた胸が痛みます。

 

罪を犯したからと言って、その命を奪うことは許されない。法が裁くんだ。

そんなことは分かっています。

でもここではそうは言ってられない。

この土地は自分達で悪事に立ち向かうしかないんだという、悲しい気持ちにもなりました。

 

後味が悪い類ではなかったものの、感情も揺さぶられ考えさせられた作品でした。

 

 

みんなの評価やクチコミは?

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私自身は大満足で得るものが多いと感じた「ウインド・リバー」ですが、みんなはどう感じて評価しているんでしょうか。

 

 

「ウインド・リバー」の続編はある?

どうやら「ウインド・リバー」の続編の製作が決定しているようです。

  • タイトルは「ウインド・リバー ザ・ネクスト・チャプター[Wind River: The Next Chapter](原題)」
  • 監督はテイラー・シェリダンではなく、カリ・スコグランドが務める
  • 主役は保留地の住民チップ(マーティン・センスマイヤー)
  • ジェイソン・クラークとスコット・イーストウッド、チャスク・スペンサーの参加が決定
  • ジェレミー・レナーとエリザベス・オルセンの続投は不明

 

詳細は下記の記事からお読みいただけます。

 

 

 

まとめ

たくさんの人の心を揺さぶった衝撃作「ウインド・リバー」は、ネイティブアメリカンの保留地の問題を描いた社会派サスペンスです。

本作が監督デビューだとは思えないテイラー・シェリダンが、真剣に向き合い丁寧に製作されたのが伝わってくる真面目な一作。

幅広く演じられる演技派2人(ジェレミー・レナーとエリザベス・オルセン)が、緊張感たっぷりに演じています。

観終えた後ズシッと重くて口ポカーン。

私まで撃ち抜かれたような気分になりましたよ。

 

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