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【ネタバレ感想】映画「コールド・スキン」予想外!B級ホラーではない人間ドラマだった

 

今回は2017年のフランス・スペイン合作映画「コールド・スキン」(原題:La pell freda/Cold Skin)をご紹介します。

【見どころ】ネタバレ【感想】【振り返り】をまとめています。

 

パー子
パー子

灯台にワラワラと群がるクリーチャーとの死闘を、B級ホラー臭タップリに、チープに描くのかと思ってたら全然そうじゃなかった!

 

なんなら重めで難解

鑑賞後は空っぽの脳内でグルグル考えてしまう系でした。

 

 

 

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あらすじ

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気象観測員となった青年・フレンドは、南極海の果てにある無人島で変わり者の灯台守・グルナーと暮らし始める。だが、夜が更けるとその島に生き物の大群が押し寄せてくる。2人は灯台を要塞として、毎夜クリーチャーと命懸けの戦いを繰り広げることに。U-NEXTより引用

 

予告動画

 

登場人物・キャスト

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グルナー

✅演:レイ・スティーヴンソン

  • 1964年5月25日生まれ
  • イギリス 北アイルランド出身
【出演作】「RRR」「ファイナル・スコア」「マイティ・ソー バトルロイヤル」「ダイバージェントFINAL」など
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フレンド

✅演:デヴィッド・オークス

  • 1983年10月14日生まれ
  • イギリス ハンプシャー出身
【出演作】「夕霧花園」「トゥルースorデア 密室デスゲーム」など
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アネリス

✅演:アウラ・ガリード

  • 1989年5月29日生まれ
  • スペイン マドリード出身
【出演作】「マルナシドス ゾンビの谷」「ゴヤ・マーダー」「マッド・プロフェッサー 悪の境界線」など
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監督はザビエ・ジャン

  • 1975年4月27日生まれ
  • フランス ダンケルク出身
【監督作品】
「死霊院 世界で最も呪われた事件」「ABC・オブ・デス」「ディヴァイド」「フロンティア」「ヒットマン」

 

パー子
パー子

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原作は「冷たい肌」

 

原作はスペインの作家アルベール・サンチェス・ピニョルの小説「冷たい肌」(サイズB6判/ページ数292P)。

2005年3月1日に中央公諭新社から発行され、現在ネットで新品はほぼ出回っておらず中古本の販売が目立ちます。

 

 

 

見どころ

 

ダーウィンの進化論をもとにして作ったクリーチャー

 

この類の作品はクリーチャーデザインが気になるところ。

ネット上では「ヴォルデモートにソックリ!」と言われていますが、灯台守のグルナーがペットのように従えていたクリーチャーのアネリスは、半魚人っぽいけどセクシーで愛らしい女性でしたね。

一見凶暴そうに牙をむきますが、とっても人間らしい表情を見せることも多くて段々魅力的に見える不思議(笑)

 

そんなアネリス(クリーチャー)デザインはパンズ・ラビリンスのアルトゥーロ・バルセイロが担当。

生物学者とも話し合いを重ね、水中でどのように進化していくかなど重きを置いて作られたんだとか。

 

このこだわりのクリーチャーは、早々にその姿をお披露目してくれるので、クリーチャー好きにはたまりませんね。

 

 

アネリスを演じた女優さんが美人すぎる

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アネリスを演じていた女優のアウラ・ガリードって、めちゃ美人!

どうやら「イノセント」で共演したマリオ・カサスと付き合ってた感じ?

 

半魚人にするにはもったいないくらい。

 

そう言えば彼女の出演作一覧を見てたら「ロスト・ボディ」がありました。

これは観ましたよ。

面白かったんですよね。あのカルラかいな!確かに美人やった!

 

パー子
パー子

最近はジャン・レノとドラマ「お嬢様は謎解きがお好き」で共演。

 

 

【ネタバレ】感想・内容振り返り

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ただの勝ち負けの殺し合いじゃなく、これは人間ドラマであり、人類の永遠の課題的メッセージが込められてるんじゃないのかしら!?

そんな内容に感じました。

 

ネタバレはしていますが、核になる部分は触れていません!

 

鬼畜グルナーと運命共同体に

汚げな凶暴灯台守オジのグルナーは、夜な夜な襲撃してくるクリーチャー(半魚人っぽい見た目)の仲間の女性アネリスをペットにしていました。

どうやら網に引っかかっていた彼女を助けてあげたそうで、ドヤ顔で自分は命の恩人だと語ります。多分言ってたよね?

とりあえず服は着せてるけどまるで犬のように扱い、決して可愛がってる様子はなく、叩くわ蹴るわとやりたい放題。

極めつけはフレンドが近くにおろうが、寝室に連れ込み激しめに肉体も弄ぶという変態でした。

 

パー子
パー子

大切にしていないのに、この行為だけはするってマジで気持ち悪い!

 

異様な関係、異様な暮らしをしているグルナーとは、全く考え方も違う新人の気象観測員のフレンドですが、クリーチャーの襲撃から生き延びるために灯台に住むしかなく運命共同体に。

 

 

生き延びるための殺戮

理解不能な行動はあっても、クリーチャーたちの特徴をよく知ってるし、戦い慣れもしていて頼もしい面もあるグルナー。

生き延びる=クリーチャー撲滅

心優しいフレンドも孤島でこんな目に合い続けると、思考がグルナー寄りになっていきます。

意見したところでグルナーは頑固ジジイなんで聞く耳も持たないし、灯台から追い出されたら摘んでしまう。

環境に順応(+グルナーの洗脳)してしまうんですね。

ビビッていたのは最初だけで、ガンガン殺戮を繰り返し、挙句の果てにはダイナマイトで吹っ飛ばしてしまおう!と発案してしまうのです。

 

 

間違いに気づいたフレンド

海に沈んだダイナマイトを苦労して回収し、灯台のまわりにセッティング。

たくさんのクリーチャーをおびき寄せてイッキにドカンだぜ!と2人でノリノリ(語弊アリ)で準備。

彼らの思惑通り、それは実行されたくさんのクリーチャーが死んでしまいました。

フレンドは目の前で息を引き取ったクリーチャーが、手作りのアクセサリーをつけているのに気づき、彼らは自分が思っている以上に文明的なのでは!?とハッと我に返るんです。

 

申し訳ないことをしてしまった。

ダイナマイトを使っての大量殺戮を一瞬にして後悔したフレンド。

 

これを機に彼らへの関わり方を変えて、歩み寄ろうと行動を起こします。

 

 

嫉妬心メラメラのグルナー

フレンドははじめこそ怖がってはいましたが、彼女の生態に純粋に興味を持ち、身振りや言葉と心で何となくでもやり取りができると気づいていました。

グルナーの前では頭を隠しておびえているアネリスですが、フレンドといる時はそんな素振りは見せません。

これをギリギリ歯ぎしりしながら見てたのが、グルナー。

実は結構フレンドとアネリスの動向をチェックしていて、嫉妬心メラメラ燃やしていたんです。

若いフレンドに盗られるとでも思ってたんでしょうね。

裏切られる!と。

 

ちなみにグルナーは、ダイナマイトを海から回収する時、ダイビングスーツを着て潜っているフレンドを内心殺そうと考えてたと思います。

結果的に自力で船に戻ってきたのでそこはスルーされましたが、どのタイミングでフレンドを裏切ろうか見捨てようか常々考えてたんでしょうね。

 

 

孤独からの変貌

確かにグルナーもなんか気の毒な人なんですよね。

今の性格悪男(せいかくわるお)になる前は、愛する妻がいて愛に溢れてたんだと思うんです。

でもそれが今やひとりぼっちになって孤独で希望もなく、灯台にヒッソリ暮らしてる。

そこに人間ではない生物の女性を見つけて虐待するわ執着するわと、孤独故に嫌な男になりあがったんだろうなと。

満たされてはないけど、このアネリスとの暮らしも壊されたくないし、手離す気もないというか。

妻との時間を再現してるのか?

じゃあもっと大事にしたりーなとも思うけど、きっとアネリスの後ろに妻を感じてたんだろうなぁ。

 

 

パー子
パー子

最後の言葉は「LOVE LOVE LOVE」だなんて……

 

 

 

ただの仲間思いだったのでは

でもよくよく考えてみたら、このグルナーの行いがクリーチャーからの激しい襲撃に繋がったんじゃないの?と思えて仕方ない。

そもそもここ(海)はクリーチャーたちの住処だったのかもしれないし、領域にズカズカ入り込んできたのは人間の方なんじゃないの。

仲間を取り返したくて反撃してるのでは?これは怒りなのでは?と、途端に襲撃してくるアネリスの仲間たちが可愛そうに思えてきました。

彼らは全然争う気を持たず生きてきたのに、着火したのは人間なのかもしれませんよね。

なんかドラマ「THE SWARM/ザ・スウォーム」とも被るところがあるじゃない。

地球は自分たちのものって顔で生きてたらダメですね。

やっぱり互いを尊重して共存していかないといけないよねと。

 

 

ラストの意味は?

冒頭でフレンドが船長と灯台を訪れた時のように、新任の気象観測員を連れてきた船長たちは、すっかり汚いオジサンになってしまったフレンドを灯台守グルナーだと勘違いしました。

や、俺グルナーちゃうしって否定もせず、半裸でバルコニーから外見たら、いっぱい戦艦があるやん!

このお話しの時代設定は1900年代はじめ。

どうやら灯台でダラダラしてる間に、第一次世界大戦がスタートしてしまってたんですよね。

 

また争いか……とズシッときた瞬間でした。

 

 

みんなの評価やクチコミは?

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視聴された方の反応(クチコミ)も、単に「面白かった!」というものではなく、いろいろな角度から解釈されている方が多いので、そういう点でもただのサバイバルアクションではなかったんだなと感じられました。

こうやって色々考えられる作品って、本当好きなんですよね。

毎回じゃ疲れるけど、たまには無限ループに陥る宿題つきの作品もいいですよね。

 

最後に

個人的には想像していたよりも見応えがあって、良い意味で裏切られましたね。

万人受けはしないけど、ひとつの人間ドラマとしてしっかり味わうことができる作品だったので、オススメですよ!

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