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【感想】映画「ロン 僕のポンコツ・ボット」(吹替)

 

今回ご紹介するのは2021年製作の「ロン 僕のポンコツ・ボット」(原題:Ron’s Gone Wrong)。

 

2021年映画館で鑑賞した時の【感想】をまとめています。

 

パー子
パー子

一生懸命なロンがカワイイ!意外にも社会風刺作品だったよ。

 

 

 

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あらすじ

スマホよりもハイテクな最新式ロボット型デバイス〈Bボット〉を使って誰もが仲間と繋がる世界。でも、友達のいない少年バーニーに届いたのはオンライン接続もできないポンコツボットのロンだった。バーニーは友達を作れないロンに「友達の条件」を教えようとするのだが、製造元のバブル社に危険な不良品とされたロンは、廃棄処分の危機に…一人と一体の”本当の「友情」”を探すハートウォーミング・アドベンチャーが今、始まる。【ディズニープラスより引用】

 

予告動画

 

登場人物・キャスト・吹き替え

登場人物 声優 日本語吹き替え
ロン ザック・ガリフィアナキス 関智一
バーニー ジャック・ディラン・グレイザー 小薬英斗
ドンカ・プダウスキー オリヴィア・コールマン 阿知波悟美
グラハム・プダウスキー エド・ヘルムズ 小松史法

 

感想・内容振り返り

ブログ見出し下画像

 

最後までハイスピード展開

いやぁ~凄いハイスピードな展開で忙しかったです。

それに想像していた以上に子どもには難しいお話しでしたね。

「静」の場面がほぼほぼなくって視覚的に退屈することはないので、子どもでも最後まで観れそうですが、ヒムト(息子・当時9歳)は色々分からない部分があったようです。

 

パー子
パー子

まぁ、でも単純にロンが可愛かったです。

 

ポスターとかテーマから「ベイマックス 」を毎度思い出すし、冴えない見た目だけど実は超絶素敵な相棒感も共通してましたね。

 

 

 

SNSに取り憑かれた現代人への警告

最初は不良品として返品するつもりだったロンとあっという間に意気投合したバーニー。

ロンがどうしてポンコツなのか、世間のBボットとどう違っているのか等細かい話しはさて置き、スマホばかりを気にして生きる現代だからこそ共感できる設定でした。

ある種の警告的な(笑)

 

自分の目でリアルに楽しむよりも、どうしても写真におさめたい!そしてインスタにUPしたい!

そのために人に迷惑かけたりルールも度外視。

SNSでイイねやフォロワーの数に一喜一憂し必死になって写真や話しを盛ったり、再生数を稼ぎたいがために迷惑行為で炎上させる動画を投稿したり、そこの”数”ばかりがステータスになってる所ありますよね。

隣にいる家族や友達と「おいしいね!」「キレイだよね!」と感動を共有せずに、SNS上で押されるいいねやコメントに大喜びするのって、考えたらとんでもなく変なこと。

だけどそこに気づず心身共に疲れ切ってる人多くありません?

 

私自身仕事でもプライベートでもインスタを複数活用しているので、時々アホらしくなったり疲れたりして、ログインすらできない時もあります。

いいねの数は気にならないけど、フォロワーの増減は地味に沁みるというか……

それに他の人達の投稿を見るだけで落ち込む時もあったり。

これがSNS鬱ってやつ?

あまりにも簡単に手に入る情報で自分が豊かになるどころか、どんどん疲れちゃうから、多分私はインスタは向いてないな(笑)

 

それぞれの子ども達が自分のBボットを所有し一見華やかで楽しそうな子ども達の世界ですが、すっごく異様で異常!

 

パー子
パー子

こんな時代は来ないで欲しいなぁ~。

 

 

人間らしいロン

皆の持ってるBボットと比べると明らかに性能が劣ってるようだけど、一緒に無茶して笑い合えるし、喧嘩もしてどんどん互いを知ろうと努力したり歩み寄り強い絆へと変化していきます。

他のどのBボットよりも”人間らしい”部分を沢山持っていたロン。

自分なりにバーニーの言葉を解釈して、役に立とうと一生懸命なロンの地道でアナログな活動には笑える部分もあるけど愛おしくありホッコリ♡

友達って意外と共通の趣味がなくっても好きなファッションが違っていても、繋がれることって多いもんです。

バランスの良い凸凹だと逆に心地良かったり……

また逆に「仲良くなれそ!」と思っていても、関わっていくうちにズレを感じて距離を置いたりと様々。

色んな人との関わりの中で失敗したり傷ついたりしながら、自分がどんな人と相性が良いのかとか、社会性とかスキルとかもついていきますもんね。

Bボットが見つけ出す友達とやらは、そういう経験や失敗を排除してくれるから近道で手っ取り早く繋がれるけど、何だか視野が狭くなりそうです。

友達って沢山いた方がいい!って私も10代の頃は思ってたけど、社会人になって結婚して子どもができてと環境が変わってくると考え方も激変。

特に子どもが生まれてからは自分の時間が限られることもあって、有効に使いたい、大切にしたいと考えることが多くなったんです。

 

ロンとバーニーみたいに、いっぱい笑い合える時間を共有したり、真剣な話しもでき互いを認め合う関係でいられる相手が1人、2人いたらいいじゃないって思うようになりました。

それに自分が充実してイキイキキラキラしてたら、自然と人も寄って来たりしますよね。

人と比べてばかりで落ち込んだり妬みからの悪口で盛り上がる関係よりも、心も健康的になれるような人と繋がりを増やしていきたいなとオバチャンになってつくづく感じております。

 

 

意外にも後味は濃い目

映画の感想じゃなくねぇ?って突っ込みはさておき!観ながら色んな瞬間に共感自分の昔を思い出したりと、意外と濃い口な後味となりました。

 

最初にも書いたのですが、息子は細かい大人の事情的な部分はよく分からなかったようですが、話しの展開も早く視覚的にも楽しめる要素があるので、大人も子どもも楽しめるんじゃないでしょうか。

愛嬌のあるロン。

そしてバーニーのお父さんとオバアチャンも良いキャラしてましたし、終盤は皆でミッションインポッシブルなノリもあり~のでバーニーがどんどん若々しさと元気を取り戻しているのが嬉しかったです。

エンドロールにもユーモアがありましたよ!

 

 

 

 

みんなの評価・クチコミ

 

 

最後に

思っていたよりも社会風刺作品だった「ロン 僕のポンコツ・ボット」。

当初抱いていた「ロボットと少年のホンワカ友情物語」のイメージは、大きく覆されました。

 

パー子
パー子

友達付き合いの苦い体験を思い出して共感できるところ多かったよ。

楽しい娯楽作には違いありませんが、いまいちどネットの使い方とかSNSの良し悪しを大人も子どもも考えるキッカケになるかもしれませんね。

 

ちなみに「ロン 僕のポンコツ・ボット」を始め、なんだか似てる「ベイマックス」は、ディズニープラスで配信中

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個々に契約するよりも月500円以上お得なんで、私も早速Hulu単独からセットプランへ。

夏休みなんでヒムト(息子)と懐かしの「シュガー・ラッシュ」や「アイス・エイジ」、つい最近映画館で観た気がする「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME3」など視聴しましたよ。

 

 

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