結局「ハンドメイズ・テイル／侍女の物語」は面白いのか？沼落ち必至のディストピア超大作、その魅力と視聴者の声に迫る！

 

「ハンドメイズ・テイル／侍女の物語」に興味はあるけど、今一歩踏み出せない！

そんな方に向けて、本作の魅力や海外や日本での評価などをお届けします。

この記事を読めば、きっと「ハンドメイズ・テイル／侍女の物語」の世界にどっぷりハマりたくなること間違いなし！

ぜひこの衝撃作の面白さを確かめてくださいね。

 

 

「ハンドメイズ・テイル／侍女の物語」とは？

「ハンドメイズ・テイル／侍女の物語」は、マーガレット・アトウッドが1985年に発表したディストピア小説を原作とした、Hulu独占配信のドラマシリーズです。

 

『侍女の物語』は、全体主義国家ギレアドを舞台に、抑圧された女性たちが主体性を獲得する姿を描いた作品。数々の賞を受賞し、映画化やドラマ化もされた名作。

 

舞台は、第二次アメリカ内戦後の全体主義神権政治国家、ギレアド共和国。

深刻な出生率低下に対処するため、妊娠可能な女性は「侍女」と呼ばれ、子孫を残すための道具として扱われます。

原作小説はオブフレッドという女性が、ギレアド共和国で生き残るために奮闘する姿を描き、宗教的原理主義、政治的検閲と抑圧、性差別とジェンダー役割などのテーマを探求しています。

ドラマシリーズも同様に、エリザベス・モス、アン・ダウド、ジョセフ・ファインズ、イヴォンヌ・ストラホフスキーらが出演し、エリザベス・モス演じるジューン（別名：オブフレッド）が、男性優位の社会であるギレアドで、服従を強いられながらも生き抜こうとする姿を描いています。

 

 

【一覧】登場人物・キャスト・吹替声優

「ハンドメイズ・テイル／侍女の物語」の主な登場人物とキャスト、吹替声優を一覧にしました。

名前クリックで配信中の作品が見られます！

役名	役者名	吹替声優
ジューン／オブフレッド	エリザベス・モス	本名陽子
フレッド・ウォーターフォード司令官	ジョセフ・ファインズ	咲野俊介
セリーナ・ジョイ・ウォーターフォード	イヴォンヌ・ストラホフスキー	園崎未恵
リディアおば	アン・ダウド	片岡富枝
ジョセフ・ローレンス司令官	ブラッドリー・ウィットフォード	村治学
エミリー／オブグレン	アレクシス・ブレデル	鷄冠井美智子
ジャニーン	マデリーン・ブルーワー	清水理沙
ニック	マックス・ミンゲラ	木村昴
ルーク	O・T・ファグベンル	東地宏樹
モイラ	サミラ・ワイリー	藤田奈央
リタ	アマンダ・ブリューゲル	土井学

 

 

 

侍女の役割

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「ハンドメイズ・テイル／侍女の物語」の中で描かれる侍女は、人間としての尊厳を奪われ、自由のない生活を送ることを強いられています。

彼女たちに課せられる役割は主に以下の5つ。

 

侍女たちは、冗談を言い合ったり、友達と自由に話したりすることさえ許されない日々を送っています。

彼女たちの暮らしぶりを目にするたびに胸が痛むのですが、月に一度行われる「儀式」は、特に異様で不快なものでした。

この「儀式」は、司令官と侍女の二人だけのものではなく、妻も同席するという、なんとも気まずいルールなんです。

こんな状況は誰にとっても残酷すぎます。

司令官の妻でさえ、深く傷ついていることがひしひしと伝わってきました。

この異様な空気感に離脱する視聴者もいたかもしれませんが、ぜひ本編で直接感じ取っていただきたいです。

 

そして、この「儀式」の結果侍女が妊娠し出産しても、母親として子供に愛情を注ぐことは許されません。

産後しばらくすると、赤ちゃんは司令官の妻の元へ強制的に引き渡されてしまいます。

侍女が周囲から労われるのは妊娠中だけ。

まるで道具のように扱われる様子に、同じ女性としてホントに心が痛かったです。

 

 

疲労するけど観ちゃう！「ハンドメイズ・テイル／侍女の物語」の魅力とは？

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理不尽な出来事が次々と起こり、観る者を不快にさせる展開が続く「ハンドメイズ・テイル／侍女の物語」は、決して万人受けするものではありません。

むしろ、観る者の感情を強烈に揺さぶってくるため覚悟が必要な作品です。

それなのに何故観てしまうのか？

その魅力を感想と共にご紹介します。

 

緻密な設定で危機感を煽る

「ハンドメイズ・テイル／侍女の物語」のディストピア社会は、私たちが生きる社会の延長線上にあるかのように、リアルに描かれています。

特に現代とほぼ変わらない近未来という設定が、現実味を帯びさせる大きな要因なのでは？と感じました。

ギレアドで起こる様々な出来事を、自分の日常や社会情勢と重ね合わせてしまうため、この社会にも起こりうるかもしれないという、妙な危機感を抱いてしまいます。

今まで普通だと思っていた暮らし、当たり前のように一緒にいた人たちとの時間が、ある日突然強制的に奪われる。

ずっと持っていた常識や倫理観が全て崩れ去ることの恐ろしさ。

架空の世界だと割り切れない何かが刺さりまくります。

 

色の意味とメッセージ

「ハンドメイズ・テイル／侍女の物語」は、ギレアドの殺伐とした世界観と、そこで生きる女性たちの鮮やかな衣装のコントラストが印象的。

無慈悲な出来事が次々と起こるギレアドの風景は、殺伐としていて絶望と残酷さで満ちており、その中で生きる女性たちの衣装が、まるで刺し色のように鮮烈なんです。

赤、緑、青… それぞれの色は階級を表すだけでなく、様々な意味を持ち登場人物たちの感情や置かれた状況を象徴しています。

凛とした佇まいで、乱れのない衣装を身に着けていても、彼女たちは決して幸せではありません。

むしろ、その美しさの裏には、深い絶望と苦しみが隠されています。

「ハンドメイズ・テイル／侍女の物語」は、美しい映像とは裏腹に、観る者の心を深くえぐる、まさに”鬱ドラマ”です！

 

 

自由のない人々の苦しみ

ギレアドでは読み書きが禁じられ、女性の自由は完全に剥奪されています。

強制的な性行為が日常的に行われるなど、倫理的に許されない行為が横行する異様な世界。

恋愛せず愛情のない結婚が強制され、それに反する者は容赦なく処刑されます。

その方法も目を塞ぎたくなるようなものばかり。

中には体の一部を切除されるなんてことも。

 

ギレアドは男性優位の社会であることは間違いありませんが、その男性もまた抑圧され自由を奪われています。

「ハンドメイズ・テイル／侍女の物語」は、厳しく制限された社会で生きる人々の息苦しさを、これでもかと感じさせられる世界観です。

 

 

人間ドラマを彩る名優たちの熱演！

「ハンドメイズ・テイル／侍女の物語」は、最初はギレアドの異質な世界観に圧倒されつつ、ほんの少しの好奇心と物珍しさで観続けていました。

でも物語が進むにつれて、登場人物たちの複雑な人間ドラマに引き込まれていくんですよね。

主人公ジューンを演じるエリザベス・モスをはじめ、キャストたちの熱演に釘付けに。

彼らの演技からは役柄への情熱が伝わってきて、まるで現実の世界を見ているような錯覚に陥ります。

どんな立場に置かれても、それぞれのキャラクターが抱える葛藤や苦悩が、物語が進むにつれて浮き彫りになっていきます。

共感したり感情移入したり、時には激しい嫌悪感を抱いたり… 観ている方も様々な感情に翻弄されます。

もちろん中にはずーっと共感できないキャラクターもいましたが（笑）、彼らにもそれぞれの過去や背景があり、それらを知ることで人物像が鮮明になり、物語に深みが増していきました。

 

 

注目キャラ①リディアおば

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今から観る方に、ぜひ注目してもらいたいのが、侍女の教育係のリディアおば。

不穏キャラが似合うアン・ダウドの演技がとにかく素晴らしい！

一言で言うとキャラクターづくりでしょうか。

目や眉の動かし方や口元の力加減まで、本当は口に出したい溢れんばかりの言葉を、グッと押し殺してるような苦しさを感じるんです。

 

 

 

 

正直はじめは嫌いだったんですが、回を重ねるごとに彼女の抱えた闇が見え隠れして味が出て来ます。

侍女への教育や激しい体罰、ギレアドの体制など、心の奥で感じていることは別にあるのかなと。

侍女のジャニーン（片目眼帯）を可愛がる様子や、フラッシュバックする過去の辛い思い出など、”ただの教育熱心で鬼畜なおばさん”としては片付けられないんですよね。※赤線部分はネタバレなので反転

 

 

注目キャラ②ニック

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監視組織「目」の一員＋ジューンが配属されたウォーターフォード司令官の運転手ニック・ブレイン（マックス・ミンゲラ）も要チェック！

ギレアドの人間あるあるですが、彼も感情を表に出さないし口数も少ないので、何を考えてるのか正直分かりません。

そんな彼はウォーターフォード夫妻からの信頼も厚く、ある時どうしても子どもが欲しい司令官の妻セリーナに頼まれ、見守られながら強制的にジューンと子どもをつくることに（シーズン1第5話）。※赤線部分はネタバレなので反転

この後から急激に距離を詰めた2人は、切ない禁断の関係を続けます。

でも常にチラつくのが、ジューンと引き離された夫・ルークと娘の存在。

度々ルークとの過去の思い出がフラッシュバックするけど、多分ジューンが心から恋してる相手はニックなんだろうなと勝手に思ってます。

置かれた環境や立場の違いが更にそれを強くするのかもしれないけど、ルークよりニックを愛してる気がしてならないんです。

徐々にニックの立場も危うくなり毎回ドキドキします。

この2人、どうなるんでしょうか。

 

 

 

 

 

【海外・日本】「ハンドメイズ・テイル／侍女の物語」の評価

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海外視聴者の評価・クチコミ

海外サイトIMDbでのシリーズ評価は、★8.4／10（269K）と高評価。

ユーザーレビューは1300件以上投稿されています。※2025年2月19日時点

 

肯定的な意見	否定的な意見
圧倒的な世界観と映像美 演技の素晴らしさ 現代社会への警鐘 希望を捨てない強さ 心に深く刻まれる強烈な印象	ストーリーの引き延ばし 主人公の行動や性格への不満 ストーリーのマンネリ化 希望の欠如 原作からの逸脱

 

 

 

 

日本視聴者の評価・クチコミ

レビューサイトFilmarksでは、シーズンごとに評価やレビューを見ることができます。

各シーズン、5点満点で4点越えは素直にスゴイと思います。

 

S1	S2	S3	S4	S5
4.1	4.1	4.2	4.2	4.2

 

肯定的な意見	否定的な意見
エミー賞受賞も納得の面白さ 引き込まれてどんどん先を知りたくなる 演技が素晴らしい 映像が美しい 女性にとって現実味のある未来予想図	不必要な引き延ばしシーンが多い 退屈で繰り返しが多い エリザベス・モスのアップが不快 出産シーンが不快すぎる 展開が遅い

 

 

 

 

テレビ賞を多数獲得！

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毎シーズン物議を醸す「ハンドメイズ・テイル／侍女の物語」は、批評家からの評価も高く、エミー賞やゴールデングローブ賞を含む数々のテレビ賞を受賞してきました。

特に2017年のエミー賞では作品賞、主演女優賞、助演女優賞、監督賞、脚本賞の主要部門含む最多８部門を制覇！

Huluオリジナルドラマとして初の快挙を成し遂げたことが大きな話題となりました。

 

第75回 ゴールデン・グローブ賞
作品賞（テレビシリーズ／ドラマ部門）受賞 主演女優賞（テレビシリーズ／ドラマ部門）受賞 助演女優賞（テレビシリーズ／リミテッドシリーズ／テレビムービー部門）ノミネート
第76回 ゴールデン・グローブ賞
主演女優賞（テレビシリーズ／ドラマ部門）ノミネート 助演女優賞（テレビシリーズ／リミテッドシリーズ／テレビムービー部門）ノミネート
第70回 エミー賞
ドラマ・シリーズ部門／ゲスト女優賞 受賞 ドラマ・シリーズ部門／作品賞 ノミネート ドラマ・シリーズ部門／監督賞 ノミネート ドラマ・シリーズ部門／脚本賞 ノミネート ドラマ・シリーズ部門／主演女優賞 ノミネート ドラマ・シリーズ部門／助演男優賞 ノミネート ドラマ・シリーズ部門／助演女優賞 ノミネート
第69回 エミー賞
ドラマ・シリーズ部門／作品賞 受賞 ドラマ・シリーズ部門／主演女優賞 受賞 ドラマ・シリーズ部門／助演女優賞 受賞 ドラマ・シリーズ部門／監督賞 受賞 ドラマ・シリーズ部門／脚本賞 受賞 ※Hulu「ハンドメイズ・テイル／侍女の物語」視聴ページより

 

 

 

 

 

侍女の衣装を着て抗議活動！？

 

 

「ハンドメイズ・テイル／侍女の物語」が、社会現象として大きな影響を与えていることを示す興味深い出来事がありました。

アイダホ州で中絶法に対する抗議活動が行われた際、参加者たちがドラマに登場する侍女を思わせる衣装を着用していたのです。

この抗議活動を取り上げた動画「Handmaids’ Protest For Change In Idaho Reproductive Rights（侍女たちがアイダホ州の生殖の権利の変更を求めて抗議）」内で、その衣装を着た女性たちが街頭に立つ姿が話題になりました。

抗議の内容や活動自体はさておき、この印象的な衣装が人々の目を引いたことは間違いありません。

そして、この衣装がすぐに「ハンドメイズ・テイル／侍女の物語」を連想させたことは、この作品の認知度が高いことの証と言えるのではないでしょうか。

 

 

「ハンドメイズ・テイル／侍女の物語」を全話観るなら、Hulu一択！

 

「ハンドメイズ・テイル／侍女の物語」シーズン1からシーズン5まで、全56話を字幕・吹替版で見放題で楽しめるのは、2025年2月19日現在Huluだけです。

美しくも残酷なギレアドの世界を、一気に堪能するもよし、少しずつ自分のペースで楽しむもよし。

Huluならライフスタイルに合わせて、この衝撃的なドラマを存分に味わうことができますよ。

アメリカで2025年4月に公開予定の最終シーズン（シーズン6）が日本に上陸する前に、これまでの5シーズンを振り返ってみませんか？

 

 

 

もちろん、Huluでは「ハンドメイズ・テイル／侍女の物語」以外にも、話題の海外ドラマが豊富に配信されています。

気になる方は、ぜひラインナップをチェックしてみてくださいね。

 

 

Huluで視聴する！
※本ページの情報は記事執筆時点のものです。最新の配信状況はサイトにてご確認ください。

 

 

まとめ

「ハンドメイズ・テイル／侍女の物語」は、観るだけでものすごくエネルギーを消耗するドラマです。

でも、人間味あふれるキャラクターが織りなす人間ドラマと、独特な世界観が本当に魅力的で、目が離せなくなるんですよね。

その分、観終わった後は誰かと感想を語り合いたくなるのではないでしょうか。

私も同じ時期にこのドラマを観ていたママ友がいたので、会うたびにニックについて熱く語り合っていました（笑）

 

 

 

 

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ついにフィナーレ！シーズン6はいつ？

 

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シーズン5【ネタバレ感想】

1. 「朝」
2. 「バレエ」
3. 「国境」
4. 「オブフレッドへ」
5. 「まやかし」
6. 「一緒に」
7. 「誕生」
8. 「母国」
9. 「奪還」
10. 「安全のため」

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シーズン4【ネタバレ感想】

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