今回ご紹介するのは2018年のアメリカ映画「グレイテスト・サマー」（原題：Summer ’03）。
ジョーイ・キングちゃん主演の青春ドラマだよ。
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あらすじ
2003年。少女・ジェイミーの祖母は、臨終の間際にある重大な秘密をみんなに告白し、家族は混乱に陥る。実はジェイミーの祖父は、本当の祖父ではなかったのだ。そんななか、ジェイミーは教会で知りあった司祭見習いの男の子・ルークと親しくなるが…。【U-NEXT
より引用】
予告動画
登場人物・キャスト
| 役名 | 役者名 |
|---|---|
| ジェイミー | ジョーイ・キング  |
| ルーク | ジャック・キルマー  |
| シーラ | アンドレア・サベージ  |
| ホープ | エリン・ダーク  |
【ネタバレ】感想・内容振り返り
あっと言う間に成長したジョーイ・キング
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確かジョーイ・キングちゃんを初めて知ったのは、2011年のアーロン・エッカート主演「世界侵略：ロサンゼルス決戦」だったんですが、それはもう目も髪もクルックルなキュートな少女でしたよね。
もう10年も前なんで99年生まれの彼女は、そりゃ子どもだったはずだ（笑）
ちょくちょく映画やドラマで彼女の成長っぷりは観ていたけれど、彼女の出演作やらを見ているとなかなかのキャリアですな。
今後も楽しみすぎじゃないですか。
で、今回の「グレイテスト・サマー」はある意味私にとっては衝撃的な場面も……チュッチュラチュパチュパやりたい放題で、ミテハイケナイモノヲミタキモチ（笑）
わ….わたしの知っているジョーイ・キング像がガラガラガラリ。
「大人の階段の～ぼるぅ～♪」と時代錯誤なメロディーが頭の中をグルグル。
あぁ。
ジョーイ・キングちゃんはもう”大人の女性”なんだなとシミジミ感じた次第。
子どもの成長って早いもんですねぇ。
コメディだけど甘酸っぱい青春物語り
やぁ～面白かったです！
ちょっとシュールというかブラックなコメディでしたが、共感できるところもあるしラストも何か和んじゃう感じ。
深く考えなければ、どこか爽快感があって、まぁまぁ気持ち良く終われたんじゃないでしょうか。
お口が達者で手がかかったであろう祖母の死に際、他界直前とは思えないくらい家族に暴露話や本音を饒舌にこれでもかと投下。
その内容に動揺した家族は不満や不安、疑問等いろんな感情が爆発！
ぶつかり合いギスギスしたりとドッタバタ。
家庭崩壊して皆バラバラになっちゃうのかなぁ～と思いきや、この試練で家族の絆が深まるといった流れ。
こうやって文章で書いちゃうとよくあるある～なんですが、ぶっ込みから笑えないコメディに徹してなくて観やすかったです。
家族問題からのスタートだけど、実際は16歳の主人公ジェイミーの成長物語。
そしてそこに甘酸っぱい恋愛とか友情とかも絡まって、懐かしい気分にさせられる青春ドラマでもあるから、めちゃ共感できましたよ。
うん。
フラッシュバックしちゃったもんね。
今となってはバカバカしいって思うことにも激しく振り回されて、喜んだり落ち込んだり忙しかったもんな、自分（笑）
このコロコロ変わる表情と心はまさに10代じゃないかい！
友達と比べて自分だけ取り残された感があって焦る気持ちとか、自分と同じ温度で物事を見る人とはそう簡単には出会えないこととか、若さ故の勢いや失敗って、やっぱこの10代でしか経験できないこと。
当人達は苦しいかもだけど、これこそ青春だよね。
親として青春しちゃってる子どもにどんな対応、関わりができるのかな。
我が息子があと数年でこの問題にぶち当たるのか（笑）？
ジェイミーの家族はこれからもドッタンバッタンしてそうだけど、笑って乗り越えられそうな気がしちゃう。
本音が見えないルーク
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ジェイミーが一目惚れをしてウハウハになった牧師見習いのルークですが、優しそうで爽やかでしたね。森を散歩する場面とか澄んだ空気感もあって、余計にジェイミーの初々しさが光ってました。
何かが始まる予感♡ってワクワクしているのが伝わって来ました。
全然神にも教会にも興味がなかったジェイミーが、ルーク目当てで教会に通いたいと言い出したり、場違いな格好で教会に行ったり、でもルークに相手にされないと不貞腐れて帰ったり、すっごい分かりやすい態度が可愛かったな。
これも16歳だからだよね（笑）
ルークはねぇ～なんか本音がちょっと見えない感じがジレッタイ奴で。
結果的には「ジェイミーと温度差があって考えてたことは全然違ったのね」と、私までジェイミーと一緒に落胆しちゃったな。
これ、滅茶苦茶私経験ある！分かるこの気持ち！思い出した！また怒りが沸く！
だけど実際はどうだったんだろう。
本当に遊びだったのかな。
ジェイミーを思って？とか、自分の牧師としての将来を考えて突き放したのかなぁ？
なんて思ったりもしたんだけど、教会でする祖母の葬儀の前日にルークからお別れを言われたジェイミー。
「明日は自分（ルーク）はいないものと思ってね。」と口止めみたいな発言で一気に冷めたね（笑）
あぁ自分守りに入ったんだねと。
どちらにせよ裏切られた気持ちが強く残ったジェイミーの暴走が気持ち良かった（笑）
墓地をカートで暴走して墓穴に落ちるとか……笑えないけど、これを笑えた母親なかなかいいじゃない。
ジェイミーとの関係を大勢の前でバラされたルークは、町を出ることになって手紙を置いてったけど、結局読まなかったのかな。
何が書かれてたんだろう。
「実は……」みたいな告白的内容？
「ごめんなさい」な謝罪？
「お前のせいで！」な怒り？
ん～ルーク。
出会いも見た感じも悪そうな人じゃなかったからさ、なんか気になるな。
最後に
「グレイテスト・サマー」は基本的に主人公少女の青春物語りですが、後半は思いもよらぬ見事な変化球で爽快な後味を残してくれますよ。
記憶の中では幼く可愛かったジョーイ・キングちゃんがすっかり成長を遂げ、ティーンの不安定な感情をちょっとオーバーに、そして可愛く切なく演じています。
家族関係にもドラマがあり、ブラックな要素が盛り込まれ単純ではないところも面白かったですよ。
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